チャネラーに一番起きやすいリスクには、チャネリングするエンティティ―が同じ名前を名乗っていても、いつの間にか別の存在にすり替わってしまっていることがあり得るということがあります。

そのため、たんに知的に理解できる言葉によるチャネリング・メッセージではなく、チャネリング時に感じられるエンティティ―の波動をきちんと見分ける必要があるのです。このような難しさから、わたし自身は職業チャネラーとして活動したことはありませんし、また著名なチャネラーのように、不特定多数の人が集まり一時的に借りたイベント会場でチャネリングを行うことは相当難しいことなのではと感じています。

タイのパンナニコム在住の霊媒師ピッサマイさんは、もう十年以上前に日本のスピリチュアル番組で紹介されたことがあり、その際スピリチュアルに精通しているとされるテレビの司会の二人からインチキ扱いをされていましたが、このテレビ番組を見ていたわたしの彼は、ピッサマイさんのチャネリングが本物であると見極めて、彼女の住むタイまで行ったことがあるのです。

 


そして彼女が本物のチャネラーであるだけでなく、彼女の心霊治療が本物であることも現地で確認したようで、その際どうして彼女は何十年もの間支障なくチャネリングが続けられたのかと疑問を持ったそうです。

そしてある程度理解できたことは、彼女がトランス状態に入る際にはいつも同じ建物の同じ場所で、同じ姿勢で行っているということでした。そのようにしてエンティティ―との霊的な通路が強化され、安定したチャネリングができるのではと彼は感じたそうです。


また彼女がトランス状態に入る場所のすぐ近くに意味不明な枕が置いてあったそうで、わたしの彼は、その枕が邪魔だと思い、別の場所に移動しようとしたようなのですが、ピッサマイさん自身から、「その枕はここになければいけない!」と言われ元の場所に戻したそうです。

 


Youtubeで見ることができる、エササニのライオクと呼ばれる存在をチャネリングしているタイラー・エリソンのチャネリングでは、映像に写っている場所が、同じ部屋の同じ場所、同じようなカメラ位置になっていることが多いようですが、彼の場合もこのようなことが意識されているからなのかもしれません。





そして一番重要なのは、チャネリングしているエンティティ―が光の存在なのか、そうではないただの悪戯が好きな存在や、邪悪と呼ばれるような存在なのかという見極めになるかとおもわれますが、それについてもピッサマイさんがチャネリングしている存在が少なくとも悪戯が好きな存在や、邪悪と呼ばれるような存在ではないことまでは、実際に現地を訪れ彼女のチャネリングに接したことで確認できたそうです。

 

 

そして彼女がチャネリングに入っている建物があるエリアは、インドのアルナーチャラやギザのピラミッドほどではないにしろ、ヴォルテックスやパワースポットと呼んでも過言ではないようなエネルギー場が感じられたそうです。そしてそういった神聖な波動に包まれたエリアで行われるチャネリングは、自然に神聖な存在がやってくる場合が多いのです。




わたし自身は、入ってくる存在が必ずしも神聖な存在であるとは限らないという点からも、トランス状態に入ってのチャネリングは行ったことも試したこともありません。


それゆえに、チャネリングの精度はそれなりに落ちるかと思われますが、通常の意識を保ったまま行うコンシャス・チャネリングでは、少し前まで神聖な存在をチャネリングしていたのに、いつの間にか別の邪悪な存在が割り込んで入ってこようとしている場合、その時点で意識的にチャネリングをやめて難を逃れるといったことも度々あるのです。


そしてとても重要性のあるチャネリング情報が送られてきている時ほど、このような邪魔が入ってくることが多いのです。

ですから、たとえ「イエス・キリストです」と名乗っている存在であっても実際には闇の存在をチャネリングしてしまっていることも起こりうるのではと感じ、常に自分がチャネルしているエンティティ―がどのような存在であるのかを厳しく見極めるようにしているのです。