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自作の小説の公開ブログ

自作の小説の公開してみます。
誤字多いと思います。


“お疲れ様でした~”

“おう、ご苦労さん。”“Rock!お疲れだぜ、あほ共。”“ああ、貴様らにしては悪くなかったぞ。”“おいおい、まだそんな出てないのにもう終ったのかよ。”“それは僕も同じですよ、最後に死んでしまったし。”“元気出せよ、俺は一回しか出てなかったぞ?”“あ、そこ!うるさい!助演が出ないのは当然じゃないですか!”“酷くないですか?これでも一流の魔術師ですよ?!”“あれ?”

どこかのカフェ、と隠す必要もない、カフェアーネンエルベ。
聖杯戦争が終わりもう午前一時だと言うのに店は賑やかだ。
あちらこちらに性別、歳そして国籍さえバラバラな人たちが座っている。
円が最初に出した言葉にみんなが騒ぎ始める。
その中で自称一流の魔術師と言う声にリノが後ろを見るとそこには登場して居なかった紳士が一人。
短い金髪をワックスを使って後ろに向かせた外国人は膝まで来る甘色のコートを来てその中に紫色のズボンを履いてる。
その顔を見るには二十代後半か三十代前半に思える。

“あれ?君、誰?”

顔見知りとは無縁であるリノの言葉に彼は結構重さがある声を出した。

“あ、紹介しましょ。私はガロ・レランパゴ・アトラシア。アトラス院の魔術師です。”

彼の紹介が聞こえたのか、リノの隣でバナナ牛乳を飲みながらレイヤスフィールと話していた織衣が彼を見て叫んだ。

“嘘!本当に居たの?錯覚だと思ったのに。”

織衣が驚くのを見てリノが彼のことを知ってるか聞くと織衣が答える。

“え、リノさん、知りませんか?アトラス院の部院長ですよ、この男。いつだっけ?木曜だったかな、商店街の近所で見た覚えあるんだけど……。”

あれは確かキャスターを召還した次の朝だった。
彼女はアサシンが来そうなところに罠をかけるつもりで冬木の商店街に居た。
そこで見つけたのが確か……。

“ほお、レランパゴと言ったか?貴様。”

織衣が考える途中、後ろから声が聴こえて来た。
後ろを見るとそこには赤髪を全部上の方にあげて、それと同じく赤い瞳を持ったランサーだった。
そうだ。
あの時、目に入ったのがこのランサーとそのマスターである遠坂円で、なにかあるのかと思い1時間も後ろを付けたが何も得られず帰ったのだ。
そしてその帰りにちらと見えたのがここの彼、ガロー・レランパゴ・アトラシアだった。
あれ?
そういえばレランパゴってどこで聴いたような……。

“あ!そういえばあんた、レランパゴじゃん!”

織衣より先にリノが気付いて驚く。
それにランサーが頷きガローを見て聞く。

“この俺様の前でレランパゴを名乗るとは。その名、誠か?”

“ええ、もちろん。まさか私ごときが先祖様の前で嘘を言えるわけないでしょう。サイキ様。それに実は遠坂の後継者に聖遺物を渡したのも私です。”

“ほお、なぜ直接召喚しなかった?”

ランサーの質問にガローが困ったように苦笑いし話を始めた。


 私が聖杯戦争に関して知ったのは戦争から三年前のことだった。
聖杯戦争のことを知り、これより早く根元に至る方法はないと思ったのだ。
参加する魔術師がみんなそうだろうけど、私が求めるのは根元だった。
だから三年前にアトラス院を抜け出し深山町と新都を転々して始まりの三家である遠坂と間桐に関して調べた。
そうやって三年がすぎ、聖杯戦争が始まる日から七日、六日、五日、四日、三日、二日、一日前。
なのに……なぜ令呪が現れない?!
大聖杯が起動する一日前も結局令呪が現れなかったため、仕方なく遠坂の取引をすることになった。
間桐でなく遠坂を選んだ理由は一つ。
遠坂円は聖杯に関心がないと思ったからだ。
そしてその予想は完璧で聖遺物を渡す代わりに聖杯を手に入れたら自分に渡すという契約を結んだのだ。


