こんにちは。三日間の仕事を終えてダラスに帰って来るフライトの客室で書いています。このフライトの前に、ヒューストンの空港を歩いていると、目の前にいた50代くらいの女性が何もないところで、突然転びました。めっちゃ前のめりに、危ない感じで転んで、本当にびっくりしました。あんぐり旦那様が一緒にいましたが、「大丈夫ですか!!?車椅子を用意しましょうか。」と駆け寄りました。すると他にも3人くらいうちの会社の人たちが来てくれて、みんな優しいな飛び出すハートと嬉しく思いました。

 

今回の副操縦士さんは、10歳までロシアで育った人です。今は30歳。英語はアメリカ人のように訛りなしで話しますが、ロシア語はほぼ忘れたそうです。こういったマルチ文化で育った人と話すと、とても興味深いです。10歳まで外国語を話していたのなら、その言葉を維持することは可能だったはず。しかも英語が苦手なお母さんは、常に子供たちにはロシア語で話していたそうです。ロシアでの生活が大変だったわけでもありませんが、アメリカの生活にいち早く馴染みたかった、友達との「違い」をなくしたかったのかなという感じでした。ロシア語を話せない事に後悔はないそうです。

 

語学が大好きな私は単に勿体無いと思ってしまいがちですが、彼と同じような感想を何度も聞いたことがあるので、外国の文化も持っている子供たちが言語を維持するかしないかは、親の育て方だけではなく、彼らの気持ちや性格も(が)大事なんだなと思います。

 

私は語学が大好きですが、娘には出来るだけ日本語を話す環境を与えて、将来子供が日本語を強く拒否する事があれば一歩下がろうと思っています。親が日本語で話すことの一点張りをすると、逆に日本の文化に対して否定的になったり、日本語力が低ければ親子の会話がなくなったりするからです。

 

ただ、食生活の例えを使うと、「野菜が大嫌い!!」という子供を理解して全く野菜を与えないというのも、おかしな話かなと思います。嫌いにならないように工夫をしたり、嫌いと言われても少しずつ美味しい野菜をお皿に乗せるのも大事ですよね。

 

んでも、私たちの多くも最初の10年以上は日本語だけでやってきて、その後に英語を学んで話せるようになったわけですから、海外に住む日本人の子供たちも、興味さえあれば後に学ぼうと思ってくれるかもしれませんね。流れ星

 

ちなみに、今日立ち話をする機会があった 、補習校の先生には19歳と13歳のお子さんがいますが、「補習校に行かなくなったら、もう日本には行かないよ。」という約束で 、日本が大好きな子供たちは頑張って補習校に行き続けたそうで。(日本語を好きになってもらうのではなく、日本を好きになってもらうハート事が大事ですね。) 両親とも日本人で、家の中では日本語で話すことを徹底して、2人とも日本人のように日本語を話せるようになったそうです。 両親が日本人というのは大きいですよね。多くの家庭では日本語を話せるのはお母さんのみで、お父さんとの会話が英語のため、日本語を話す時間も少なくなってしまうようです。

 

私は娘とは英語は一切話しません。今のところ、娘にとって一番強いのが日本語、英語、その後にスペイン語かなと思います。海外在住の日本人の親は、「うちも5歳くらいまでは、すごく日本語が上手かったのになぁ。」と嘆いています。娘もここからどんどんアメリカ人になっちゃうのかなって思うと、ちょっと寂しいです。

 

皆さんのお家はどうですか?日本でのおうち英語の場合や、海外で大きくなったお子様のいる家の体験談も聞いてみたいです。

 

 

 

 

 

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