子供の頃 今は無き宝塚ファミリーランドの
大人形館が好きだった
世界は一つという曲に乗って
細い水路のようになっているところを
小さな船に乗り運ばれていくと
色んな国の人形達が踊りながら出迎えてくれる
乗り物に乗って運ばれていき
世界の色んな国を見物する感じが
子供心にとても楽しかった
大学の頃出会ったレコード屋のおじさんは
僕はこの世界に観光旅行に来てると
思ってると言っていた
その感じを忘れちゃいけないなと
最近思っている
大人になると自分で人生をなんとか
しなくちゃと肩に力が入る
大人としての責任とか義務とか
承認欲求とかコントロール欲求とか
私達はこの世界にやって来ている
光の旅人で何かをコントロールするために
ここに来る訳ではないことを忘れてしまう
自然界や気象をコントロールしようとしたり
生命力や心や身体をコントロールしようとしたり
だけど人間に自然や生命を
コントロールする力なんて
本当はないのだ
自然界の秩序や生命の秩序を
人間がコントロールなんて本当は出来やしない
ネイティブの人達が言うみたいに
私達は地球という船に乗って宇宙を漂う
乗組員で旅人であることを覚えておこう
