こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。



この日は三重県いなべ市にある藤原岳(ふじわらだけ)へ!日本300名山、花の百名山の一つ。

 

藤原岳は過去に6回開催をし、うち2回は台風直撃のため中止となり、2018年(晴天)、2019年(雨、ヒル祭り)、2020年(雨、ヒル祭り)、2021年(晴天)、6回のうち晴天は2回となかなか天気に恵まれないイベントでしたが、7回開催目は「晴天」!


金曜日はパーソナルやイベントと中止の大雨でしたが、土日は梅雨の晴れ間が広がり快晴。


視界ゼロ!2020年のときの山頂の風景。


雨は好きですが鈴鹿山系、藤原岳は雨の場合はヒルがほとんど確実に出るので晴天を願う山です。六甲山系はヒルはいませんが、関西でも比叡山付近でヒルにやられたことがあります。

 

ローカル線三岐鉄道三岐線「西藤原(にしふじわら)」駅を起点にスタート。藤原岳に行く人だけのために存在する駅と言っても過言ではありません。

 

ICカードが使えないことはわかりますが、始点の近鉄富田駅には改札を設けてもらいたい。ホームから直接乗り継げるために、駅に到着をするとそのことを知らずに清算する客で毎度行列ができます。

 

7年連続人気満員!


この日はスタートの前にペアで携帯している「水分」をチェックしてもらいました。気温30℃近い中5時間以上近く運動するのですから、全員がしっかりと十分な水分を携帯してくれていました。

 

レベル4の中級トレイルランツアーで標高は1,144メートル、14km、行動時間は5時間以上。参加に必要体力な体力条件は高め、それでも満員キャンセル待ち人気となりました。

 

ツアーは満員でも事前の体力審査チェックで脱落している人もいます。どのツアーも当日集まった人は選ばれた人たちです。(実際には参加人数以上の人が申し込みしているということ)


藤原岳は鈴鹿セブンマウンテンの中では最も易しい山ですが、10kmを60分以内で走れないような体力の人には累積標高差が1,000mオーバーは登山するだけでもハードです。

 

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念のためイカリ消毒の「ヤマビルファイター」を持参しました。肌に直接吹きかけず、衣類にスプレーをしウレタンコーティング加工するものです。

 

ヤマビルは以下の研究本が売れたことにより、「ヒルは木から落ちてこない。下から這い上がってくる。」ことが広く知れ渡りましたが、僕の経験では「ヒルは上から落ちてくることもある。」です。


昔に神奈川県の丹沢山系で頭上から僕にめがけて「ぽとっ!」と肩にヒルが落ちてきた経験があります。

 

 

この日は登山口をスタートしてから山頂まで涼しく快適でした。

 

藤原岳には、表道(大貝戸道)と裏道(聖宝寺道)の2つの登山道がありますが、この日は正面突破、表道(大貝戸道)から登りました。表道は一番人気コースで綺麗に整備がされており、約3.7kmの樹林帯をだらだらと登ります。

 

9合目に到着!遠くは多度山、桑名市まで見渡せ、「家や会社の工場が見える!」と話した人もいて、8割の参加者が三重県在住ランナーだったのでその景色に感動されていました。

 

途中靴擦れによるトラブルが発生。


幸いにも一人の男性の方が靴擦れ防止テープの代わりを持っていました。レベル4ツアーにぶっつけ本番で新しいシューズを履いて靴擦れをしたら準備不足ですが、事前にある程度履いていたのに靴ずれでした。


アドバイスをしてシューズのひもを締めなおしたらカイゼンされたとのことだったので、ゆるゆるのひもの締め方にも原因があったのでしょう。

 

登山口から休憩込み2時間で藤原山荘に到着。立派で綺麗な仮設トイレに避難小屋もあります。


山頂に着くと見渡すかぎり人、人、人!!!


一つが160人の登山者グループのようでした。

 

ポートレートで撮影。福岡の平尾台トレイルランニングレースの大会写真みたいですね。

 

竜ヶ岳(鈴鹿山脈)方面までくっきりと見える絶景。

 

「中部の秋吉台」とも呼ばれる藤原岳は山の上の石灰岩地帯特有のカルスト台地に感動します。

 

秋吉台と異なるのはこちらは低山でなく標高1,000mと高くあって夏でも涼しいとうこと。

 

本日最速のランナーさん。フルマラソンのベストタイムは2時間52分!今期はサブエガ(2時間50分以内)を目指しているそうです。

 

本日唯一関西からのランナーの方。地面についた支持脚がつぶれていない、腰が落ちていないいいフォーム!

 

さすがレベル4の中級ツアーとあって、皆さんトレイルを走るフォームも綺麗でした。


平坦な道のフォームが悪いのに、トレイルを走るときはいいフォームなんてことはありません。平坦な道を走る燃費効率が悪いのに、坂道を走る燃費効率がいいなんてことはありません。


トレイルランニングも基本は普段のランニングフォームが大切となります。

 

キャンセル待ちで飛び込み参戦!


真下に近い意識で踏み込めてますねー


「下りが追いつけず悔しいです」とたまに言われることがあります。ツアーでレース並みの本気のスピードで走ることはありませんが、たかだか今日、一年ぐらいかじった人が僕の下りに追いつけるわけがないですよ(笑)曲がりなりにも14年、14年やっているわけですから。20代だったら追いつけることもあるかもしれません。


追いつこうとするのは危ないので下りは自分のペースで走りましょう!

 

天狗岩の鼻先。藤原岳の最高点は山頂看板のある場所ではなく、ここになります。

 

足がすくむほどのパノラマ絶景。

 

森の雰囲気が静かで凛としていていい。

 

この日は登山者が百人以上いたので警戒してか山頂稜線では普段は目にする鹿にほとんど出逢いませんでしたが、時間もあったので鹿を探しに寄り道したら鹿の群れ5頭と遭遇できました。


三重県と言えば全国に誇れるものがたくさんあって、このベビースターラーメンを製造するおやつカンパニーがあるのも三重県津市です。ベビースター、最高!

 

藤原岳はやっぱりとてもいい山ですね。


ご参加ありがとうございました!

Never Stop Running.

 

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