LOVE LOVE LOVE

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‘03年、滋賀県立大学の音楽サークルで出会った寺井孝太(vo&b) 、浦山恭介(g) 、澤本康平(ds)により結成、京都を中心に活動する。 ‘08年に拠点を東京に移し、9月にはミニアルバム「ターコイズ」をリリース。収録曲の「いいじゃないか」が FM802 のヘビーローテーションに選ばれる。今年の ROCK IN JAPAN FES. 2009 にも出演と、いよいよ騒がしくなってきている。
http://www.love3.jp/

朝焼け、晴天、雨模様、夕暮れ、夜空あなたはどの時間帯の空が好きですか?

「音楽やってる理由ってたぶん、人と繋がりたいから。聴いてくれて興味を持ってくれることが嬉しくて。根本としてはそれだけでやってるから、自分の思ってることを出したい、っていうものでしかない。好きな音楽を聴いてて、重なる瞬間ってあるじゃないですか。それって『繋がれたな』って思えるときで。僕たちもそういうものをつくりたい」 (寺井)
 LOVE LOVE LOVE というロック・バンドの魅力を、この言葉が的確に表している気がする。それに気付いていること、 そしてそれを真直ぐに話せること、 も含めてだ。例えば曽我部恵一のように。
 また彼らは、滋賀での学生生活と京都でのライブ活動、そういった日々が現在のバンド・サウンドのベースになっているとも話す。「京都のヒネた感覚、ただ単純に『元気になろうぜ』って言い切らない感じとか、そういうのは影響あったというか、自分も持ってたもので、そこが京都と繋がれる部分でもあって。でも今思えば(そういった感覚の中にいたことで)逆に、 『僕たちはストレートなものが好き』っていうことがはっきり見えた気がする」 (寺井)「京都で活動してたけど、普段見ていたのは彦根の景色で。その突き抜けた、素直で直球な風景が僕たちの元になってる」 (浦山)
 今作は上京後、初めて制作された音源であり、メジャー・リリース第一弾となる。前作「ターコイズ」はシンプルに削ぎ落とされた、かつギラギラした一枚だったのに対し、今回はプラスアルファの「遊び」の部分が多くなっていて、音楽的な広がりも感じさせる楽曲が並んでいる。歌とメロディ、スリーピースの楽器の音、が表情豊かに聴こえてくるのだ。アルバム・タイトルにも、彼ららしい思いがこもっている。「青色とか空が好きで。嫌なことがあったとき、空を見ると落ち着くんですね。なんでかなって考えたときに、空ってわけ分からんくらいデカくて、何でもできるような気にさせてくれると。その気持ちってバンドをやり始めたときのアホみたいな勢いとイコールやなって思って、それをこのアルバムに詰め込みたいなってところで『ソライロ』って」 (寺井)「空色っていろいろ変わるじゃないですか。青だけじゃなく、夕焼けも夜の空も雨もあるし。同じように人の気持ちもいっぱいあって、そういうのも表せてるなって」(浦山)

真保☆タイディスコ

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2000年にタイでタイディスコに出会い、あまりの亜熱帯パワーに圧倒され、「こんな素敵な音を独り占めはもったいない!」とDJになることを決意。現地の露店で闇市CD(7年前まではテープ!だったそう)を買い漁る。その濃厚なキャラとDJプレイで一気に話題沸騰。これまでにリリースしたミックスCD2作品はともに完売状態。
http://www.myspace.com/herecomeskumarurecords

亜熱帯パワー溢れるタイディスコが、京の地で熟成され、発光する!