“要するに聖杯から選択されなかった、それだけの話です。”

一番魔術師のような願いを持ったが聖杯に選択されず、その夢を別の人を通して叶えようとしたガロ・レランパゴ・アトラシア。
しかし哀れにもランサーが早々死んでしまったのを見て結局聖杯を諦めたのだ。

“さらに要約すると弱い遠坂を選んだのが間違いだったってことですね。”

ガロの話を聴いて口に出した織衣の声が聴こえていたんだろう。
霜と露、そのほかに何人かと話していた円が近づいて来た。

“うわ、あんた、酷くない?僕がなにをしたって言うの。”

“いや、事実じゃないですか。もしあなたが一流の魔術師だったらきっとランサーは死んでいませんよ。”

ランサーがアサシンに攻撃されていたその時を見ていた織衣の言葉に円が口答えも出来ず、うう、と唸る。
その話でランサーが思い出したのか豹柄のジャケットが黄金の鎧に切り替わる。

“ハハハ、思い出したぞ!あのくそアサシンめ!どこだ!!”

どうやら聖杯戦争で死んだ時を思い出したようだ。
円がそれを止めようとするけど力不足。
結局、何故かアーチャーと話しながらパスターを食べているアサシンを見つけ戦いが始まるのかと思ったら、

“うるさいぞ、貴様。戦うなら外で戦え。”

セイバーがそう言いだした。
それにランサーがセイバーを見て嗤い出す。

“なんだ、誰かと思ったらサーヴァントでもなく、マスターごときに死んだ奴じゃないか。”

その一言でセイバーが持っていたグラスが壊れた。
それを気にせず、セイバーが汚れた手をお絞りで拭きながら席から立つ。

“絶対、あの神父に負けたことはないが、今のは喧嘩を売ってるって判断していいだろうな?いいぞ、出てこい、この野郎。”

“は!今度こそ、その残った片目も引き抜いてやろ。”

そうやって二人が店を出て店の外では刃物がぶつかる音が聴こえて来る。
それなのに店に残った人たちはそれには興味もないのか自分たちの話に夢中していた。


 賑やかな中央の八人くらい座れるテーブルからちょっと離れた四人席のテーブルに二人の男、何故か似合わないキャスターとバーサーカーが向き合っていた。
賢者の石を作るために不老不死の体を求めていて失敗したバーサーカーにとって賢者の石を作ることに成功したキャスターは尊敬すべき人物なのか、さっきからキャスターのことを先生と呼んでいる。

“ところでですね、先生。どうして私は不死の薬に失敗したのか理解できないんですよ。”

“おほほ、それはですね―”

バーサーカーの愚痴にキャスターが笑いながら助言をし、バーサーカーは一々感嘆している。

“さすがすごいですね。天才ですか?”

“ええ、もちろん天才ですよ?”

“あははは、冗談も上手ですね。”

元からこんな性格だったのか、と思うくらい明るい感じのバーサーカー。
どうやら自分が好きなことにはうるさくなるタイプのようだ。
そんなバーサーカーが気に言ったのかキャスターもまた笑いながら自分のマスターに関した愚痴を並べる。

“聞いてください、バーサーカー。私のマスターのミス空小路はですね。本当になにを思って魔術師になったのかさっぱりなんですよ。賢者の石を作った私を天才と思ってない自体おかしくないですか?”

そんなキャスターに何故か自分のマスターの自慢を並ぶ。

“確かにそれは理解できないですね。そんな人に比べると私のマスターは天使ですね。あなたが召喚されてよかった、とか。本当に、あまりにも―”

そんな話の途中に、へえー、と誰かの声が聴こえて横を見ると通り過ぎていたのか織衣が立っていた。

“そうなんですか。キャスターは私が不満だったってわけですね。うんうん、そうでしたか。別にいいですよ?私も不満でしたし。”

“うわ、酷くないですか?天才を召喚して置いて不満とは!そもそもですね。ミス空小路は魔術師としての誇りってものがないんじゃないですか?そんな刃物を持ち歩いて―”

“ああ、うるさいですよ。それよりあなた、やはりレイヤのこと好きですよね?あ、もう!キャスター、中に入ってください。狭いじゃないですか。”

バーサーカーに話をかけながらキャスターの横に座る。
それにキャスターは、座らなければいいんじゃないですか、と言いながらも奥に入る。
そして織衣の質問を聴いたバーサーカーは、

“うーん……なんと?”

