The Creation Period - POWEREDROCK -6ページ目

Qualified to grow up as a person

 俺の親父の口癖だった言葉 - 「わしには、人間として成長するための資質がない。」 - そんな親父に比べたら俺は恵まれた方かも知れない…

 多くを発言し、多くの壁を急造し、そこに僅かなスキを作っておく。つまり、どうすれば己が人間としての成長を果たし、それを実感できるかという、解答を導き出し難い迷走を繰り返す内に自己懐疑へと陥穽させていくのではなく、向上心という言葉の本質を理解し、己に対する批判等々を成人として受け入れることが出来るか否かということだと考える。そう、批判 - 弱点、短所を受け入れる姿勢だ。一概にそれらが的を得たものであるかどうかは別として、少なくともそれらを聞き入れるだけでも第二者の性質をある程度把握することが出来る。大抵、それらを聴取している際の第一者は、その時点で第二者の人間像を決定させている。人間とは、ネガティブな何かの発言をする時の方が本質を露呈するものだからだ。それと同時に第一者も自身を考えなくてはならない。

 ここのところ、そういった資質の無さというものを痛感させられることがあった。知人、音楽仲間、そして会社の同僚だ。何の因果が、彼らには悲痛にも似た、屈折した過去の清算回避を犯してしまったその反動が現に表れているのだ。簡単に言えば逃避だ。人の口を開かせるトリガーが、批判批評であることを極度に恐れている事に他ならない。事ある毎に自責として解決しなければならない問題を - 他力本願を真骨頂として堂々生き過ぎている - 生きることは勇気有りきの生存競争であるという生類の大原則を受け入れられず、争う事に免疫を付けられない - 無差別的な周囲への甘えが生き方となって成人化していない - 単に解決させる能力がない - ために結果、公認され難い自己理解の欠落という結果を招いている。

 かといって、そんな彼らの事など知ったことではない。但し、そいつらは後々大変だろうなと、無けなしの良心が同情しているだけだ。そんな俺も甘ぇな。