50代に差し掛かると、子供たちは自立していきます。
支出が減り、生活は少し穏やかになります。
同時に、将来の収入もある程度予測できるでしょう。
この時期になると、これまで以上にお金の使い方を計画的に考える必要があります。
退職後は収入が限られます。
無計画にお金を使い続けると、老後に財政的な危機が訪れる可能性が出てきます。
老後の安定を図るためには、「キャッシュフロー表」を作成し、将来の収支をシミュレーションしてみることが大切です。
まずは人生の予定を立てよう
50代になると、仕事やプライベートの進展が見えてくる頃です。
キャッシュフローをシミュレーションする前に、将来の「ライフイベント表」を作成してみましょう。
・参考:日本FP協会 ライフイベント表
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
ライフイベント表を作ると、将来のイベントを整理するのに役立ちます。
ライフイベントと聞くと大げさに感じるかもしれませんね。
旅行計画、子供の結婚資金援助、住まいの変更など、自分が望む出来事を書き出し、それにかかる費用を把握するものです。
目標に応じたキャッシュフローを作成しよう
いつ、何に、どれだけのお金が必要なのかがわかれば、シミュレーションがより自分の目標に合ったものになります。
50代は「最後の貯金の時期」でもあります。
退職までに頑張って働き、老後のための貯金を積み上げましょう。
キャッシュフローを作成する
現在のお金の流れとともに、セカンドライフを考えることは重要です。
望む生活が明確になれば、必要なお金もわかり、貯金のモチベーションが高まります。
少なくとも男性は85歳まで、女性は90歳までのキャッシュフローを把握しましょう。
キャッシュフロー表は自分で作成することもできますが、日本FP協会のサイトがおすすめです。
無料でダウンロードでき、「家計のキャッシュフロー表」と書かれたものをクリックしてください。
・参考:日本FP協会 キャッシュフロー表
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
エクセル版をダウンロードしたら、データを入力するだけです。
将来の20年間のキャッシュフローが把握できます。
50代で作成するときには、男性は最低でも85歳まで、女性は90歳までのお金の流れを考慮しておくと良いと思います。
まとめ
どんなに計画を立てても、人生には予測できないことがあります。
定期的に見直しを行い、シミュレーションし直し、支出のタイミングを見直すことも必要です。