エピローグ
俺は螣蛇だ。
いや、神が人たちに世界を渡してから幻獣の存在は全てこの世から消えた。
だから今は元の俺の姿を分けて、また分け人の腕一本や二本くらいの長さに縮んで「蛇」と言う名で呼ばれている。
神様に連絡する手段も得てしかし不老不死になり死なない体も得たが、さすがにそれでは幻獣じゃね?っていうことで定期的に脱皮をするようになった。
まあ、それくらいのめんどさで死を避けたものだから喜ぶべきだろう。
問題なのは罰を受けた四獣たちだ。
彼らが小さくなったのは当然として朱雀は人を殺し燃やした罪で「鶏」と言う名を得て人たちのために朝を知らせ、その体さえ食べられている。
全世界にある全ての鶏の苦痛を朱雀という一つの霊が受けているからその苦しさは言葉にできないだろう。
しかしまだ生まれてない自分である卵されも食べられているようだ……。
次に玄武は人たちが飲む水をわざと汚した罪として、その体を二つに分けた。
「亀」と「水蛇」の名を与えられ地上ではすごく遅くなり、時が来たら卵を産むことになったがその苦痛が他の動物より酷いと聴いた。
まあ、それでも青龍が唆したのがあからさまになったか朱雀と青龍に比べたら真面な気もする。
その青龍は「蛟竜【こうりゅう】」と言う大蛇のようなものになったけど青龍の時の美しさは消え、汚い川でしか住めないらしそうだ。
それでも彼は後にでも神様を手伝ったせいかまた青龍に戻れる方法を一つ教えてくれたみたいだ。
千年くらい蛟竜で生きて人に自分の姿を見せ、その人から龍と思わせると青龍に戻るらしいしダメだったらまた千年を待たないとダメらしい。
ちなみにもう二回も失敗したようだ……。
最後に白虎だが、彼は賛成でなく中立だったし、神様を攻撃したのも俺の頼みだったこともあり、ただ金属性と白色だけ奪われ「虎」と言う名で生きている。
しかも百名の人を助けたら次の世代には白を取り戻すらしいから他の幻獣に比べたらいい話だと思っている。
罰は全部違うけどどうか彼らがその罪を償い解放される日が来るのを祈る。
最後に、あなたたちもどうか罪を犯さずに生きるのを祈るとしよう。
-END-