こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。



この日は大阪の池田市にある五月山でのナイトハイク・トレイルランイベントでした。

関西の山々を実際に夜に登り、その中でも一番の関西の夜景をイベントではご紹介しています。



僕が山の夜景の美しさを知ったのは、ハセツネCUPの日の出山でした。



それまで真っ暗闇の森の中を進んできて疲労困憊の中、突如として広がる光り輝く街並みが見えたときのあの感動は忘れられません。



ナイトランに慣れるためには、実際に夜の中でトレーニングする必要があります。
 
ハセツネCUP出場前には僕はナイトトレイルラン講習会に申し込んで体験し、あとはレースで実践経験を積みました。ロングレースでは夜間帯の時間も長いので、レースをトレーニングの場にするという考えもあります。

ナイトハイク・ナイトトレイルランの良いところ
1.蜜を避けられる
2.涼しい!夏場は日中走るよりも快適
3.日焼けの心配が少なくて済む
4.夜は蚊やハチなど虫がほとんど出ない

 

ほとんど人がいませんので、「蜜を避けられる」のはコロナ禍において安心な点です。「日焼けの心配が少なくて済む」は女性の方の参加理由の第一位です。


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毎年8月24日は、池田の伝統的祭り行事「がんがら火祭り」と「大一文字点灯」を観に行っています。正保元年(1644年から!)から続く、家内安全と火難厄除けを願うお祭りで、五月山に「大一文字」と「大文字」が灯され、重さ100kg、長さ4mの大松明が、2本1組で繰り出して、市役所周辺などを練り歩きます。


昨年に続き、今年もコロナ禍の影響により、密を避けるため大松明の巡行は中止で「大一文字点灯」のみが行われると聞いて点火シーンを観に行ってきましたが、点灯の準備もなく。


ホームページでは点灯されると書いてあったのですがその後中止となったのでしょうか。家族客やカップルがひと目見ようと車で訪れていました。


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2019年の様子。

 

日の丸展望台からは伊丹空港の飛行機の離発着風景や遠くはあべのハルカスまで一望できます。



僕は夜通し走り続ける100kmを超えるウルトラランニングレースを何十回と参加してき、その実践経験からアドバイスしています。スタートの前にヘッドライトの選び方や使い方、使用方法について説明。最近は500ルーメンを超える高機能ヘッドライトも出ていますが、明るすぎてもマイナス面があります。


最近はいきなりヘッドライトを購入される方もいますが(それは自由ですが)、普段携帯しなければタンスの肥やしですし、夜通し走る過酷なレースに参加をする予定はなく、「万が一トラブルが起きたときのために購入しておきたい」程度であれば、ペツルのイーライト(e+LITE)で十分だと思います。
 

 

超軽量コンパクト、防水、バッテリー持ちも長い。ヘッドライトとしても使えるし、ハンドライトしても使える。スタンドを立てて地面に置き、照明として使うこともできる。



僕は山に行くときには100%いつも持ち歩いています。走るには心もとない明るさですが、非常時用ですので歩いて下山するには十分な明るさです。スタートして1、2時間が夜間帯なだけなら、海外のエリートランナーの中にはこれで走っている人もいます(視界の暗さからあまり速くは走れないのでレース序盤のオーバーペースを自然と防げるメリットも)


五月山の隠れピーク、地元ランナーもあまり知らない千代山山頂に到着。

 

初心者がナイトトレイルラン夜間走の練習ポイントは?
ナイトトレイルランは、 昼間のトレイルランよりも危険度は増します。万が一ねん挫をしたりケガをしたりトラブルが起こってもほかに人はいませんので自分で対処できる備えが必要です。いまはコロナ禍の影響でさらに人がいない。
 
1.明るいうちに山に入り、だんだんと目を慣らしながら夜に向けて準備をしていく
2.明るい時間帯にコース確認をしておくこと
3.なるべく短いコースを選び、同じコースの往復が基本
4.ナイトトレイルに知らないコース、危険個所を含むコースを選ぶことはNG

 

明るいうちに山に入り、だんだんと目を慣らしながら夜に向けて準備をしていくと良い。



友だちと一緒だから安心ではなく、初心者同士でのナイトトレイルランは避けてください。 僕も好んで夜に山に入ることはほとんど少ないです。
 
いきなり六甲全山縦走や京都一周グランドトラバースを夜間に行うような無茶は避けましょう。「夜に集合し夜に下山する」「スタートとゴールが異なる」というのは上級者向けでおすすめできせん。
 

イノシシなど野生動物との遭遇について

六甲山では日中でもイノシシと遭遇する可能性が高いですが、夜間はさらに遭遇の可能性が高まります。動物の気配を感じたら、まずはその場に留まって様子をうかがいましょう。ほとんどの場合、動物の方がびっくりして逃げていきます。動かない場合は、下手に刺激せず引き返すのがよいでしょう。リスクは動物の音や姿に驚いて転んだり崖へ脚を滑らせたりすることです。


日中での使用は人々の迷惑となりやすく個人的にはおすすめしない熊鈴も、夜間帯には熊鈴を鳴らしながら歩くと、動物との鉢合わせを避けられる場合があります。

光の絶景。

日中でも眼前に広がる光景を目にした時は感動するものですが、自分の足で暗い山道を歩いたあとの夜景の感動をぜひ味わってみてください! 
Never Stop Running.

 

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