これはアメリカでも時々聞く話です。乗客としては、どう思いますか。 怖いですか。もちろんあってはならない話ですが、コックピットには二人以上パイロットがいるので、事故になる可能性は低いと思います。



小さい飛行機の操縦を教えていた頃、朝生徒に会った時に、強い酒の臭いに気付いた事がありました。 私も若かったので、

「すっごいお酒のにおいがするんだけど。」びっくり

と驚いた顔で、その場で言ってしまいました。 生徒は否定して、シミュレーターのレッスンだったので、そのままやりました。 早朝だったので、歯磨きをしたばかりで、マウスウォッシュだった可能性もあります。でも大学生なので、特に週末はパーティーに行っていた可能性もあります。結局真実は分からないままでした。


エアラインパイロットとして、もう一人のパイロットから酒の臭いがプンプンしてたらどうするか、というお話を同僚とする事があります。 アメリカでは、勤務の8時間前には飲酒をやめなければいけない、息を吹き込む機械で0.04%以上のアルコールが出てはいけない、というルールです。

私はお酒が飲めない人なので、こういう心配はないです。えー つまんなーい。

同僚がひどく酒臭かったら...

例えば空港シャトルの中で明らかにおかしいと思ったら、パイロットを人のいないところに連れて行って、

すみません、すっごく酒臭いですよ。 昨夜飲みましたか。 これは周りからクレームが出るレベルですから、病欠してください。

と言います。 空港へ到着してから具合が悪くなるというのは、あり得る話です。

もし明らかに様子がおかしいのに、病欠を拒んだ場合は「病欠しないのなら会社に連絡しますよ。」と言って脅します。 脅すって言っても、結局は同僚をかばおうとしているのです。


同じパイロットとして、同僚のパイロットが一生後悔する間違いを犯す前に制止するのは、私の役目です。一生後悔する間違いとは、明らかに違法レベルの量の酒が体に入っている状態で飛行機に足を踏み入れるという行為です。すると、出発前に逮捕されても飲酒運転と同じ扱いになってしまいます。

ここで難しい点は、自分でもう一人のパイロットが酒臭いと思っても、気のせいかもしれない事です。 変な体臭が酒臭く感じる事もあるでしょう。


難しいですね。キョロキョロ 幸い、こういう会話が必要だった事は一回もありません。ニコニコ


ちなみに、怪しくなくても、パイロットは抜き打ちで飲酒/薬物検査があります。


個人的には、勤務日に飲酒チェックぎりぎりのレベルが出るまでの量を飲んだり、時間に余裕を持たなかったりするのは、やめてほしいと思います。

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ニノ君とカリフォルニア大学バークレー校を散歩しました。 すごく気持ちが良かったです。 たくさん若い人がいて、電動のスクーターやスケボーを頻繁に目にしました。