こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 

「トレイルランニングのブームっていつ来るんですかね?」
ランナーの方から聞かれたので、
 

僕の意見ですが、

「ブームは終わりましたよ。」

と答えました。
 
 
この方は「ブームはこれから来る」と考えているようですが、トレイルランニングのイベント運営に10年以上携わり肌身で感じている身として「ブームはとっくに過ぎた」と考えています。


それよりも前に“山岳マラソン”という名前で山を走る人はいましたが、“トレイルランニング”という名前が広まり始めてからとすると、2010年後半ぐらいまでが「黎明期」、2013年までに「成長期」を迎え、「成熟期」は2015年〜2017年。


ブームは2度をあったと考えていて、第一次ブームは2009年11月にNHKで『激走モンブラン!166km山岳レース』グレートレースが初放映されたころ、第二次ブームは2012年に第1回ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)は初開催されたとき。みんなが同じ方向を向いて「100マイル完走を目指す!」な風潮のころが人気絶頂のピークだった気がします。

僕は2008年ごろにトレイルランニングを始め、
NHKのテレビ番組を見てUTMB世界大会出場を夢見ていた一人。このころにトレイルランニングを始めたランナーは『激走モンブラン世代』と呼ばれたりもしました。

その後、『激走富士山一周100マイル世代』が次々と生まれました。

『激走モンブラン!』。このDVDの版元の枻出版社(エイ出版社)は2021年2月に民事再生法の適用を申請。世の中は紙媒体から電子書籍へ、時代の流れを感じます。



火がついたものはやがて消えるのが世の常。なぜならブームには仕掛け人がいるから。



いまは100マイルどころか100kmのレース完走に関心のある人も少なくなっています。(そういう仲間ばかりき囲まれているとわからないかもしれませんが、イベントの自己紹介で「100マイラーです」「100km走ります」なんて言おうものなら、その人はどこか別の存在のような冷ややかな目で見られるでしょう)


いまは?ピークはすぎて幅広い年齢層や体力層に静かに広まる段階を迎えています。


かつては「オフシーズンでマラソンのトレーニングに来ました」「トレイルの大会に申し込んでしまったので(もしくは大会参加に関心があるので)講習を受けに来ました」という人がほとんど多かったですが、現在は人気のSUPボードのようにアウトドアスポーツの一つとして体験を楽しみに来る人が増えています。
 

マラソンのトレーニングに来ていただくことももちろん歓迎ですが(ここ数年はマラソン大会そのものがないのでそうした人はほとんど少なくなりましたが)、本当にトレイルランニングに関心があって来る人が増えたのでそれは嬉しい。
 
もちろんこれから大会の再開催などによって、再びその人気に火がつくかもしれません。

 

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