こんばんは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
2017年5月27日(土)に日本初開催された世界最高峰の障害物レース「スパルタンレース東京」に初参加レポートします。
「日本最速でレポートします」と話したものの、ゴール後は疲れすぎてレポートできず(笑)
22の障害物は内容も盛りだくさんでまとめられませんでした。友だちに誘われて遊び半分で、日ごろろくに筋トレもせずに参加するような大会ではないですね。
ガチですよ、ガチ。
スタートしてすぐ「本物の有刺鉄線」に「重さ40kgの鉄球を運びなさい」と言われた時には「遊びのレベルを超えている...」と思いました。僕のすぐ隣にいた体重90kg近い外国人男性が「重てえ!!」と叫んでるのに僕に持ち上げられるはずがありませんでした(笑)
足の速い遅いはあまり関係ありませんね。
元K1選手のニコラス・ペタスも参戦!
※写真は大会公式フェイスブックより。
ランニングだとマラソン記録で結果がある程度わかってしまいますが障害物競走は誰も経験していない、僕自信も初参加なのでみんな条件は同じ。「仲間と競争するのには面白いレースだな」と思いエントリーしました。
個々の障害物はYouTubeなどで公開されており、どのような障害物が出てくるかが参加しての楽しみの要素だと思いますのでネタばれを防ぐために少しだけご紹介。
一番難易度の易しいジャングルジムのような障害物「A Frame Cargo/フレーム・カーゴ」。高所恐怖症の方は苦戦するかもしれません。
「ランニング以外で自分がどれだけ運動能力があるのか(身体の総合力と機能性 )」を試してみたかったからですね。しかし、4月のエベレスト階段マラソン完走でスパルタンレースに向けて鍛えていた筋肉が3kgも落ちてしまい、上位を狙おうなどとは考えていませんでした。格闘家のように筋肉を鍛えて体重増加させることとウルトラランニングを走ること、2つは真逆の行為で無理だと悟りましたね(笑)
毎日腕たてふせや懸垂などランニング以外に筋力強化補強トレーニングをし、公式サイトで公開されている「スパルタンレース12の障害物攻略動画」を繰り返し視聴して研究、障害物の多くが国内ではトレーニングできないためイメージトレーニングを重ねました。
ほふく前進は本番では泥のプールの中、まわりは大勢の人で練習とは違い想像以上にハードでしたね(苦笑)「ほふく前進を一番きつかった」と答える人も多くいました。
「賞金が出る以外に差はありません」と前回のブログで書いたのですが違いがありました。
エリートカテゴリー出場の目安(リーボック公式サイトより)
□海外のスパルタンレースSPRINTレースで完走者で40分以内にゴールしている方
オープンカテゴリーは誰もが申し込める。参加者によれば
・友だちや競技中に知り合った仲間に助けてもらってもよい
・障害物をクリアできなかった場合のバーピージャンプ30回を別にしなくてもよい(チェックが甘い)
など全体的に監視員のチェックが甘めでした。「協力できる」というのがオープンの楽しみでもあるのでしょう。
スパルタンレースのエリートは、「補助(手助け)禁止」「障害物をクリアできなかったら規定のバーピージャンプ30回を行わなければならない」「最後で障害物から落下してしまってもアウト」などチェックが厳しめでした。
オープンでは、バーピージャンプ30回を「真面目に行う人と行わなずに次へと進む人」、「30回こなさず20回で終わらせてしまう人」とではゴールタイムが3~5分が余裕で違います。よって、あまり「順位が何番だった」とあまり深く考える競技レースではないのかなあと思いましたね。
エリートでも僕のあとから来た人が、あきらかに少ない回数でバーピージャンプを終えて次へと進む人を何人も目にしました(疲れから数え間違たことも考えられます)。
速く走ることよりも、障害物レースなので「障害物を一つ一ついかにクリアしていくか」これが最大のキーポイントに思いました。
逆にいえば「バーピージャンプをいかに回避するか?」。バーピージャンプ30回をこなす毎に3分~5分のタイムロスに繋がります。
これがスパルタンレースの正しいバーピージャンプ!
腕立て伏せありでしっかりと胸が地面につき、ジャンプは地面から両足が離れていることが競技ルール。
世界を駆けるメダルコレクターとして、新しいメダルをまた一つ獲得。
このメダル、3つの競技カテゴリー制覇で1枚のメダルとして完成する。うまいなあ!
コレクター魂をくすぐり全部揃えたくなる(笑)
腕力に握力などパワーが必要な種目が多いので日本人女性参加は、障害物マラソンはなかなか厳しいように思いましたね。僕の知る限りで最近は懸垂が1回以上できる女性の方を知りませんから。
スパルタンレース参加体力の目安
特に参加条件はありませんが参加した感想として、
・男女とも少なくとも1分間に腕立て伏せ30回以上
・懸垂5回(一般平均)
・バーピージャンプを正しいフォームで30回×3セットをこなせる
・お米10kgを肩に担いで1km歩ける
は障害物レースを本当に楽しむためには最低必要体力要件に思いました。
体力に不安でも完走はできますが、ほとんどの障害物をクリアできずに「私、今日バーピージャンプしかしていない...」となること必死だと思います。
スパルタンアップ!
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一度、ランニングフォームを見てほしい