道の駅むなかた でお魚を買うと処理がいまいち。
特にヤズを一匹とか買うと、200円払えば3枚にしてくれるが、皮をはいだり
刺身に引いてくれることはしてくれない。
これは、地元 小郡の東原鮮魚店との大きな違いです。
350円以上なら、ただで処理をしてくれます(暇な時なら、それ以下でもOK)
先日、紹介しましたように家庭のステンレス包丁だと、皮をはぐところまでは
何とかなりますが、刺身に引くとぐちゃぐちゃ。 ちょっと、勘弁してほしいレベル。
鋼の包丁が欲しいと思ってましたが、楽天とかでみるとこれが結構高いんです。
前ふりが長くなりましたが、そんなわけで包丁を探しに、道の駅 はらづる にお出かけ。
前に包丁を見たことがあるんです。 そんなに高くなかった記憶が?
道の駅 はらづる 岡県朝倉市杷木久喜宮1665-1 [電話] 0946-63-3888 [営業時間] 8:00~17:30
冬の小春日和の日曜日の昼下がり、カミさんとてくてくと車で出かけました。
あったかくなったので、道の駅はお客さんでいっっぱいです。
お目当ては包丁なので、一目散に奥の特産品売り場に向かいます。
「あった、包丁!」
ガラスのケースのなかに、いろんな包丁が置かれています。
安いものは¥2300から、普通の出刃庖丁は4~5千円くらいです。
こないだ、三瀬のそばつくり体験で使った、麺切り包丁は1万円くらい。
安いです。
小ぶりの出刃庖丁¥3000も魅力的だったんですが、初志貫徹。
さらに小ぶりで使いやすそうな、アジ開き包丁を選択。 ¥2300です。
実家が日本刀を扱っていたので、目利きはだいじょうぶ (なはずです)。
奥の事務所のおねーさんにガラスを開けてもらいます。
危なくないように、刃に段ボールのカバーを付けてもらい、レジに持ってきます。
カバーに製造元の鍛冶屋さんの名刺(住所付き)を付けてくれました。
「この鍛冶屋さん、日曜の今日もあいてますか?」って聞くと、「大丈夫です、行ってみて下さい」
とのこと、住所見ると近くではないですか?
福岡県 朝倉市 杷木 寒水 79-8 電話 0946-62-0070
さっそく、行ってみました。道の駅からは、車で5分くらいと近いです。
春日原から来られたという先客さん夫婦がいましたよ。
このお客さんが帰るのを見計らって、勇気を持って訪問。
「ごめんください、道の駅でオタクの包丁を買ったものですが。」
「あー、いらっしゃい。どの包丁を買ったんですか?」
職人さんと思えない、気さくな対応にビックリ。
「サカナをさばこうと、ちっちゃな包丁を買いました。」
それなら、これがいいよ って出刃庖丁を見せてくれました。
「骨を切るなら、これくらいの厚みがないとね」
今回は小ぶりで扱いがやさしい、アジ開き包丁を買わせてもらいました。
「刃を研ぐときは、こんな風にするといいよ」
って丁寧な説明に恐縮しました。
写真を撮っていいですか? ってお願いすると「いいよ!」ってこの笑顔。
失礼ですが、お年は? とお聞きすると御年 81歳になられるそう。
「この道、55年間続けてきたからね」って言葉と態度にクラフトマンシップを感じます。
「平日なら、仕事をしているところを見せてあげるよ!」
今回の所はこの包丁で練習させてもらって、また上達したら出刃を買いに来ます!
って約束してお別れ。
あー、訪問してよかった。 とヨシコさんとうなづくトドお父さんでした。
後継ぎがいらっしゃらないらしいので、買えるのも今のうち。
さぁ、みなさん。 本物の手作り包丁、買うならいまですよww
これから、手入れと使い心地を試してみたいと思います。 楽しみです。