こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
週末もコーチングでした。
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この日は愛媛県在住の20代後半男性の方でした。最近は広島県に鳥取県、関東など遠方からランニングレッスンに受けに来られる方が増えており、3、4時間バスに揺られて大阪までお越し下さいました。信頼していただいて、有り難いことです。
 
 
⚫︎抱えていた悩み
 
「「腸脛靱帯炎」「アキレス腱炎」に悩みを抱え、満足な練習ができていない」悩みを抱えていました。痛みの起きる箇所はすべて「右足」で、左足は元気でした。
 
 
ランニングのケガに不思議はありません。問題が起きているからには必ず原因があります。
 
 
⚫︎映像チェック
 
左足は足裏全体(フラット)で素晴らしい着地ができているのに対し、右足はオーバープロネーション(回旋)気味でかかと(ヒール)ブレーキ気味の着地になっていました。
 
この男性のように「右足と左足でフォームが違う」ランナーは多いです。これが多くの問題を引き起こします。日ごろの姿勢、身体のバランスの崩れもあるので修正にも時間がかかります。
 
 
⚫︎2時間でどこまで改善できるか?アフター
 
トレーニングして1時間と経たずに、左足も「足裏全体(フラット)」の素晴らしい着地に変わりました。つまり、バランスが取れた走りになりました。地面に正しく力が伝わるようになったので、ご本人も「いつもと走りが違います!気持ちいい!」と興奮気味でしたが、僕自身がその修正能力の高さに思わず笑みがこぼれました。
 
 
この男性の方は中学、高校、大学とテニスを10年間されており「ああ、こういう感覚ですね!」と教わったことを感覚で捉える能力が高かったこともあります。
 
翌日に大阪の舞州でハーフマラソン大会があったのですが「足の痛みなく完走できました」とメールがありました。
 
 
必ずしもこの男性のようではなく、「フォームが変わった気がしない」と言われてびっくりすることがあります。腕ふりやフォームは変わっていますし、ランニング効率も上がりスピードも出ているからです。この話は、「自分のフォームの変化は自分ではよくわからない」ということをよく表しています。
 
 
特に社会人になってから運動を始めた方やランニング経験のみの方は「フォームが変わった気がしない」と変化を感じられないことが多いです。
 
 
コーチとしては「改善されているのだから」と終らせることもできますが、「フォームが変わった気がしない」ままだとせっかく伝えたことも「続かない」になります。本を読んだり、有名コーチからアドバイスを受けたりしても長続きしないのはこのためです。実感が得られないのですから、当然ですね。
 
 
だから、僕はコーチング後に必ずフォームの変化をご本人の目で見てもらっています。最近は便利でトレーニング前と後の映像をスローモーションで比較して何度も見ることができます。
 
 
「思い描いている走り」と「実際の走り」が違うことはよくあります。この違いが本を読んだり、練習会でアドバイスを聞いてもなかなか結果に繋がらない「差」になります。
 
 
映像で客観的に見て、イメージと現実との差を埋めていくことではじめて正しいフォームが身につくのだと思います。
 

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