[追記あり]こういう時期だからこそ・・・地道にじっくりと"ファンダメンタル"を作り上げていこう。 | 音楽三昧 ・・・ Perfumeとcapsuleの世界

[追記あり]こういう時期だからこそ・・・地道にじっくりと"ファンダメンタル"を作り上げていこう。

" 新しい相棒 " となって、ここ1年余り勤しんできたクルマのオーディオ。この "新しい相棒 "で取り組むオーディオはいろいろと難しく、1年以上が経過してもまだまだ響きを手懐けられず、不満が拭い切れない。



とはいっても・・・・・・ そろそろ一回ぐらいはやりたいよなぁ・・・・・・ 『Perfume The Best "P Cubed"』を主題としたオーディオ・オフ会。リマスタリング前とリマスタリング後の音源を聴き比べしてみたりして。今年のGWにはやりたいなぁ。


と思っていたら、現在の " 一連の騒動 " が。オーディオ・オフ会って、典型的な " 3密 " じゃん(苦笑)。何にも出来ない今年のGW・・・・・・・




とはいっても塞ぎこんで鬱々としていてもしょうがない。今まで見落としてきたことや、基本に立ち戻るための貴重な機会かもしれないし、ある意味 "こんなに稀有な時間 " というものは、オレの人生の中でもう二度と訪れないかもしれない。

 

 

 

外出せずにやれることをやる。基本に立ち戻る。これをテーマとしてふんだんに時間を使おう・・・・・・ そう、" クルマのオーディオ " もだ。ということで、今年のGWは、『まだまだ "不満が拭い切れないクルマのオーディオの響き" を基本から見直す』という取り組みに多くの時間を使うことに決めた。

 

 

 

 

 

 

 


さて、では問題点を考察してみる。最近のクルマは燃費性能に重点を置いていることによって、逆に蔑ろにされているもの・・・・・ そう、電源電力だ。これは過去のエントリーでも取り上げた " 充電制御システム " の問題でもある。

 

 

 

最近のクルマは " 充電制御システム " を採用しているものが多く、オレのクルマも例に漏れずだ。この " 充電制御システム " というものは、バッテリーの充電状態によってオルタネーターの発電量をコントロールし、エンジン負荷を最小限にすることで、燃費性能に貢献するものだが・・・・・ これがオーディオを手掛けるものとしては非常に厄介なものだった

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

皆さんも耳にしたことがあるかもしれないが "オーディオは電源電力の余裕と安定感が生命線 " だ。このような不安定な電源電力の供給状態では、 オーディオシステムが素晴らしい響きを奏でるわけがない。 それに対して "新しい相棒 "で取り組むオーディオは、過去のクルマで組んでいたシステムよりも、さらに大掛かりなものになっている。

 

 

 

特に膨大な電源電力を必要とするスピーカー駆動用パワーアンプの運用状態は、このような感じだ。

 

 

 

 

Hi      2ch(stereo)×1台 ・・・ AB級

 

Mid   monaural×2台(LR) ・・・・ AB級

 

Low   ブリッジ接続(BTL)×2台 ・・・  class A級  

 

S.W.    monaural (定格600W) ×1台 ・・・ D級(デジタル)

 

 

 

 

このパワーアンプの運用で特筆すべきは、 フロント・ドアに装着されるミッド・ベース(Low) を駆動させるパワーアンプを、2ch(stereo)のものをブリッジ接続(BTL)にして "monauralアンプ" として投入しているところだ。これは過去には行ったことが無い、初めての試みだ。そしてこのブリッジ接続でミッド・ベースを鳴らすと・・・・・ 今までとは全く違う質感の響きを奏でる。

 

 

これまでのシステムと比較すると、そのパワー感やスケール感が全く違う。圧倒的なパワー感でありながら、且つ "濃密な響きの海" がスケール感満載でどんどんと広がっていく。この質感を一度味わってしまうと・・・・・ もう元には戻れない。 

 

 

しかし、ブリッジ接続には圧倒的な問題点がある。そう、駆動には膨大な電源電力を必要とするのだ。このアンプの場合で、ブリッジ接続時の定格300Wの出力の際にはパワーアンプ1台当たり、なんと25Aも消費してしまう。LRで考えると、ミッド・ベース駆動だけでも50Aの消費だ(まぁ、実際の音楽鑑賞時は30Aもいかないとは思うが)。

