[追記5あり]どんな状況であったとしても、芸術やエンターテイメントは必須なもの・・・"心の栄養" | 音楽三昧 ・・・ Perfumeとcapsuleの世界

[追記5あり]どんな状況であったとしても、芸術やエンターテイメントは必須なもの・・・"心の栄養"

*オリジナルエントリー・2021年4月2日

 

 

 

 

昨日は仕事の合間を縫って・・・・・・ 実はこの場所に行って来た。

 

 

 

 





 

 

 

 

 

東京都現代美術館と言えば・・・・・・・ そう!!!!   PerfumeのLiveのインスタレーションなどを担当する、Rhizomatiksの設立15周年を記念した初の大規模個展である『rhizomatiks_multiplex』に行って来た。

 

 

首都圏は今は落ち着いているが、再び感染の増加傾向も認められるわけだし。比較的に落ち着いている状況の中で観に行っておかないと、再び観に行きにくくなってしまう。ということで、急遽昨日に行って来たという訳だ。
 

 

 

 





 

 

 

 

 

 

会場内は一部の作品と、作品解説のためにモニターに表示される過去のアーカイブ動画を除けば、静止画の撮影は許可されていたため (ちなみに動画についてはすべてのエリアが撮影不可) 、心おきなく作品群をを静止画に収めてきた。

 

 

 

 

 

まずいきなり目を引いたのが、Perfumeの振付・ステージ演出を担当するMIKIKO氏の主宰するELEVENPLAYとの新作・『Rhizomatiks×ELEVENPLAY “multiplex” (2021年) 』を、今回の展覧会で披露したことだった。

 

 

 

 





 

 

 

場内にはオムニホイールロボットが自在に動き回り、プロジェクションやライティングが行なわれているが・・・・・・ ダンサーやパフォーマーなどの生身の肉体が存在しない。しかし、場外出て、入り口に提示されているモニターに目をやると、リアルタイムの場内の映像に、ダンサーのパフォーマンスが合成された映像が表示されていた。

 

 

オレは、場内と場外を行き来しながら " リアルとバーチャル " を見比べていくうちに・・・・・・ だんだんと無機質なオムニホイールロボットにも、熱い血液が流れて感情を持っている生命体のようにも思えてきた。

 

 

この新作は・・・・・・ 圧巻だった。

 

 

 

 

 

 

さてPerfume関連の作品は、『Rhizomatiks inspired by Perfume (2013年)』『Rhizomatiks inspired by Perfume 2020 (2020年)』でも展示されていた即出のものが多かったが " 無垢のプリント基板 " まで惜しげもなく展示されていたことが印象的だった。

 

 

 

 




 

 

 

 

 




*『Spring of Life (2012年) 』の衣装のLEDをコントロールするディバイスの無垢プリント基板。バージョンの日付が2012年12月17日となっているため、『第63回目NHK紅白歌合戦』の出演時のものと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、 Perfume初のオンラインフェスとなった、『 “P.O.P” Festival (Perfume Online Present Festival) 』の際に、実証実験に使われていたという 『Home Sync Light (2020年)』 も早速展示されていた。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

また、2011年に山口情報芸術センター (YCAM)で発表され、国内外で多数の受賞した『particles』。オレはこれをぜひ見てみたかったのだが・・・・・・・・・ 今回はブラッシュアップされた " 2021年・アップデートver. "が展示されていた。

 

 

 

 

 

 

*『particles (2021年) 』

 

 

 

 

 

 

この作品は、時間を忘れてずっと見ていられるような気分が沸き起こってきて・・・・・・ 圧倒的だった。いや・・・・・ 念願の作品をやっと観られた。

 

 

 

 

結局、仕事の合間を縫ったのに時間の経つのを忘れてしまって・・・・・・ 展覧会全体で1時間半以上も思わず観てしまった(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

" この禍 " が始まってから・・・・・・・ 結局、オレがイベントごとに出向いたのは、『Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome』 ・東京ドーム公演の " 2020年2月26日 " 以来の1年以上のブランクとなってしまった。

 

オレの仕事柄もあって、感染は極力避けなければならないので、この展覧会に行くことも躊躇していたが・・・・・・ 来てみると、凝り固まった心が解れるというか "生きているという実感 "を久しぶりに感じられたひと時だった。

 

 

 

やはり芸術やエンターテイメントは " 心の栄養 " というものであることを改めて感じさせられた。 どんな状況であったとしても必須なものだったのだ。行ける状況の方々は、行けるタイミングでこの展覧会を観ておくことを強くお奨めしたいと思う。

 

 

 

 

最近は・・・・・・ 音楽はオレのクルマのオーディオシステムで一人でしか楽しめていない。この状況下では仕方のないことだと割り切っていたが・・・・・・ こうなってくると・・・・・ 

 

早く・・・・・ 早くLiveに行きたい・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

[○追記・8日pm19:30]

 

 

今回の展覧会で、静止画の撮影も禁止されていた作品の動画が、真鍋氏の動画チャンネルで公開された。アーカイブとして掲載しておくこととする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[○追記2・10日pm18:50]

 

 

上記の動画の作品である『 "Gold Rush" - Visualization + Sonification of Opensea activity』は、真鍋大度氏が下記のインタビューで語ったエピソードをビジュアリゼーションしたものだ。 アーカイブとして書き残しておくこととする。

 

 

 

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真鍋 :  デジタルアート作品は、そのままだと簡単かつ無限にコピーすることが可能なので、プロジェクターとセットで売ったりしないと価値が生まれなかったんです。ところが最近、暗号通貨NFT(=非代替トークン)と作品を紐づけることで、作品の唯一性や価値を証明する仕組みが生まれ、とんでもない高額で売買され始めています。つい先日、NFTアートがクリスティーズで約75億円で落札され、いよいよアート業界も動き始めたと話題になりました。僕たちは、そういうシステムの脆弱性を見つけてハックしていくことを作品としてやりたいと思っています。』

 

○『Casa BRUTUS』・2021年4月号より

 

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[○追記3・6月29日pm19:55]

 

 

真鍋氏の動画チャンネルで、『particles 2021』の画像がアップされたようだ。オレ自身用の備忘録として書き残しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[○追記4・7月14日pm19:55]

 

 

なんと・・・・・ こんなNet動画番組があったのか・・・・・・・・ 全然気がつかなかった(苦笑)。オレ用の備忘録として書き残しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[○追記5・7月23日pm19:40]

 

 

この動画はかなり良いなぁ。この展覧会を観たくても観れなかった方々の思いも、かなり補完できそうだが。

 

 

 

 

 

また、上白石萌音氏のナレーションが耳心地がかなり良い。作品に没入できる。このナレーションはなかなか乙なものだなぁ(笑顔)。