" 3.11 " という日は『過去から学び、将来へと備える』という日にしていきたい。
もう・・・・・・ 10年前になるのか・・・・・・・
今年も "この日" がやって来た。10年も経過すれば " あの日、あの瞬間 " の記憶が薄れてきていると思いきや・・・・・ やはりそのインパクトは凄まじく、今でも昨日のことのように鮮明に蘇ってくる。
首都圏に居住しているので " あの日 " 以降も数限りなく地震には遭遇しているわけだ。しかし、いまだかつて " あの日 "の恐怖を超える揺れは体験していない。あれでも震度5弱なのに・・・・・・。
さて10年が経過して、この震災に関する心境も変わってきた。最近までこの震災に関連する動画は見れなかったのだが、だんだんと見れるような心境になってきたのだ・・・・・・ あの日のことを風化させないように。
オレは当時、仕事で都内にいた。 " あの瞬間 " にビルのエントランスから外を見渡すと、激しい縦揺れに黄色いトラックがあんなにも軽々と踊り、ビルの外壁が落ちてきていた。あのような光景は今まで全く見たことがなかった。
オレが目撃した激しい縦揺れに対してのトラックの揺れ方は、震度は違えど、この宮城県多賀城市の動画のようなクルマの揺れ方だったように思う。
*1:30前後から激しいクルマの揺れが・・・・・ あの日オレが目撃した光景を思い起こさせる
実際に、千葉県幕張市の動画を見ても、首都圏でも揺れが強烈だったことがよく分かると思う。
*1:00前後から、バスの揺れ方が尋常ではない
そして、東京の台場では地震による火災も発生していた。
2011年3月13日のエントリーで、オレはこのようなことを書いている。
『 "首都圏は被災していない" というようなことを言っていた人がいたが・・・・ 本当にそうなのだろうか。 』
しかし、東京都千代田区の九段会館では天井が崩落し、亡くなった方もいらっしゃったわけだ。
さて、マグニチュード8~9クラスの地震の発生確率が高まっているといわれている『南海トラフ地震』。南海地域だからといって、首都圏に影響が無いわけではない。一部のシミュレーションではマグニチュード8~9クラスの巨大地震であれば、首都圏にも2~4mの津波が1~2時間前後で到達すると予想されているのだ。
最近までオレは津波の恐ろしさについて、あまり実感が無かったのだが、この二つの動画を見て・・・・・・ その恐ろしさを擬似的にだが実感できた。
*2:35前後に住宅地を襲う15mクラスの津波の映像が・・・・・ その恐怖を物語っている
*1:16から海上保安庁の巡視船『まつしま』が10mクラスの津波を乗り越える。百戦錬磨の巡視船の乗組員がその恐怖に声が出ているところが象徴的だと思う
これからは・・・・・ " 3.11 " という日は『過去から学び、将来へと備え る』という日に、オレ自身はしていきたいと考えている、今日この頃なのだ。