トレイルランガイドの安藤大です。

ULTRA-TRAIL Mt.FUJI(UTMF、またはSTY)、
IZU TRAIL Journeyに出場を予定している方へ

先日、「【UTMF特集】背負う荷物一つ一つの重さを把握していますか?」
という記事を書いたところ、「大変役立ちました。」と多くの反響がありました。

今回は続きです。大会競技規則・注意事項の中に、

「携帯コップ(150cc以上)。エイドに紙コップの用意はありません。」
とあります。そこで私が軽量化も考慮して、考えたあげく購入したのが、
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SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) X-カップ 約45g。登山でも軽量化の定番商品ですね。日ごろのトレランでコーヒーを飲むのにもおすすめです。
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開くとこうなります。面白い構造です。

ところが...目の前にいた海外トップ選手の「それ」を見て驚きました。
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真似て自作。ゼリーパックの上部をハサミで切り取ったものです。パックは180ml容量で、わずか十数g。

「トップでいるからにはトップでいる理由がある。荷物の1gに徹底してこだわるのだな。」と感心すると共に、「自分で創意工夫もせずにお金で解決していた。」自分を猛省。目的は「エイドで水が補給できること。」ですからね。
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ドン!比較してみました。

トップ選手でなくとも、背負う荷物が軽ければ軽いほど楽に走れることは間違いありません。

個人的には、【国内のトレイルランレースで使用される紙コップはいずれ廃止されていく】ことを望んでいます。

携帯コップ(またはそれに代わるもの)を必携装備に含めればいいだけですし、最近ではフラスクやボトルに水分補給する方も増えています。

コスト削減だけでなく、環境に与える負荷軽減も大きいでしょう。

これは私の気分的なものかもしれませんが、自分の用意したマイカップで飲み物を選び、飲むことは非常に楽しくもあります。