こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
3月2日(日)に奈良県は吉野郡十津川村で行われた『小辺路TRAILJOURNEY2024 in 十津川』に初参加をしてきました。
レースレポートの前編をお届けします。
一週間前に参加をした「まつさか香肌峡トレイルラン」に続き、今回も「僕と一緒に旅ランすることを喜んでくれそうな人」と一緒に、チーム奈良のみんなと行ってきました。
近鉄線の大和八木駅に10時に集合をし、十津川村へと出発。
大会参加のきっかけは、ツアー中に「小辺路TRAILJOURNEY に参加を検討している」と僕が話をしたら隣に座っていたアリエッティさんが、
と誘われたことから。
車の運転から宿の手配までツアー企画をしてくれ、ありがとうございました!
今回十津川村に行くことを家族に話したら、
昭和世代にしかわからないような反応をされました。(本当の話)
車は途中でインターを降り、十津川村へと向かうはずが、なぜか御所駅に到着。
幸先が思いやられ、この旅はいったいどうなるのか?もう一人奈良の案内人を誘って本当によかった。
十津川村の名物アトラクション、はじめての『谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし)』。車の運転中に見落としそうな場所にあって、奈良県の人でも存在を知らない人がいるそう。
足元はこころもとない板でキシキシと音がし、人や風の影響でつり橋が左右に揺れる。僕は高所は平気ですが、橋の中央まで来ると台風レベルの暴風。横の落下防止網は中央に行くにつれ、だんだんと低くなっていく…
大阪の交野市にある「星のブランコ」ぐらいを想像してましたが、段違いのスリリングさでした。
現在の気温は4℃、風の影響を加味するとつり橋の上は体感気温はマイナス5℃以上。「安藤さん、橋の上は寒いですよ」とアドバイスを受けましたが、ダウンも羽織らず手袋もせず、寒さが大好きな僕でもなかなかの極寒でしたね。
みんなみるみるうちに体温は奪われ、ここでからだが一気に冷えました。
しかし、無風の中渡ってもスリリングは半減で面白くありませんので、みんな「いい経験になったね」と大変喜んでいました。そんな状況下ですが、ひっきりなしに観光客が渡っていました。
駐車料金は800円とお高めですが、これは大満足の観光アトラクションと思いました。地元の人はつり橋の上を子どもを乗せてオートバイで平然と渡るそうですが、ちょっと考えられません。
十津川村の真ん中にある、道の駅『十津川郷(とつかわごう)』でカーボローディング蕎麦ランチ。蕎麦はやわらかめで、出汁が美味かった!ご飯を大盛りにしたら卵が2個ついてきてお得でした。
土産物も充実していて、ここでしか買えない「温泉蒸しの黒糖蒸しパン」と「十津川お刺身こんにゃく」を購入。
5時間じっくり煮込んだ「串こんにゃく」もいただきました。こんにゃくに無数に入った切れ込みがポイントか、汁がしたたるほどジューシーで美味い。「おなか一杯」と言いながらも、僕が買うとみんなも買いました。
よもぎ餅。よもぎよ香りがたっぷりする。お店の店員さんがホカのシューズを履いていたので「ひょっとしてランナーですか?」と声をかけたら、「明日の大会ではボランティアをします。峠で待ってますね!」と。こんな出会いがあるんですね。
マンサンダルで42.195kmも走るツワモノ女子でした。
帰り際、車窓からツアー参加グループが急道を歩いて登ってくるのを目にし、われわれは車で行って正解だったと思いました。
想像以上に素晴らしい場所だった!果無山脈を見渡せる絶景。数軒の民家の庭先を熊野古道が通り、山々の中に広がる田んぼや畑の原風景が現れます。
まさに「天空の里」。ここに人が住んでいるのですから驚きです。
明日の大会の案内標識を発見。果無集落までは長いつづら折れの激坂が続くのですが、それがキッズの部のコース。キッズにかなりのハードコース…
幾多の旅人、登山者が歩いてきた歴史ある道に思いをはせる。
世界遺産の天然水「果無(はてなし)の水」。民家の人が旅人用に水を提供してくれています。縦走路は給水できるポイントは非常に少ないので、貴重な水場で有難い。
丸々と太った巨大鯉。鯉の顔が人の顔のようにも見えました…テレビで取り上げられることもある有名な鯉だそうです。
アリエッティさんのすすめで、十津川村名物の人力ロープウェイ「野猿(やえん) 」を体験することに。村民の人は吊り下げられた「やかた」に乗り、自力で綱をたぐり寄せて向こう岸へと進んだのだとか。
足元がすぐ川のスリリングなものもあるようですが、こちらは草むらで高度感、恐怖感は薄めです。
僕が体験してもよかったのですが、アリエッティさんが昔経験があって「簡単ですよ」と話したので、
戻って来れない!最初は勢いよくスタートしたものの真ん中付近で往生し、進むことも戻ることもできず。一緒にいたYさんが手助けをして、どうにか戻って来れました。綱引きは重いのほか重労働で、2人とも背中や両腕を酷使したようでした。
その後は宿にチェックイン。僕らが予約したときは宿泊客は一組だけで当日も4組程度、例年は満室なこともあるそうですが、今年はロングコースが開催されなかったからか宿泊客も少ないらしい。
夕食は味噌ボタン鍋(写真は4人前)。柿の葉寿司に、写真右手は「シカ肉のフライ」。
肉は変色してなく鮮やかで鮮度高く、くさみもありませんでした。
当初アリエッティさんから送られてきた夕食の写真はこれでした。
と言います。
一瞬信じそうになりましたが、
念のため宿に確認したところ、夕飯はボタン鍋が標準でこれは朝食の写真でした…
Never Stop Running.
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