こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
2023年12月10日(日)に静岡県は伊豆で人気トレイルランニングレース「Izu Trail Journey70km((ITJ: 伊豆トレイルジャーニー)」が開催されました。
和歌山県から大阪までパーソナルカイゼンを受けに来てくれた女性Aさんが、還暦記念のチャレンジで無事完走され、喜びの報告をいただきました。
ITJには僕も2013年の第一回大会に初出場しました。調べると10年前になると知って自分でもびっくり。
現在はコース変更により山登りも減り、アスファルトと林道中心のマラソンみたいなコースに変わりましたが、第一回開催のコースは後半の稜線だけでなく、途中の猫越岳 (ねっこだけ)の景観も抜群で、テクニカルなトレイルもあって楽しかった。
アメリカ西海岸のトレイルをほうふつとさせる景色で本当に国内のおすすめレースのひとつです。
ご相談に来られたときの目標
60歳の還暦記念チャレンジとして、
サロマ湖100kmウルトラマラソンを初完走したい
Izu Trail Journey70km(ITJ)2023の完走
最近は還暦を前に「何か記念になることにチャレンジをしたい」と相談にお見えになる方が多くいます。トレイルランツアーに参加もそのひとつ。
Aさんの運動歴
ランニング歴:50代半ばから走り始め、ランニング歴は5年
過去の運動歴:40歳からテニスを15年間、50歳をすぎてボウリングを7年間
走力:マラソンのベストタイムはサブ4(2023年の大阪マラソン)
3月 パーソナルカイゼン受講(初回)
4月 パーソナルカイゼン受講(再受講)サロマ湖100kmに向けての相談
4月21日 第24回奥熊野いだ天ウルトラマラソン65kmを歩かずに完走
6月25日 サロマ湖100kmウルトラマラソンを13時間の時間内完走
11月5日 富山マラソン2023
11月19日 新宮・那智勝浦 天空ハーフマラソン
12月10日 Izu Trail Journey70km(ITJ)
安藤さんがおっしゃった通り、特別なことはせず、大会に向けては普段のロードランニング練習を積み重ねました。走り慣れた自宅近くの山やロード、長めの坂を中心に練習しました。11月にエントリーをしていた『富山マラソン』と『新宮・那智勝浦 天空ハーフマラソン』この2つをITJ完走に向けた練習レースとしました。少しずつ距離を伸ばして6時間以上のロングトレイルの練習も敢行しました。いつも一人で山に行っているので、走り慣れたコースを選んで当日まで怪我のないよう心がけました。
富士山を堪能でき、夕日の富士山にも巡り会えたことです。タイムの速い選手は夕日を見られませんが、逆に遅すぎても日が落ちてしまってその姿を見ることはできないのでペース配分に気を配りました(笑)ライトをつけて早朝に山を登ったことはありましたが、まっくらな山道を走った経験がなかったからか、疲れて集中力が切れたからか、下りで何度も滑ったり転んだりしました。憧れのITJ70kmを完走できてよかったです。今後も自分の身の丈に合ったレベルの挑戦を続けながら、またどこかでご一緒できたら嬉しいです。
なぜかランナーは加齢とともに「速く走るのがしんどい」「マラソン=タイムという感じがして苦しい」とウルトラへと距離を伸ばしますが、実はより長い距離を完走するのにもスピードは必要です。速く走ることができて、そのペースをゆっくりとしたのがウルトラだからです。
タイムを伸ばしたいという意識がなくなったときが本当の体力低下のはじまりかもしれません。次第に100kmを完走するのも大変になっていくでしょう。
ゆっくりがさらにゆっくりとなれば関門に引っかかることが多くなり、「大会を時間に追われながら走る」というのも楽しくないと思います。
100kmのウルトラマラソンを時間内に完走したいと思ったら計算上、フルマラソンで4時間30分以内ぐらいの走力は最低限必要だし、エイドも楽しみたいと思ったら4時間に近いタイムは目安として欲しい。
100kmやITJ、ウルトラトレイルマウントフジ完走したい場合にはそのぐらいの体力は必要と思います。僕が常々言うことは、「体力は何か新しいことに挑戦したい場合のパスポート」。
Aさん、練習努力によって還暦でサブ4、100km完走、ITJ70kを完走できることを証明され、おめでとうございます!
Never Stop Running.
【STEP1】無料メール講座で学ぶ
【STEP2】大阪城公園での練習会やトレイルランイベントに参加する
プロにランニングフォームを見てほしい