こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

新しく購入したトレイルラン用バックパック「YURENIKUI バックパック/SETARO セタロー」(1万2,870円)をレビュー!

 

大阪・森ノ宮に本店を構えるランニングショップ「ラン・ウォークスタイル/RunWalkStyle 」のオリジナル商品。本店、または楽天の通販でのみ買うことができます。

 

 

■購入したきっかけ

僕のイベントに参加されるランナーさんに愛用者が多く、見ていて気になっていました。そこに最新モデルが発売され、即購入。どんな商品でも第一弾はいろいろと改良点もあると思って見送り、バージョンアップされた商品を待っていました。

 

■商品開発秘話

ラン・ウォークスタイルの名物店長(三浦誠司さん)は2020年7月26日(日)が六甲山で滝つぼで溺れた女性客を助けようと、近づき溺れ亡くなられました。

 

当時のことを記したラン・ウォークスタイルのブログ記事

 

僕は直接の面識はありませんが、当時ニュースでそのことを知りショックを受けたのを覚えています。その三浦店長の新しいバックパックの構想を奥さまが受け継ぎ、完成させて世に出したのがこの「SETARO セタロー」。

 

 

物語がいいじゃないですか。

 

 

去年ぐらいから「いつできるのかな」と待っていましたが、その思いに乗りました。

 

YURENIKUI セタローのここがおすすめ!

・色鮮やか!カラーが6色と豊富
・上部がロールアップ式で、従来どおり縦ジッパーもある!(容量が大きい)
・ジッパーが上からも下からも開けられる!
・トレッキングポールがつけられる!
・定価が1万2千8百円と比較的リーズナブル!

 

 

 

ここが改良課題

・やや重い=丈夫性を重視(540g。一般的な同じクラスの容量は約300〜350g前後)
・ロールアップ部の巻き具合いがややゆるい
・胸元部分や背中がやや蒸れやすいかも
・乾きの速乾性はあまり高くはない


改良課題を補って余りある、いい点の方が目立つバックパックだと思います。

 

現在は気軽に外出も難しいためインターネットで購入。サイズもフリーですしね。容量は11L。もっとも幅広い用途で利用できる10〜12Lクラスのバックパックです。

 

メッセージコピー文付き。こうした感謝の心配りが長年このお店がランナーの皆さんに支持される理由だと感じました。

 

これはいい!バックパックの使い方の説明文も同封されています。初心者には使い勝手がわかりやすいです。
 

カラーは6色と豊富!購入した理由はもちろんカラーで「アカイロ」があったこと、上部がロールアップできるパックパックを探していました。

 

■サイズは男女兼用フリーサイズ

サイドについているゴムベルトでサイズ調節できます。サイズ感は?中肉・中背ぐらいの人にぴったりで、僕のように細身な方や女性の方はゴムベルトが余るので自分で切って長さ調節。

 

胸元のチェストベルトは、上下自分の好きな位置へと動かすことができます。これほかメーカーではできないバックパックも多いのでポイントゲットです。
 
写真では空のペットボトルを入れていますが、幅広めのソフトフラスクボトルも入ります。

 

僕のように細身で胸囲90ぐらいだと、胸元のチェストベルトを一番短くしても広めとなります。どんなメーカーの製品でもそうですが、チェストベルトがゴムでなければそうなります。肩やサイドベルトで調整でき、それが良さそうです。

 

■ショルダーベルト調整

荷物をたくさん入れすぎると重心が下がりやすくなります。よく「ゆさゆさ」と左右にバックパックを揺らしながら走っている初心者ランナーを見ますがあれでは下りを快適に走れません。(街中でもバックパックの背負い方で初心者かどうかは一発でわかります。トレイルラン歴に関係なく)

 

その場合はショルダーベルトを前へ引っ張ることで荷物重心があがります。

 

下からも上からも開けることができます。これが思いのほか便利で好評価のポイントです。

 

近年はフロントのポケットにボトルを入れるスタイルが主流ですが、ハイドレーション(水分補給)にも対応しています。

 

ハイドレーションは走りながら自転車を漕ぎながらこまめに水分補給ができて便利です。

 

ダウンジャケットやお弁当箱、ガスバーナーなども余裕で入ります。本当に11L?

