清少納言著の『枕草子』
学生の時にはその難しさに苦労しました
時代というもあるのでしょうが
著者の思ってることに全然共感できず
嫌味なおばちゃんだなぁと思ってました(笑)
しかし今・・・
この内容に
うんうんわかる!
とうなずけるようになってしまいました
歳を重ねると面白さが分かる作品だなと思います
私が嫌味なおばちゃんになりつつあるということ?
この本は、著者である荻野文子さんが
枕草子に書かれている文章をいくつか抜粋し
時代背景や状況を解説しながら、現代に当てはめてみる・・・
という書き方をされていてとっても読みやすい書物です
この時代の宮中に仕える女性たちは大変だな~と思いました
優雅な宮中生活と思っていたら、おもいっきり政治の世界
それも表ではなく、裏の世界でいろんな思惑が渦巻く中で
賢くなくてはやっていけない!って感じです
恋愛すら今とは全然違うから駆け引きも上手じゃなくちゃいけない
ぼやっとしてたら生き残れない・・・・
空気を読め!
ってのをひしひしと感じます
タイムマシンがあって好きな世界に行けるとしたら、
平安時代の宮中をのぞいてみたい!と思っていたけれど
ワタシのどんくささなら、清少納言に色々つっこまれそうです・・・
家にあったはず・・枕草子
もう一度今度は違った角度から読んでみようかな
働く女性には面白い書物かもしれません