毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる! 月間たった80㎞で2時間46分! 超効率的トレーニング法 (ソフトバンク新書)

毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!

月間たった80kmで2時間46分! 超効率的トレーニング法


◆日本人ランナーの“距離信仰”に異議アリ!


 今日ご紹介するのは、ランニング本というより、 

 ランニング以外の練習方法を取り入れて、 

 効率よくタイムを上げる本。 アマゾンの内容紹介から。

脚を故障、1か月走れない日々が続いた著者。そこで脚に負担の少ない自転車を代替運動に取り入れたところ、故障が治ってから自己ベスト連発! 日本ではまだ馴染みの薄い「クロストレーニング」だが、海外では多くのトップアスリートが取り入れ、成果を上げている。走行距離を大幅に減らすことで故障が減り、タイムも縮まるメソッド。本書ではランニングと自転車によるクロストレーニングのほか、ランニングだけの効率的トレーニング法も紹介する。


タイトルからして、「非常識マラソンメソッド」の著者、岩本能史さんと同じく、

非常識論なにおいがしましたが、 中身はごくまともでした!

【ポイント】

■ランニングのパフォーマンスを決める3要素
1.最大酸素摂取量
2.無酸素性代謝閾値
3.ランニング効率

■特異性の原理
トレーニングとその効果には1対1の関係がある。
たとえば、テニスが上手になりたいなら、ランニングや自転車をこいだりするよりも、テニスの練習をした方がずっと効果的。ただし共通点が多くある競技の場合、クロストレーニングは効果的である。
①自転車トレーニング 90秒間全力でこいで、90秒は軽く流して休むを5セット。ペダルの回数は毎分80回転を下回らないようにする。 6週間で計7回。ランニングは、ジョギングペースで6~9kmが目安。レース3週間前にレースペースで17km。2週間前に18.5kmの距離走。

◆全面性の原則
体力は偏らずに、全面的に発達させるべき。


【感想】

本著の中で最も参考になったものが、

「走った距離」ではなく、「練習の強度」が大事という点。

これは、日々の練習の強度に意識を向けることを意味します。

つい疲れていたり、惰性で走ってしまったりすると、

本来の自分の持つ体力よりも、強度の低い練習をしてしまいがちです。


著者の薦める、「12分間全力走」にチャレンジしましたが、キツい!

12分間走とは、「12分間で何キロ走れるか?」を測るものです。

皆さん、ぜひ一度チャレンジあれ!


本書のタイトルには、同意です。というのも、私自身も

月間走行距離60~80kmで3時間31分だからです。

走行距離は変わらずですが、タイムは月ごとに伸びています。

著者と同じく、走行距離80kmでサブスリーを達成します。


仕事が忙しく、

「走る時間を短縮して、効率よくタイムを上げたい!」

方には、おすすめの一冊!


毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる! 月間たった80㎞で2時間46分! 超効率的トレーニング法 (ソフトバンク新書)

毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!

月間たった80kmで2時間46分! 超効率的トレーニング法


◎本書のトレーニング法の成果

☆月間走行距離80kmで2時間46分38秒(著者)

☆走行距離を半分に減らして自己ベスト更新(35歳女性)

☆自己ベストを30分以上短縮、サブスリー目前(39歳男性)