・ランニングにおける残心(ざんしん)とは?

ランナーの皆さま、こんにちは!
トレイルランガイドの安藤大です。

今日は、「残心」についてお話したいと思います。

ランニングに、武道の心得や所作を取り入れるのが私の生涯研究です。

「残心」は日本の武道おいて用いられる言葉で、

「心を残す(心が途切れない)」


という意味です。

技を終えた後。力を緩めてはいるけれども、注意を払っている状態。

私が学んでいた空手ではこの「残心」がとても重要で、

【どれだけ素晴らしい技だったとしても技を終えた後の「残心」が乱れていれば、ポイントにはつならがない。】んですね。

技をかけ終わって忘れてしまうのではなく、意識することの美学。マラソンでいえば、

ゴールの瞬間、へとへとになってゴールするのか。
それとも、両手を突き上げてゴールするのか。

トレイルランであれば、

上りから平地に切り替わる区間のフォームであったり。

「残心」とは、ことの終わりの「意識」。

意識づけで変わるものがあります。