 

 

その一方で、この膨大な電源電力を必要することの弊害が "不満が拭いきれない響き "の原因になっている。例えば、出頭にアタック感が強い楽曲の音源では、無音状態からいきなり膨大な電源電力を要求されることになる。もし、供給される電源電力に余裕が無ければ・・・・・ 歪んだ響きとなってしまうのだ。

 

 

Perfumeの音源で言えば、『Spending all my time(2012年)』 や 『If you wanna(2017年)』などでは、無音から出頭でアタック感が強い響きが飛び出すと・・・・・・ 要求される電源電力を供給できず "歪みぽっい響き " となってしまう。では、今まで手を打ってこなかったのかと言えば、いろいろと対策は施している。



例えば、電源ケーブルを上質なものに変えたり、グランドのとり方を工夫したり、またキャパシタ(大型電解コンデンサ)を入れて電源電力を供給を補ったり。また、Sub-W駆動専用のパワーアンプを、消費電力の少ないD級(デジタル)方式に変えたりと・・・・・・それなりの成果もあったのだが、まだその不満は払拭されなかった。

 

 

 

 


もう、こうなったら仕方がないなぁ・・・・・・・  これいっとくか・・・・・・
 

 

 



 

 

 

 

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (笑)

 

 

 


 

通販ってホント便利だよなぁ。部材も含めて、家から一歩も出ずに全部そろうし。目が肥えている方々であれば、既にお分かりだろうか。そう、audio-technica社のプレミアムブランドである、無く子も黙る(?!・笑) " あの『Rexat』シリーズ " 。既に外箱でもプレミアム感満載で。それで中身はと言うと・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、キャパシタと言われるもので、瞬発的に膨大な電源電力を要求された場合に、その供給に余裕が無ければそれをを補うために一役買うものである。

 

 

 

今までもキャパシタは使ってはいたのだが・・・・・・・ 『Rexat』シリーズとなると、既に漂ってくる雰囲気が違うなぁ(笑)。この小さな筐体で、なんと静電容量が1.5F(1,500,000μF)という膨大な量を蓄えられるのが驚きだ。あとは『Rexat』シリーズの信頼感と、評判もかなり良かったので思わず買ってしまった。まぁ、もっと簡単に言えば "高級・高品位のキャパシタ " と言ったところか・・・・・・ とうとう買っちゃったよ。

 

 

 

これをインストールするだけなら自宅の駐車場でクルマの中に篭って一人で出来るし、このご時勢にはもってこいのテーマというところだろうか。乞うご期待ということで。

 

 

 

 

 

 

こういう時期だからこそ、クルマのオーディオ以外にも・・・・・・ GWは外出せずに、地道にじっくりと "ファンダメンタル " を作り上げていこうと思う、今日この頃なのだ(笑顔)。
 

 

 

 

 


 

[追記・3日pm14:10]

 

 

とりあえず今日の午前中にインストールを終え、仮セッティングで試聴してみたが・・・・・ こりゃ凄い。

 

 

ブリッジ接続の特徴である "圧倒的なパワー感でありながら、且つ濃密な響きの海" を維持しつつ、問題点だった、無音から出頭でアタック感が強い響きが再生された際の歪み感が簡単に消えてしまった!!! この響きに一年以上悩まされてきたのに・・・・・・ あっけないものだ。これが正解の答えだったのか。

 

 

さらに響きの解像度がワンランクアップしたような気がする。例えば、今まで曖昧だったカウンターメロディーなどが、クッキリと明瞭に感じられる。『Rexat』シリーズって・・・・ 本当に凄い実力を持っているんだなぁ。

 

 

 

しかし・・・・・・ 最近のクルマで、しっかりとしたオーディオシステムを構築するとなると・・・・・・ そのファンダメンタルとして、電源電力を強化や安定化させるようなキャパシタやレギュレーターを投入しないと、各ユニットの性能を十分に発揮できない可能性があるというところだろうか。

 

 

 

 

 

クルマのオーディオは・・・・・・・ これまで以上に設備と費用が必要となる時代となってしまった。これから取り組みたい人にとっては、ちょっと敷居が上がってしまったなぁ。これからのクルマのオーディオの世界には危機感を感じてしまう、今日この頃でもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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