こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
今週末は、年に一度の関東出張で東京にいます。
全国から500人以上さまざまなスポーツ競技のコーチが一同に集まるシンポジウムに参加のためです。
場所は、埼玉県にある大宮ソニックシティ。僕が唯一会費を払って所属している協会、日本SAQ協会(NISAQ)の本部は埼玉県の熊谷にあります。
1月25日(初日)第1講演は、「移動の基礎を探す」。國學院大の野球部のトレーニングコーチを20年勤める、平岩時雄さんによる講演。
「「基礎」「移動」のそもそもの意味はなに?みんな真剣に考えたことがある?」と雑談を交えながら問いかけ考えるような内容でした。
第2講演は、「トレーニングとコンディショニング〜高地トレーニング〜」。
一番楽しみにしていた話。高地トレーニングは本当に効果があるのか?(お金をかける前に調べておきたい)高地トレーニングの専門書は国内で発売されている本はすべて読破しましたが、最新の事情、オリンピック現場ではどうなのか。
高地・低酸素トレーニングは、4種類に分類されるそうです。
1高地に滞在し、高地でのトレーニング
2平地に滞在し、高地でのトレーニング
3高地に滞在し、平地でのトレーニング
4高地に滞在し、平地でのトレーニング、そして再び高地トレーニング
1は高橋尚子さんや野口みずきさんが取り組み、金メダルを獲得しましたね。トレイルランナー鏑木さんの富士山ではあはあがこれに当たるでしょう。
2は一般市民ランナーのほとんどがこれに当てはまるでしょう。低酸素トレーニングジムでのトレーニング。
メモ書き
・高地トレーニングの効果は思いのほか早く表れる。→目標レースに向けた直前での強化トレーニングとして有効(連日の合宿滞在)
・その効果は個人差がある
・トレーニングに最適な高度は2,100メートルから2,600メートル
→これは専門所や最近の研究論文でもよく言われていることですね。富士山以上の標高は海外登山のトレーニングとしては良いかもしれませんが、マラソンのトレーニングとしては負荷が高すぎるかもしれません。
ほかオリンピックに向けた暑さ対策のトレーニングや睡眠と運動パフォーマンス向上の関係、リカバリー、栄養学まで。
はじめてのトレイルラン講座のメルマガでまたテーマとして取り上げたい話もありました。
午後からの第3講演は、師匠の一人スコット・フェルプス氏による「競技スピードにつながるSAQトレーニングの展開〜理想の動きの追求」。
アメリカ人トップスプリンターで、骨盤歩きでとことこもの凄いスピードで走りますからね。ランナーの間で骨盤が上手く動かせない人は本当に多いです。
「自分が指導する選手がどのレベルを目指しているのか?コーチが気になるところ」の話を聞いて、ゴールを高い位置に設定しているランナーを指導するのは楽しい。最近では新しく入ってきた練習生が意欲満々でめきめきとマラソンタイムを伸ばしています。
逆に目標設定のないランナーはどこにも導けない。走るのは選手、僕ではありません。どんな記録を出すのかは選手の自由です。最近はそう考えるようになりました。いい意味で言えば、選手の自主性を尊重。
21歳ごろから収入の10%ぐらい自己投資すると決め投資をしてきました。30万円の給与だったら3万円は、本やセミナーに自己投資してきました。ビジネス書や自己啓発書を中心に、紀伊國屋で置かれている本は半分ぐらい読んだでしょうか。「投資した分は自分に返ってくる」と言いますが、いま確かに返ってきています。
これからも学びを続けていきたいと思っています。
Never Stop Running.
【STEP1】無料メール講座で学ぶ
【STEP2】大阪城公園での練習会やトレイルランイベントに参加する
一度、ランニングフォームを見てほしい