こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
ランニングコーチとして常に知識と知見はアップデートしています。
以前アドバイスをしていた内容が現在では変わっていることがあります。
コーチや人によって「朝」という人がいたり「夜」という人がいたり変わると思いますが、以前の僕はこう答えていました。
現在でも正しくはあります。「朝」「夜」どちらか一方に決めてしまうと仕事や家庭生活に影響が出る可能性があって、「今日は朝(夜)走る時間が取れないから走らない」といったこともでてき、ほとんどの人にとっては一方に縛らず、臨機応変に走った方が体力向上につながるからです。
しかし、今はこう答えるでしょう。
理由としてはいくつかあって、一つは「夜、足元の暗い中走ることは転倒による怪我のリスクがあるから」。
明るい日中でも平坦な道の何もないところで転びやすい人は、夜とももっと転ぶ可能性が高まります。大事な大会前だと怪我で台なしにしてしまう可能性もあります。
もう一つは、ここが一番の理由に考えていますが「夜、足元の暗い道を走っていると、ついつい足元を見てしまう癖がつきやすい」ということ。
同じ理由で練習のほとんどがジムのランニングマシーンのベルトの上を走る人も計測機器やテレビモニターの方に目がいきがちで、足元を見てしまう癖がつきやすい傾向にあります。
夜に練習をする時間が長くなると、日中でも自然と癖で目線が下に下がりやすくなります。頭が下がってしまうと、首や肩の筋肉に力みが生じます。
足元を見ながら走っていたら気づきそうなのですが、本人は前を向いている”つもり”で無意識です。
通常は正しい姿勢で立つと地面と平行に目線は保たれます。足元を見ながら走るのは前傾姿勢ではなく、ただ姿勢が悪いだけです。
明るい街頭がある場所を走っていたり、まだ年齢が若かったりする人には当てはまらないかもしれませんが、夜やまだ足元の暗い早朝を走るのであればしっかりと前を向いた状態でランニングを行いたいです。