まるで聴かなかったかのように聞き戻す。

“知らないふりをするには遅くないですか?私、聴きましたよ?あなたがレイヤと城で話していたこと。”

“さあ、なにを話していたか覚えてないけど。好きだからって、いや、好きじゃないけど!とにかくだからって返事する必要はないだろ?”

前に置いてあったワインのグラスを空けながら織衣の言葉に返事するバーサーカー。
それに織衣は、それもそうですね、と言い、

“ただ聞いてみただけです。”

と答えた。
その途中、

“あれ?織衣、ここで何してる?あ!ライコット、ここに居ましたか。”

通り過ぎて織衣を見つけたのか話しかけてくるレイヤスフィール。
自然に奥に入るバーサーカーの隣に座る。

“ああ、先生に話を聴いていた。”

“先生?”

レイヤスフィールの問いにバーサーカーがキャスターを紹介する。

“この方だ。ジェルマン先生である。”

“あ、織衣のサーヴァントさんですね。初めまして、レイヤスフィール・フォン・アインツベルンです。”

挨拶するレイヤスフィールにキャスターが微笑みながら挨拶をする。

“ええ、初めまして。結構性格が変わりましたね、ミスレイヤスフィール。人になったせいでsっようか。それともミス空小路の愛を―――くあ!”

“はい?”

水面下で、いや、テーブル下で行ったすごい一撃でキャスターが悲鳴を上げ、そのかわり、

“まったく。自己紹介もちゃんとできないんですか?”

“いや、ミス空小路が脚で――”

二度目の一撃。
頭がいいのとは関係ないのか、まったく空気を読めないキャスターはまたして脚を踏まれるのであった。


 一方、ランサーを止めていた円は彼らが外に出ると諦めて、中央の席に戻って来た。

“苦労が多いな、円。”

霜が円を迎えながら言うと、慎一と話していた鏡月も気付いたのか円を見つめる。

“お、戻って来たか、円。あのランサーってやつはいつもあんな感じか?”

“うああ、完全に気分派だよ。”

鏡月の問いに円がテーブルに伏せながら言った。
それに鏡月が大きく笑う。

“お前と一緒じゃないか、あいつ。もう知ったか?周りの苦労を。”

それに霜が鏡月を見て言う。

“ああ、本当だ。しかし鏡月、お前が言うことではないな。お前も円もほぼ同じだろ。”

二人の間で苦労して来た霜の言葉に鏡月が、その通りでしたー、と円と笑い合う。
その途中カウンターから、ああ、とするマイクを通した音が聴こえて来てみんなそこを見つめる。

“みんな、楽しんでいるか?今から作家に対した文句、不満を受けて答えてくれる時間を持つとしよ。”

マイクを持っているのはどう見ても神父、ハイドリヒ・フォン・アインツベルンだった。
なんで彼がそこに居るのかは分からないが文句、不満を受ける時間って言葉に狂奔するお客たちを落ち着かせて話を続ける。

“落ち着け、みんな。まあ、不満が多いのはわかったがちょっと待って。順番というか、このくじ引きで決めるからな。”

彼はそう言いながら自分の右手に持ったくじ引きの箱を持った。
どうやらそのくじに一人一人の名前が書いていて、魔力を入れると赤い線がその人と繋がるようだ。
一言で言うと愚痴を言えるのも運ってことだが……。

“じゃあ、引くぞ。”

神父の言葉と同時に全員が黙り込んで彼の手に耳目が集中される。
そうやって引き抜かれた一つのくじに神父が魔力を与えるとそこから赤い線が出て誰かに向かう。
初めての当選者は、

“え、僕?”

光と同じ赤い服を着ていた遠坂円だった。
周りで、なんでこいつだ、とか、運良すぎだろ、とか、なんだかんだ不満が出ているけど選択されたことに変わりはない。

“あー、なんか知らないけど不満を言えばいいってことだよね?”

