[Part2 テスト終了です] ATTINY402で音声再生のテストをしました | トドお父さん通信

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みなさんこんにちは、トドお父さんです。

近隣自治体のおもちゃ病院から、おもちゃ修理用のCPU基板の作成を要望されて、前回は

名張市つつじが丘のおもちゃ病院 大泉院長のプロジェクトをトレースしているところまででした。

 

今日はブレッドボードで試作をしたところと、PWMのノイズを外部アンプを付けて除去する試験を

した所をレポしたいと思います。

また丁寧に助言頂いた、糸魚川の 「おもちゃクリニックゆりかご」 のDr.わたなべ様にもお礼を申し上げます。

 

最初のブレッドボードはこんな感じです。

 

音声出力のトランジスタ2SC1815も省略して、220uFのケミコンを介して直接スピーカに接続しました。 こんな物でも、ちゃんと音がでるんですよ?

 

さて音はでたものの、どうもバックグランドノイズが気になる。

8kHz/(16kHz)でスイッチングしているので、PWMノイズでしょうか?

ローパスフィルタで除去したいですね。

 

いつも参考にしている、Technoblogyさんにローパスフィルタの例が記載されていました。

Four Sample Player のこの部分です。

 

 

時定数は τ=CxR= 0.1u x 1k = 100uS なので、10kHzに肩を持った-6dB/Octの

ローパスフィルタになりますね。

 

でも、これを試験するためには、AC結合されたアンプが必要になります。

できるだけ安価で部品点数が少なく、消費電流の小さいアンプがいいですね。

って探してたら、自分の過去ブログにこんな記事がありましたね。

 

スマホ用のICを使って超小型PCアンプを作りました Part3 (最終回)

これをパクりましょう。 回路図は下のようになります。20kは22k、0.47uFは1uFにして

手持ちの部品で組み立てます。

 

RfとCfでローパスフィルタも構成できるようです。ひとまず、Cfは1000pFを実装します。

 

手元にSOP8PとMSOP8Pの2種類のIS31AP4991Aがありました。

 

SOP8PのアンプICは貴重なので、MSOP8PでDIP8P変換基板に組んでみます。 変換基板にスペースが

あるので、チップ部品で一部の配線やパスコンの設置ができる、こっちの方が便利かもしれませんね。

 

これらを組んだ状態が、前回予告したこの写真になります。

 

ごちゃごちゃしましたね。 でも、音はいいですよ。1Wでますし。

中央下にある10kΩ半固定抵抗の下が0.1uFの青いセラコンです。

これを付けたり外したりしたら、音質の違いが確認できますかね。

 

やってみました、下の動画で確認できますよ。

 

 

バックグランドでジリジリ音がしているのが分かると思います。

0.1uFの青いセラコンを付けると明らかにノイズが減ってますね。

 

そのへんオシロでも、確認してみました。

上のCHが、ローパスフィルタ前、下のCHがローパスフィルタ後の信号です。

 

 

明らかに上のPWM信号をそのままアンプに入れるのは、振幅が3Vの8/16kHzが

入るのでまずそうです。 スピーカに直接入れるのなら、インダクタ成分に入力する

ことになるので、問題は少ないと思いますが、ノイズが出るのは気になりますよね。

この内容で、ファイナルアンサーにしたいと思います。半固定ボリュームで音量調整できますし

IS31AP4991A 1個 80円くらいで、安いんですよ。

 

追記:MOUSERで調べると、TIにも、同じようなICがありますね。

Class-AB オーディオ IC LM4818MX/NOPB も80円でいいんじゃないんでしょうか?

供給電圧もIS31AP4991Aの最低2.7Vに比べて2.0VまでOKの様です。在庫が切れたらこれに切り替えましょうかね?

 

IS31AP4991Aはさすがスマホ用のAB級アンプなので、スリープ入力がありSDB端子

が”L"の時は、MAXでも1uAになりますので、電池運用でもOKそうです。

スリープ信号は、大泉さんの獅子舞プロジェクトで音声再生中はモータを回転させる

ロジックを実装すればOKだと思います。

 

今回は、この辺で勘弁してやろう!(勘弁してねw)

それでは、次回以降は大泉さんのこの最新ファームにモータ回転とピエゾスイッチを

実装していく予定です。

 

ピエゾでスイッチ ? ネットでググるとピエゾスピーカ(ブザー)をマイクとして

使うようです。 この辺の調査から始めたいと思います。

待機中に電流を流すといけないので、省電力のマイクアンプも検討が必要になりそうです。

 

それでは、またね~