 

自宅にあったバドミントンラケットも余裕で入りましたよ!

 

ipadもすっと入り、個人レッスンにも利用できそうです。軽量ノートパソコンも入りそうです。

 

トレッキングポールも下に取りつけできます。下部のメッシュにはすぐに取り出したい雨具も収納できます。このあたりはほかのメーカーのいいところを踏襲しているので同じです。

 

 ■実際に山に行ってテストしてみた!

 ■重さ

通常10〜12Lクラスの容量だと300g前後が一般的ですが、これは540gとエリートランナーがレースで使用するには重めです。軽量化はあまり考えてはいないと思え、その分丈夫で耐久性重視と言えます。

 

■フィット感

さすがユレニクイ!平坦なロードランニングにトレイルの下り下りでもほとんど揺れるなしに快適に走ることができました。前にボトルを入れることができるバックパックとしてはフィット感いいです。

 

■ロールアップ部について

何度試してもロールアップ部の巻きが写真のように戻ってしまいます。マジックテープがあるので中身の荷物が落ちる心配はありませんが、これはぜひ次回改良を希望したい点です。

 

もう少しロールアップ部に工夫、厚みがあったらいいですね。今後マジックテープの着脱が弱くなってきたら、ちょっと心配はあります。(マジックテープは百均などで新たに取り付けできそうですので、そうなったら自分で補修しようと考えてます。それぐらい価格、フィット感、使い勝手の点では気に入ってます)

 

■蒸れ

見た目で使用されているメッシュ素材が「夏場は暑くて蒸れそうだな」と思いましたが、やはり蒸れやすい。コストとの兼ね合いで難しいかもしれません。目をつぶりましょう。

 

■速乾性

ほかのバックパックと一緒に洗濯してみましたが、サロモンやノースフェイスなど有名ブランドと比べると渇きは遅め。雨の日には走っていて濡れて重くなる可能性はあります。このあたりも生地、コスト面で難しいのかもしれない。

 

■感想

このサイズに荷物がたくさん入る!普段の通勤ランやランニングでも使えるデザインとカラーであり、ミドルレースからロングレースにまで対応できる収容力を持った万能バックパックだと感じました。

 

トレイルランニングのパックパックは高価で1万5千円〜6千円、中には2万円もする商品があることも考えると、定価12,870円は比較的リーズナブルで買い!と言えるでしょう。この値段で個人商店が作るのは大変だと思います。

 

 

商品名:YURENIKUI SETARO

素材:ポリエステル、裏面ポリウレタン加工、ナイロン

重量:540g

容量:メイン荷室11L

外部荷室(パワーメッシュ部)5L

カラー:スミイロ、モリイロ、アズキイロ、レモンイロ、ソライロ、アカイロの全6色。

 

【STEP1】無料メール講座で学ぶ

国内唯一のマラソンやトレイルランニング情報の無料メルマガです。2012年発刊以来、4,000人以上の愛読者がいます。トレイルを走るにあたっての服装や装備、ザックの選び方、海外レースの裏話まで。 はじめてのトレイルラン講座メルマガ(月1回程度)

【STEP2】大阪城公園での練習会やトレイルランイベントに参加する

関西を中心にほぼ毎週末にトレイルランツアーを開催!多くがお一人様です。安心してご参加ください。平日夜の19:30から大阪城や長居で『マラソン走りの教室「カイゼン」』練習会も開催。 「e-moshicom(イー・モシコム)」からエントリー
公式サイトからエントリー(エントリー手数料無料)

プロにランニングフォームを見てほしい

「記録が伸び悩んでいる」「いつもレース後半で失速する」「上半身と下半身が連動していない気がする」など 完全予約制、1対1の個別指導ランニングフォーム診断KAIZEN「カイゼン」