「市電霞町線開業百周年」イベントで、新世界に市電が出現し、GW期間中の5月3日に出先の継いでに寄って見学しました。(5月3日の記事、「新世界に市電が出現!」)
本日は、イベントの一環として、大阪市住之江区、大阪市交通局緑木検車場内にある、市電保存館が特別公開されましたので、見学に出掛けて来ました。

入口前には、市電の停留所が有りました。
大阪の市電は、わが国最初の公営路面電車として、明治36年9月12日に花園橋~築港桟橋間の約5㎞が単線で開業し、昭和44年3月31日に廃止されるまでの長い歴史の中で、延べ1700余両の車両が登場しました。
殆どの車両は、廃止に伴って解体処理又は一部地方都市に譲渡されましたが、明治・大正・昭和と長きに渡り走り続けた車両の中で、魚釣り電車の愛称で市民に親しまれた、2階付電車(復元車)や市電最終日、阪急東口~守口間を走っていた3001型(3050号車)など6両を市電保存間で保存しています。


3001型(3050号車) 大阪市電最後の新造車で、路面電車界で最高性能と折紙付きの電車でした。カム軸式複式制御装置、弾性車輪および珍しい非常ブレーキ用電磁トラックブレーキを装備したこの車両は、昭和31年に製造され、市電全廃の44年3月末日まで阪急東口から守口間を走りました。
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