円が席で立て神父に聞くと彼が頷く。
それを見て円はちょっと悩んで口を開けた。

“そうだな、不満を言うとハヤシライスがいまいちってことかな?”

……。
円の言葉に店の中が静かになる。
そして間もなく、

“馬鹿か?!店の不満じゃなくて物語に関した不満に決まってるでしょ?!!!”

リノの一言を始めにあっちこっちから悪口を言われる円、そしてその隣に座っている霜は手で口を隠して笑いながら呟く。

“あ、やはり円は面白いな。バカは三年経ってもバカってっことか。”


 まあ、とにかくそうやって初質問者のバカみたいな質問は無視して二度目に選ばれたのはライダーだった。

“ほお、わしか。ふむ、そうだのう。不満は多いが一つだけ言おうと、なんで最後にドレス着る時間があったはずなのにスキップされたのかがちょっと不満だのう。”

ライダーはどうやら偽物とは言っても露と結婚できてないことが不満だったらしい。

それを聴いてリノが小さい声で露をからかっているが、それはともかく神父が説明を始める。

“そうか、理解した。しかしな、ライダー。ウエディングドレス、しかも結婚式だなんてそんなの説明するのがめんどいのは当然であろ?”

“……おお、そんなものか?息をするのもめんどそうだけど殺してもいいよな?”

ライダーが怒ったのか自分の宝具を使おうとするのを見て露が無理やり座らせ止めさせる。
どうやら後で指輪を買ってあげるらしい。
とにもかくにも神父はなにもなかったかのように、三つ目のくじを引いてそれはリノ・エーデルフェルトを指した。

“うっしゃ!来た!!あ、いよいよこの胸に埋めていたことを聞けるのか!”

どうやら不満が多いようだが、

“不満は一つだけだぞ、アーチャーのマスター。あ、以前だっけ?”

シュッ!
神父の言葉が終わる前に彼の頭のすこし右をなにかが早く通り過ぎる。
彼がそれを確認するため後ろを見ると、そこに箸が刺さっていた。
彼は改めてリノを見つめる。
そこにはニヤリと笑っているリノがいた。

“あら、ごめん。手が滑った。大丈夫?前!アサシンのマスターさん?”

彼女の言葉に神父が首を縦に振って口を開ける。

“まあ、主催者の特権だ。二つまで聴こう。アー、いや、ミスエーデルフェルト。”

周りの怨声が予想されたが意外とみんな黙っている。
まあ、みんなここで死にたくはないだろう。

“あら、そう?そんなつもりはなかったけど、ありがと。ふむ、じゃあまず一つ目、どうして私腕切れるわけ?いや、それはいいけど。なんで円の家?”

“ふむ、なんで死ななかったって聞いてるのか?”

神父の言葉にリノが手を振って話を続ける。

“いやいや、そうじゃなくてね?そのまま公園に倒れていたら、あの……霜さんと会って看病してもらえるとか?あるでしょ?”

そこは察しろ、って感じで言うリノの話に彼が口を開ける。

“ふむ、そこに関しては書いてないから確実ではないけど。私の意見ではストーリーの展開上、仕方なかったのではないかと思うが。最後に遠坂凛に連絡を入れる、ということをするためには遠坂円との繋がりがあったほうがよかったのであろう。”

“ふうん、確かに考えてみればそうね。間桐桜が間桐から出て遠坂になってるからか。わかった。これは理解した。”

リノの反応に神父が安堵のため息を漏らす。
箸が飛んでくるかも知れないと緊張していたんだろう。
そして繋がる二度目の質問。

“じゃあなんで、霜さんとは繋がらないの?”

……。
神父はきっとこの質問だけは出てこないことを祈っていただろう。
そりゃあもちろん、神に。
しかし結局出てしまった質問に答える。

“いや、そんなのは今にでも告白して恋愛すればいい話ではないか、なにが不満と―”

“で?なに?”

