こんにちは。
ランニングコーチの安藤大です。
先日は、何年かぶりにテレビ番組に出させていただきました。
毎週月曜~金曜の朝9:50からフジテレビで放送されている「ノンストップ!」という番組です。
出演と言ってもスタジオではなくzoomインタビューでの出演です。
テレビ出演はこれまでもたくさんありましたが、
放送地域も多く一番目立った出演でした。
フジテレビは東京の番組なので、残念ながら関西と東海エリアでは放送されなかったようです。僕も観ることができませんでした。
・インタビューの裏話
40分以上いろいろと話をさせていただいたのですが、それがどのように編集されているかは放送されるまで知らず。
インタビューの会話はすべて録画されており、「あとで適当に編集します」ということだったので心配していましたが、そこはプロ、素晴らしい内容に編集されていました。
早口になったりどもったりはしておらずそこはほっと胸を撫で下ろしましたが、iPadを横置きにした状態でインタビューに受け答えしていたので、目線をどこに合わせたら良いかわからず、カメラ目線が定まっていなかったのは残念で改善点でした。
しかし、正式に依頼があったのは数日前のうえ名古屋から大阪の自宅に着いてすぐスタンバイ、カメラの調整やテストの余裕もありませんでした…
さて、テレビに出た反響は…
「0」。
予想どおり特に反響はありませんでした。
放送後SNSのフォロワー増減数を見てみましょう。
Twitterのフォロワー +-0
Facebookのフォロワー +-0
Instagramのフォロワー -1
ブログの流入数 普段と変わらず
Twitterでエゴサーチをしましたが、僕の出演について話題にした人は誰も見つかりませんでした。
Instagramに関してはマイナス(なぜ?)、「テレビ出演のお知らせ」と投稿をしたらフォロー解除するぐらいですから、きっと僕のファンの人ではなかったのでしょう。
ホームページやブログへの流入は、放送後も変わらず。
ほとんどの人が仕事中の放送時間帯だったことが原因と思います。また「テレビを見て検索をする」というのは能動的な行為です。
「練習会に参加をする」「トレイルのイベントに参加をする」「パーソナルを受ける」これらは能動的な行為だからこそ人は変わります。
「テレビを観る」「YouTubeを観る」というのは受動的な行為で、「テレビを見て検索をしフォローする」そんな人は極めて少数と思います。
肩書きは「ランニングコーチ」か「トレイルランナー」と言われましたが、「トレイルランナーで運動をしない一般の人に広く伝わるか?」と思いましたが、ディレクターの判断に委ね「トレイルランナー」と紹介されていました。
「テレビ出演ってすごいですね!」
「テレビの反響は大きいんじゃないですか?」
と言われますが、お伝えしたとおりまったくそれほどではありません。これがグルメや飲食店紹介だったら反響は違ったかもしれません。
今回はドイツの東の端、ザクセン州で行われた「エベレスト階段マラソン」について紹介させていただきました。世界で唯一のレースです。
・どうして僕に出演の打診があったのか?
番組ディレクターが僕の大会参加のブログを読んで。これもブログを10年以上続けてきたからこそ実現したテレビ出演でした。
ディレクターは大会映像の使用許可を得たく昨年に主催者へメールで問い合わせしたらしいのですが音沙汰がなく、僕に相談があって、僕がお願いをしたらものの30分も立たずに「OK!」のメール返事がありました(笑)
放送時間は短かったので階段レースの過酷さをすべて伝えることができませんでした。「階段」だけに注目されますが、レースの総距離は84km、階段は片道200mしかないので往復で400m、100往復しても40km程度にしかなりません。
つまり…
階段の前後には44km分の舗装道路、短い上り坂と下り坂があります。下り坂を降り、Uターンをして上り坂を駆け上がったあとに階段が待っています。舗装道路の下り坂を100回駆け下りる、これが一番ひざや足にダメージがきます。
階段上り100本、階段下100本、上り坂100本、下り坂100歩、これを24時間以内に行うエンデュランスレースです。
階段はひと2人が横並びにぎりぎり通過できるスペースのため、追い越しと追い抜かれのストレスが完走までずっと続きます。人ががらがらの階段を自分ひとりで上り下りするのではなく、下るときも上るときまジグザグに人を避けなければいけない、ということです。これが参加した人にしかわからない、一番過酷なところです。
この階段は、直線での長さと高さで「世界一」とも言われているそうです。正面に見える景色が超絶景なのが唯一の救いです。
ディレクターは、「レースの過酷さ」を語ってもらいたかったようですが、僕が「楽しかった!」「まったく辛くなかった」と話したので求められていた答えとは違ったようです(笑)
実際に楽しかったのだからそれが事実です。僕は過酷さを追究しているわけではなく、好奇心で動いているだけ、お涙頂戴的な演出は苦手です。だって自分が好きでやっているわけでしょう。
嬉しかったこと。家族が出演を喜んでくれたことと、前職の会社の先輩が一番に観て大笑いしてくれたこと、バナナマンの設楽さんが「辛くない、うそでしょ」とコメントをされていたことです。
惜しくは俳優のアル・パチーノやジャック・ニコルソンが何かのインタビューで、
「下手に編集されないよう、なるべく長くテレビに映るためにカットされないような話し方をする」
というのを話していたのを思い出し僕もそうしようと思っていたのですが、準備不足でまったくできなかったこと。
次回テレビ出演の機会があったら、話し方や間の取り方をもっと準備をして臨みたいです。
Never Stop Running.
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