『願い』 | 音楽三昧 ・・・ Perfumeとcapsuleの世界

『願い』


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気象庁、M9.0に修正=「断層破壊3回」―死者・不明1800人超・東日本大震災
時事通信 3月13日(日)12時18分配信

 気象庁は13日、東日本を襲った大地震のマグニチュード(M)をこれまでの8.8から9.0に修正したと発表した。国内観測史上最大。
 同庁は「複雑な形で三つの巨大な(断層の)破壊が連続して発生した」と指摘。「極めてまれなケース」としている



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"首都圏は被災していない" というようなことを言っていた人がいたが・・・・ 本当にそうなのだろうか。



確かにインフラは比較的安定して稼動しているし(地域によっては未だインフラが回復していない地域もある)、街中は一見すると平然と日常が営まれているように見える。しかし、よく観察するとその爪痕が見えてくる。東京であれば5人もの方がお亡くなりになった(13日午前11時現在)。



11日の地震に遭遇したとき、オレは都内のビルの4Fで仕事をしていた。休憩で1Fに降りて、再び4Fに向かおうとエレベータを待っていると、なぜか警備員室から警備員が出てきて、その直後に"緊急地震速報" が流れて「どうしたんだろう」と立ち止まって、目の前に居た警備員に「これは防災機器の点検・演習ですか」と聞くと、「いや・・・・ そのようなスケジュールは聞いていない」と返答があった直後に激しい揺れに襲われた。



4Fにはまだ仲間やクライアントが残っていたため、呼びに行こうと階段を昇ろうとするが、激しい揺れのためなかなか昇れず・・・・・・・・



なんとか4Fに到着し、仲間やクライアントの顔を見たときの安堵感といったら、たまらなかった。



みんなで1Fまで降りてしばらく様子を見ていたが、オレは重要なデータの入ったPCを残してきたことに気づいて、オレ一人で再び4Fに戻ったときに2回目の大きな余震に遭遇した。建物の軋む音や亀裂音の中・・・・・・・ もう・・・・ 生きた心地がしなかった。



今日、そのビルの破損状況を知ることができた。上層部の被害が激しく、階段や壁には一部亀裂も入っているそうだ。



気象庁は "ここ3日以内にM7クラスの余震が発生する確立は70%" という発表をしており、以前の揺れで脆弱になった建築物がこれらの余震で崩壊することも考えられなくも無く、まだ予断を許さないと思う。



当日はクルマで移動していたため、帰宅困難には陥らなかった。しかしオレの知人や仲間には、帰宅困難になって、かなりの距離を徒歩で帰宅したり出先で一晩を過ごした人もいたようである。




事の程度の大小に関わらず、今回の地震に遭遇して難儀した人、現在も難儀している人はすべて被災者だと思う。





地震発生から「こんなときにBLOGを更新する必要があるのか・・・・」と自問自答をしていた。また「こんなときにオレのできることは何なのだろうか」とも考えていた。


しかしオレのやれることはちっぽけで、募金と節電、仕事を滞りなく実施すること・・・ 生きて生活すること・・・ 祈ること・・・・ 発信すること・・・・。





こんなときに音楽なんて何の役にも立たないといわれるかもしれない。


こんなときに音楽とは不謹慎だといわれるかもしれない。



確かに音楽によって、直接的に人々の生命や財産を守ったり救ったりはできないし、復興に対して直接的に機能したりはしない。


でも精神的なダメージの "救い" にはなるだろう。


甚大な被害に遭遇した地域の方々は、Netブラウズさえままならないだろう。


それでもオレはこれを発信することにする。