攻撃的なリノの言葉に神父が深呼吸してから話を続ける。

“当然だけど書き辛……。”

言葉が終わる前に、ぱっ、とする音と共に神父の頭に箸が刺され血が出始める。

“ごめん、また滑った。”

リノのありえない言い訳に神父は箸が刺さったままの頭を動いて頷いては、

“そういうことで残りは君に任せよう。”

マイクと台本、と言うか文句に関した説明を書いてある厚い紙の束を目の前の相手に渡して退場、って言うかなんで厨房に入る。
とにかくそうやってマイクを貰った二度目の犠牲者……いや、司会者はアサシン。

“あ、では続けてまいります。”

アサシンの進行で色んな文句とその答えが出てくる。
なんで俺のサーヴァントはこんな弱い奴なのか、とか、なんで俺は一度しか出ないのか、とか、なんで僕だけ死にますか、とか、本当にアメリカ行かないとダメですか、とか色んな文句を受けていよいよ最後に選ばれたのは、

“あ、いよいよですか?もう、私はここでも出番ないのか、と思っていました。”

ガロ・レランパゴ・アトラシア。
彼の不満は今更聞くこともないだろ。

“どうして私は一度も出ないんですか?おかしくないですか?アトラス院からここまで来ましたよ?”

やはりと言うか、当然な文句を出すガロの言葉にアサシンが頷く。

“確かに不満ですね。どれどれ、あ、ここにありました。”

アサシンが持っていた紙から見つけたのか読み始めた。

“ガロ・レランパゴ・アトラシア。彼は実は二日目の夜、ランサーがバーサーカーと戦う間にアサシンの銃弾に撃たれて死んだ円の代わりに再契約をする人物だった。しかしそうなるとリノが円の家に行くことがなくなり、結果としてリノが遠坂凛の孫であることを知らせなくなります。なので彼はただランサーの聖遺物を渡しただけの観客になってしました~ジャジャーン!これが一流の魔術師が単純な一般人になる魔術!だそうですね。”

理解できましたか?と聞くアサシン。
それにガロが、

“えっと、そのジャジャーンとか、その後ろに書いてあるのも作家が?”

単純な疑問を聞くとアサシンが当然だと言うように頷く。
それにガロが明るい微笑みで一言。

“うざいですね!”

その言葉を最後に「文句、不満を話してみましょ!」会が終わった。


 そうやって不満会が終わり、再び話し合っている途中に店のドアが開く。
入って来る男は黄金の鎧を着ていた。
どうやら今まで戦っていたようだがセイバーはどこに行ったのか一人で店に入って来る。
それを見て円が近づいて聞いた。

“うわ、今まで戦ったの?セイバーは?”

“ああ、セイバーは消滅した。我のケラウノスでな、ハハハ!”

笑い出すランサーの後ろでまたドアが開ける。
入って来るのはセイバーだった。

“嘘つけ、ランサー。ふん、バルムンクが押されたのは合ってるけど死ぬくらいではなかったぞ。”

どうやら宝具で負けたのは事実のようだ。

“あれー?敗者が言葉は多いぞ?セイバー。”

ランサーの言葉にセイバーが舌を打って霜の近くに座るのを見てランサーも笑いながら席に座る。
しかしどうやらセイバーが座ったところは元々鏡月の席だったのか、トイレから戻って来た鏡月とセイバーが口喧嘩になったけど結局鏡月が負けたのか隣のテーブルに移動する。
そしてテーブルのメンバーを見るとまるで最初から自分の席ではなかったのかと思えるくらいの人たちがいた。
藤村頼雅に鈴木恭一、そして何故かさっきまで円の隣に座っていたガロ・レランパゴ・アトラシア。
どうやらランサーに席を奪われたようだ。
その結果、どうみてもエキストラの会だった。
それに光の位置が悪いのか鈴木恭一のところには影があって顔すら見えなかった。
その中、鏡月はないを考えたのか、

“なんだ、エキストラ会?俺はここに座るとダメだな。”

とありえないことを言い笑い始める。
それに頼雅が真面目に言う。

“いや、完全にあなたのための席ですよ、ここ。”

その言葉に鏡月が首を横に振る。

“いやいやいや、そんなわけあるか。それでも俺は結構出るでしょ?ここにいる名前だけ出る方々とは違うだろ。そうとも。”

そうやってエキストラたちの対話は朝まで繋がった。


 END


“おい、エキストラ無視かよ?!このまま終わらせたらどうすんの!”

そうだとしても終わりは終わりだ、終わり!


 Fin.