こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
 
いま履いているナイキのランニングシューズ、ズームフライが300kmを過ぎて、ミッドソールがつぶれ早くも弾性の低下を感じてきました。
 
 
僕は「まだまだ履くことができるから」とぼろぼろになるまで履き続けようという考えはありません。購入した当初の気持ちよさ、足裏の感触が悪くなってきたときを買い替え目安にしています。
 
レースで履くのであれば自分に一番合っていると思うシューズの“新品”に近いものを履きたい。

 

 

・本当に故障の少ないランナーは、故障予防のためにはシューズがぼろぼろになるまで履き続けないことが大事であることを知っています

 

僕は20年間以上ランニングの故障がありませんが、車の買い替えと同じでランニングシューズも走行距離をチェックしてきたことも、これまで故障のない理由の一つと思っています。

 

みんな車では一定の走行距離を目安に事故防止の観点などから買い替えを検討するのに、どうしてランニングでもそうしない人が多いのでしょうか。故障の理由の一つには、走行距離のわからない車に乗り続けている(恐ろしい!)、いつ購入したのか、どれだけ走ったのかわからないシューズを履き続けていることも原因にあると思います。

 

新しく購入したシューズは、『ナイキ リアクト インフィニティラン フライニット』。
 

現在はモデルチェンジされ、最新のシューズが発売されています。僕はギアマニアやレビュアーではありませんので(シューズはサイズやフィット感が合っているかが重要だと思っているので)、個人的な感想レベルで書きます。

 
ランニングのけがは本当になくせない?ナイキが本気でランナーのけがの撲滅に向けて開発したシューズ。(ナイキの独自研究ではナイキ エアズーム ストラクチャー222と比べ、このシューズを履いたランナーはけがを52%軽減でき、ひざや脚の痛みがなくなったそうです。)
 
ナイキの通販ではレビュー数100件以上で平均4.5(5点満点)と軒並み高評価のシューズです。ニット素材はやわらかくて耐久性が心配になりますが、インフィニティランではフライニットロフト(3層のニット素材)を使用することにより耐久性を高めているそうです。
 
ユニークなかたち。台形みたいなシューズ。写真の黒いヒールカップのプラスチック部分(TPUヒールクリップ)が着地の安定性を高めています。
 
裏面。かかとと前足部が幅広いことが特徴。ほかのほとんどのシューズと比べて、幅広で接地面積が広めです。幅広によって走りの安定感を高めているらしい。
 

長所

・重さの割には重いと感じさせない(ズームフライ3は28.5cmで285g、インフィニティランは28.5cmで300g。わずかに重い)

・ふかふかだが安定感は高い

・下り坂に向いている

・前足部とかかとの部分の幅広さ(デザイン)は独特で特徴

 

短所

・ニット素材は良くいえば履きやすい、悪くいえば足入れのフィット感はゆるめ

・シューズ紐穴は4つ、足の甲まででそれが返ってフィット感をゆるくしている。

・高価。定価17,600円(税込)

 

値段が高いことと安定感が高いこと以外、長所も短所も少ないバランスのとれたシューズです。

 

ナイキ リアクト インフィニティランはレディースサイズもあります。

 

実際に履いてみた感想は?

・クッション性の高い大きなわらじを履いている感じ

・思いのほか癖がない普通のシューズ(個人的な感想です)

・安定感は抜群。特に下り坂では安定して走れましたね。

・厚底シューズですがふかふかした感触は少なめ。ズームフライ、ペガサスターボ、ヴェイパーフライネクスト%のような弾むような感覚は少なめ。前にぐんぐん進む、歩幅を伸ばされるような感触があるということはそれだけ筋肉や関節に負担がかかるということですので、それがない分ひざや内転筋への負担、走ってい手の疲労感も少なく感じました。

・足幅は結構広めですね。同じナイキのシューズでもだいぶゆとりがあります。

・レビューで低評価を受けているのはフィット感についてがほとんど。履き心地がゆるく感じるのはニット素材の宿命で仕方ないと思います。

・雨の日は滑りやすい?マイナス評価レビューでとありましたが、実際に雨の日に舗装路面、不整地などで履いてみましたが別に滑りやすいとは感じませんでした。おそらく「滑りやすい」と答えた人は普段のランニング場所がオフィスのある都市群で、タイルの上などを走ってそう感じたのではないかと思いました。

・耐久性は?まだ履き始めたばかりなので未知数ですが、着用者からは「500kmから800kmは耐久性がある」と言われています、1万7千円近くしてもそれだけ走ることができれば値段分の元はとれるかもです。これからが楽しみです。

 

フィット感はゆるめで靴ひもきつく締める必要があるため、靴ひもの締めすぎからくる問題には注意が必要。ひも穴が足首までないのでフィット感はどうしても緩くなります。

 

わざと後傾姿勢で走ったり、かかと着地でがんがん下りを駆けたりしましたが、ほかのシューズと比べても安定感はトップクラスかも。ナイキはあえて足首の倒れをシューズで抑制することによってけがを防止しようとは考えていないおらず、このユニークな形状によって安定感を増しているようですが面白いです。クッション性の高い大きなわらじを履いている感じです。
 
足を前後に転がしてみたり、ミッドフットストライクやフォアフットストライク、さまざまなパターンのランナーの走りを再現しテストランしてみましたが、どの走りでも使えそうでした。
 
前足部が幅広だからか、その人の走りにもよると思いますが、走っていてシューズとシューズのつま先が接触することが少しだけありました。
 
不整地でも走ってみましたが、安定感はなかなか!ズームフライなど、同じ厚底シューズと比べて安定感は高めで走りやすいです。
 
NIKE React Infinity Run Flyknit(ナイキ リアクト インフィニティラン フライニット メンズ)※ウィメンズも発売されています。
・片足重量:295g(メンズサイズ28cm)
・オフセット:9mm (前足部:24mm、ヒール:33mm)
・プロネーション:ニュートラル・オーバー
・ワイズ:2E

 

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