 真保☆タイディスコのDJプレイは、ものすごい。その場にいるみんなを巻き込んで、ウキウキ踊らせてしまう。タイのディスコDJのスタイルを下地にしつつ、そのインパクト絶大なDJ & マイク・パフォーマンスで噂が噂を呼んでいる女性DJだ。ボアダムスのEYEをはじめ、ハヤい人の間で大絶賛されていて、かといって理解しにくいことは一切なくて、あの独特なハイテンションは一度体験するとやみつき必至、なのだ。
 と息巻いたところで、そもそもタイディスコって? という疑問から。簡単に言うと、タイのDJたちがテクノやトランス、それに「Y.M.C.A.」など誰もが知っている大ネタ曲をタイ風にリミックスしたもの、となる。
 「タイディスコを聴くと、たちまちあの亜熱帯の青空にワープできて、心が一瞬にして晴れやかになる。アジアの香りが盛りだくさんで、そのお祭り騒ぎで大和魂が掻き乱されて楽しいんです」
 と話すように、楽観的とかハッピーとかよりも断然振り切れた、パワフルな生命力がみなぎっているのだ。
 そのタイディスコのエネルギーと、「タイに出会ってから福島→シンガポール→大阪→東京→京都と住む場所を変えるなかで、それぞれの土地の記憶が音楽に反映された」ことを、発酵(発光でもある) させてつくり上げた今回の1stアルバム。そこでは、いわゆるクラブ・ミュージックの流れでありつつも、ダンスさせまくるDJスタイルとはまた異なった音楽を披露している。例えば京都の最狂フェス「ボロフェスタ」にも出演したりと、オルタナ方面からも支持されることからもわかるように、 「新しい、突き抜けたのが欲しい!」という音楽ファンにとっては、待望の音楽なのだ。
  「4年間溜めていた断片的な曲が、去年組み合わさっていった感じです。家計簿と料理メモと思いついたアイデアをひとつのノートに毎日書き込んでいて、いろいろな時点の思いを眺めているとその日のメロディが降ってくるんです。それで一発録りをするんですが、書き込んでいる字が汚くて読めなかったりで(笑)。でも曲に合わせてみたまま歌うと、いつの間にか意味深な歌詞になっていたりして、日常に転がっている弁財天の力を感じます」
 遊びと本気、実験とポップ、笑顔と問題提起、どれも生々しく詰められている。ごった煮の末に生まれた新たな調味料、とでも例えたくなる刺激に満ちた1枚を、日常のスパイスにいかが?


Chicago Poodle (シカゴ プードル)

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大阪出身の花沢耕太(Vo./Piano・タイガースファンq%写真右)と、京都出身の山口教仁(Dr.・ 「タモリ倶楽部」空耳アワーの手ぬぐい獲得者q%写真中)と辻本健司(Ba・ ドラえもんがアイデンティティq%写真左)が同志社大学で結成した 3ピースバンド。音づくりは緻密で、基本的に優等生的な真面目な性格。全国で評価が高い理由はそこにあるのかも
http://www.chicagopoodle.jp/

名人芸のように、リフレインするメロディ爽やかさに隠れた底力はダテじゃない

 歌詞が素晴らしい。ケレン味が無くはないが、イヤらしくない、よく考えられた歌詞だ。ところが、絶対的なメロディがあるからあまり目立たない、ある意味、贅沢である。
 さて、それを誰がつくっているのか? 時は' 03年、記念すべき第一回目の「京都学生祭典」勝ち抜きバンド合戦、二次オーディション(実技)での出来事。 「落ちた…」とメンバーが心の中で口を揃えているところ、一人だけ「獲ったな」と確信したのが花沢だった。 「演奏技術ウンヌンじゃなくて、メロディで考えたら負けた気がしなかった〈花沢〉 」 。 「祭がどうとかより、優勝賞金 100 万円に見事に食いついた(笑) 〈辻本〉 」のがエントリーの理由だった割には見事に優勝を果たした。即、現在のレーベルに所属、以来5年間はインディーズ暮らしだった。担当者曰く「ステージングが悪かったし、全国のインストアライブに回って、基礎体力をつけさせた」 。その間、いくつかの危機も迎えたが、MC が苦手で「曲間恐怖症」だったという花沢も、今はよく回る舌でこう語る。 「FM 地方各局を回ってパワープレイに選んでもらって、自分たちの音が日本のサイズで語られるのは大きかったし、ライブハウスでも皆さんが本当に親身に相談にのってくれて、 『君たちは音楽をやりなさい』って言われているような気がした」 。メジャーに打って出る意味も不透明な時代に、そういう思いを身体に蓄積したバンドは強い。
 辻本は言う。 「同志社や立命には音楽サークルが多い。みんな厳しい受験戦争中は音楽を我慢して、大学に入ったら思いっきり音楽をやろう!という気風がある」 。その初志のようなものは、今もモチベーションやポテンシャルとしてあるだろう。
 山口はこう言う。 「王道漫才みたいな存在がいい。阪巨師匠(オール阪神巨人をこう呼ぶ。ツウである)みたいな」 。さしずめ良くできた歌詞はネタ、 抑揚を生みつつ、よどみなく流れるメロディはテンポや間の良さということか。それはタイアップに頼らない、ぽっと出ではないという自負でもあるだろう。
 なるほど。昨日のネタに思い出し笑いをするように、翌朝、頭の中でこの曲がリフレインしているのは、その実力の証左だったか。