こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


なぜか真面目に時間をかけて書いたランニングノウハウ記事よりもアクセスが多くある、長距離走者の孤独シリーズ。


 

海外に行くのであれば若いうちに行っておくべじゃ。国内は高齢になってからでも行ける。

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という話をよく聞きます。

 

 

いったいどうして?

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これにはいろいろと理由があると思いますが、僕が考える一番の理由は「20代と歳をとってからとでは感性が違うから」です。


年代ごとの感性がありますが、20代や30代の感性で見て感じることは、50代では体験できません。

 

僕もいろいろな国を旅してきましたが、やはり20代のころに訪れた国での体験が今でも新鮮で鮮明に覚えています。



さて、僕は過去10年で28か国30地域の海外レースに参加をしてレポートしましたが、最後に海外へ行ったのは2019年10月のポーランドが最後です。


一時期と比べると航空券の値段も落ち着き、入出国手続きの煩雑さも解消されましたが、なぜ行かない?行動に移せない?

 

 

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かつての勢いはどこへ?

 


何かやりたいことはあってチャレンジできないという場合、まず「そのハードル(障害)となっているのは何か?」を考えます。

 

 

①円安の問題(金銭的、精神的問題)
②面倒くさい、億劫(体力的問題)
③良い習慣が途絶えてしまったこと

 

 

一つは、円安の問題。この円安のさなか、日本人が海外に行くのはお金を大きく目減りさせることにしかならず、サービスの値段が何でも高く感じ「自分が貧乏になった」と思うだけだから(そう思いたくない)。

 


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1ドル110円だったら海外に行くか?

 


そう自問してみたら、「明日にでも行く!」と考えたのでやはり金銭面が理由として大きい。


ランニングの選手寿命はほかのスポーツと比較しても長いですが、 「円高に戻ってから海外に行く」のでは遅く、そのころには50代も半ばを過ぎ選手寿命のピークを過ぎているかもしれません。

 

 

二つには、面倒くさい。航空券や宿泊先、アクセスなどを調べていると、「面倒くさい」と考えてしまうようになっています。国外レースに参加をするより国内レースに参加をする方が面倒も少なく、移動も楽と感じるようになりました。

 

「面倒くさい」も老化の象徴、加齢に抗わなければなりません。ひと昔前は「入出国手続きや隔離期間が面倒」が海外旅行を控えることになった一番の理由でしたが、いま思うとこれも老化の始まりだったのかもしれません。

 

 

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「面倒くさい」は「老化」の原因。マラソン大会に出るのも山に行くのも「面倒くさい」となったら要注意です。

 

 

しかし、一番の原因は「続いていた良い習慣が絶えてしまったこと」だと思いました。コロナで一時期マラソン大会がなくなって、そのあいだにいったいどれだけのランナーがランニングをやめたことでしょう。もちろんランニング再開できた人もいますが、皆さまの身のまわりでもやめていった人は少なくないと思います。

 

 

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これも習慣が失われてしまったことが原因です。

 

 

コロナ前は2か月に一度のペースで海外に行き(それも毎回異なる国へ!)、あれだけ強い習慣だったのに、やめてしまうという習慣はあっという間に身につきます。

 

 

問題が何かわかればさっそく実行!

 

 

海外レースレポートを書くのに、「World Trail Majors」や「UTMB World series」から出場してみたい海外のレースをリストアップ、土地について調べたりYouTubeで海外の風景を見たりしているうちに再び旅の意欲が湧いてきました。

 

2025年2月まではレーススケジュールが埋まっているので、来年8月か12月か…いきなり行ったことのない国や米国、ヨーロッパを目指すのではなく、まずは近隣のアジアの国で小さなステップを踏み、再び海外に行く習慣を作ることが先決。



世界を駆けるグローバルコーチとして。

Never Stop Running.