こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
「初心者にはどのレースがおすすめですか?」
「〇〇の大会に参加を考えているのですが練習におすすめの大会はありますか?」
日ごろ尋ねられることが多い質問です。
まず「どんなレースに参加をしてもそれなりの経験が積めますよ。」と答えます。
レースに参加することで大会の受付から装備やシューズのテスト、ペース配分まで経験を積むことができます。」
はじめてのトレイルレースに参加をする場合には、「自分がそのコースに慣れているか」が最も重要です。たとえば、
神戸にお住いの方であれば裏山の六甲山で行われるレース、
京都にお住いの方であれば京都トレイル、
生駒にお住いの方であれば生駒トレイルをおすすめです。
東京であれば高尾・奥多摩エリアを走られている方であれば奥多摩のレース、奥多摩(東京都)と奥武蔵(埼玉県)、丹沢(神奈川県)ではコース特性もずいぶんと異なります。
何となく「こんな山の雰囲気だろうなあ」とわかることって重要です。
自宅の近くで行われるトレイルのレースもおすすめです。
可能であれば必ずどんなコースの山なのか、行ってみることですね。
今日お話しした考え方は、トレーニングの「特異性の原則※」に基づきます。(※あるスポーツが上手くなりたいのであればそのスポーツの動作の中で鍛えるのが一番→日ごろ歩き走り慣れ鍛えられコースと似たコースのレースにエントリーするのが一番という考え。)
ところが普段は走りやすいトレイルを走っているのにはじめてのレースが多くの登山を含む六甲全山縦走とか丹沢山系とか普段の練習と異なるコースにエントリーする人が予想以上に多いです。これがレースで大変な思いをする理由ですが、事前のレースエントリー選びのミスです。
近くに山がなく、トレイルの講習に参加する機会もない方は、大会公式サイトで発表されているコース図を見て比較的舗装道や林道の多いコースを選ぶことです。「走る」のと「歩く」のとでは違った運動動作になりますから、なるべく初心者でも走り続けられるコースを選ぶことです。
自分が参加をするレースについてできる限りの情報を人から聞いたりネットで調べたりして集めることも重要です。
ここをチェック!
・エントリーを考えているレースの過去の完走率をチェックする
・初心者は優勝者の完走タイムをチェックしその時間×2倍の制限時間のある大会を選ぶこと
たとえば男女の完走率が98%の大会であれば「制限時間もゆるく、初心者でも参加しやすい大会なのだな。」とわかります。
はじめてのトレイルのロングレース、初心者はゴールにどのぐらいの時間がかかるかわからないという方も多いと思います。
はじめての50マイルレース(約80km)に参加をする場合にはここをチェック!
・80kmのトレイルレースを完走するにあたって、自分のフルマラソンタイム×3倍の時間がゴールに時間がかかるかもしれないと考えておく※
例:フルマラソン5時間×3=15時間(制限時間が15時間以上ある大会であれば完走できる可能性あり)※もちろんコース特性や天候、関門の厳しさによって変わります。
フルマラソン5時間の人がロングレース50マイル、制限時間15時間以内の大会にチャレンジすることは、常に関門時刻との戦いを強いられ楽しめないかもしれません。
ロングレースにはじめてチャレンジする場合には、自分の体力アップを考えるよりも制限時間の比較的長いレースを選ぶことがおすすめですし楽しめます。
事前のコース試走の必要性はよく「試走しない」派と「試走する」派に意見が分かれますが、初心者は(可能であれば)事前にコースを試走することをおすすめします。マラソン大会でも目標レースの場合には一人でコースを試走したり試走会に参加をしたりする人がいますね。「コースがわかっていればこれから先の距離感が掴めて安心するから」と話します。トレイルでも同じです。
ちなみに僕は「試走しない」派です。トレイル歴10年以上になりますが試走をしたことはありません。参加する大会のほとんどが海外ということもありますが、事前にコース試走するとはじめて目にする風景へのワクワク感がなくなること、試走すると確実に試走した方の人が有利になることがわかっているので面白くないことからです(笑)何度もコース試走してよりいい成績を残したいと思うほど、僕は競争意識が高くありません。試走せずにどんな成績が残せるか燃えるタイプです。
初心者は一部でもコースチェックしておくと安心できますよ。^^
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一度、ランニングフォームを見てほしい