こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
2018年4月27日(金)〜2018年4月29日(日)にトレイルランニングの国際大会「ウルトラトレイル・マウントフジ (ULTRA-TRAIL Mt.FUJI, UTMF)」が開催されました。2012年から始まった、山梨県・静岡県をまたぐトレイルランニングのウルトラマラソンレースです。
僕は2013年にこの大会を完走していますが、時間に体力、身体への負担を考えると、いまでは100マイルを走ろうという気持ちはなく、もう他人事のように聞こえてきます(笑)
当時はラスト3キロをインターバル走並みに猛ダッシュし、ゴールしてからも「もう一周できる」というぐらい体力があり余っていました。このころが人生で一番スタミナはあったように思います。今の方が練習しているのに。
僕が100マイルに参加しようと思ったのは、自分の限界にチャレンジしてみたかったからでも、長い距離を走ってみたかったからでもなく、プロトレイルランナー鏑木さんの「飛行機のうえから富士山を見下ろしたときに、あの富士山のまわりをぐるりと一周するレースができたらいいなと思いついた」という壮大な夢に惹かれたから。
参加や完走がゴールではなく、夢に乗っかっただけなので、燃え尽きることもなく、現在までトレイルランニングが続いています。
今のコースは富士山をぐるりと一周するコースではなくなってしまいました。当初とコンセプトが変わってしまったので、僕が再参加することはないでしょう(個人的な考えです)。それを否定するわけではなく、大会を続けていくためには必要な決断だったのだと予想します。イベントは国内最大のスケール感、お祭り感がありますので、一度参加してみる価値は十分あります。
今回練習生から、トレイルのイベント参加者から初完走が2名出ました。
(西)右、Fさん。大阪城公園の練習生から初の100マイル完走者。
(東)左、Nさん。関東のトレイルランナーズ東京からも初のUTMF100マイル完走者。
2人はレース直前に「ゴールで掲げたいので、必ず完走するので旗を貸してください。」プレッシャーはあったと思いますが、無事に170kmの道を乗り越えてゴールしました。
トレイルランナーズ大阪のイベントをきっかけにトレイルを始めたフルマラソンサブ3のМさんは、STYで男子3位表彰台に上がりました。平日は毎日往復20km以上の通勤ラン、休みの日は山へ行き、毎月600km以上走りこんだ努力が実を結びました。
報告のあった中で、フェニックスTシャツを着てUTMFを完走したのは、この2人が初めてだと思います。(昨年初完走に向けて臨んだ人が複数いましたが、悪天候のためコースがショートカットされ未遂になりました。)
この2人がトレイルランナーズ大阪のイベントに2013年に参加した当時。マラソン・ピクニックのような軽装でまだマラソンを完走したばかり、100マイルのようなロングレースにチャレンジするまでに成長するとは僕も思いもしていませんでした。
ハーフ、フル、富士五湖などロードの100キロマラソンを完走してから、OSJおんたけ100キロや信越五岳トレイル110キロ、ハセツネCUPの夜間走などで、少しづつ経験を積み、自然と導かれるように富士山へ。5年かかっています。
この2人は、誰かから誘われたわけでもなく、誰かの真似をしようと思ったわけでもなく、自分の意志で、富士山に導かれるようにチャレンジをした、理想的だと思います。
最近の人はトレイルランをはじめて1、2年でいきなり50キロや100キロレースを目指す人が多い。中にはランニングを始めて数年の人もいます。ちょっと生き急ぎすぎのような気がしています。
本来チャレンジのレベル幅というものは、自分の成長とともに自然と上がっていくもの。
誰かに誘われたり、高跳びしたりするものではない。
たとえばある大会の20キロに出て、翌年同じレースの40キロに参加をするというのは理想的なステップアップだと思います。
「100マイルは考えられないが距離の短いSTYに参加してみたい」
そんな声をよく耳にしますが、STYは92キロで制限時間が20時間しかありませんので、UTMF100マイルを完走するよりも難しく、スピードが求められます。のんびりランナーには、非常に厳しい大会です。(完走率はUTMFが72.8%に対し、それよりも距離の短いSTYは58.6%)。
個人的な指標としてSTYを完走したいのであれば、
□少なくともフルマラソン4時間以内の体力とスピード
□奥三河パワートレイル、OSJ奥久慈トレイル、ハセツネCUP、OSJ山中温泉トレイル、4レースのいずれかを完走経験
この2つの条件を満たしておくと、完走に近づくでしょう。今回のSTYには知人女性が4人参加し、全員マラソンはサブ4で、中にはトレイルで女子表彰台に立つような人もいましたが、みんな似たようなタイムの18時間前後でゴールしていました。
UTMFは、ざっくりハセツネCUPの2.7〜2.8倍ぐらいのゴールタイム予想で、ハセツネCUPが14時間台だとだいたい38時間前後のゴールになるでしょう。
ハセツネCUP完走に15時間以上かかる人は、40時間以上、制限時間46時間ぎりぎりになると思います。スタートから常に制限時間に追われている状態です。それぐらいかかる、と考えて装備や補給食も準備をしなければなりません。
上記はざっくりな話です。
キャプテンフラッグが手元に戻ってきました。この旗が富士山の裾野、170kmを一周して戻ってきたかと思うと感慨深いです。
富士山一周、今は到底考えられない目標でもトレイルランを続けていけば、もし本当にチャレンジする目標であれば、やがて目の前に現れることでしょう。
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