Perfume追憶23 『スーパーライブ Perfume in 武道館』への苦闘とその後①
『スーパーライブ Perfume in 武道館(NHK BShi)』の放送をなんとしてもハイビジョン(HD)で録画するために、オレはBS・CSアンテナの設置にDIYで成功し、HD録画用自作PCの作成にも成功。BDレコーダーは放送の前日にレンタルで確保できたオレであった。
そして、とうとう2008年12月19日(金曜日)の放送当日を迎える。BS波は雨に弱いので、天候が気にかかっていたが、たしかその日は晴天。良かった。放送時間はPM8:00~9:29の "89分間" である。当日のスケジュールは、日中で仕事が終わる予定であった。
その日の朝は早起きし、録画機器のすべての異常が無いか確認を済ませて仕事に向かう。
「11月7日に目撃した "あの空間" がまた甦る」と考えるだけで胸いっぱい、頭がいっぱい。仕事に向かう車中でも、そのことで頭がいっぱい。仕事も手につかない状態だったと思う。
とりあえずその日の仕事は無難に終え(苦笑)、帰宅したのがPM5:00前だったと思う。
帰宅してから、再度、録画機材のチェックを行う。BS・CSアンテナのチェックし、録画機材の動作チェック。問題はない。
ふと "やはりデジタル・データは保存における信頼性の低さ" が頭をよぎり急遽、VHSのビデオデッキも動員してアナログ・データにおけるバックアップの実施も決断。そのセッティングも無事完了。
まとめるとこの日の録画仕様は、
HD録画用自作PC(ダブルチューナー) ・・・ HD録画データ × 2ヶ
BDレコーダー(ダブルチューナー) ・・・ HD録画データ × 2ヶ
VHSのビデオデッキ ・・・ SD録画データ × 1ヶ
となる。これだけやっておけば、大丈夫だろう(笑)。妻はオレの "殺気にも似たような雰囲気" を感じ取り、「放送が終了するまで、漫画喫茶に行って来るから」と出かけていった(苦笑)。
「放送前に身体を清めておこう」と入浴。PM6:00ぐらいになって、もう何もすることが無いことに落ち着かなくなっていく。「あっ・・・・そうそう、武道館Liveの当日のチケットとパンフレットを傍らにおいて観よう」とそれらを探して準備する。
PM7:00ぐらいになって、もう本当に落ち着かなくなってきた・・・・・ 武道館Liveの当日のチケットとパンフレットを眺めながら、11月7日の "あの空間" が脳裏に浮かぶ。それだけでじんわり涙。
放送30分前。なんか本格的に緊張してきた。TVの前で正座していないと、緊張感からか落ち着かない感情になっていく。
放送3分前。HD録画用自作PCが録画スタンバイに入る。もう心臓の拍動が強く、速くなっているのが自分でもわかる。11月7日の当日開演直前BGMとして会場に流れていた"4分打ち" の楽曲が頭の中に甦り、オレの興奮度を高め、それにつられてなおさら心臓の拍動が強く、速くなっていく。
放送1分前。突然のハプニング。BDレコーダーがBShiから他のチャンネルに切り替わる。非常にあせってパニック状態・・・・・・。
放送終了後に冷静になってわかったのだが、実はBDレコーダーの一つのチューナーは予約録画にしてあったのだが、安全性と確実性も考えて、もう一つのチューナーは手動で録画しようと思っていた。しかし、このBDレコーダーは以前にレンタルした人が "お気に入りのカテゴリーの番組が放送されると、自動的にそのチャンネルに切り替わる" という設定をしたらしく、その設定が残っていたみたいである。
放送1分前のこの状態では冷静になれるわけでもなく、原因を調べて設定を変更している時間は無い。もう一つのチューナーは正常に録画準備に入っていたので、もうこれでいくしかないと気持ちを切り替え、その正常な動作をしているチューナーに切り替えるとこの映像が出てきた。
そして、その次にこの画像がきた ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
武道館の全景や入場するオーディエンスの映像が流れると、オレも当日のことを思い出す。右の拇指が少し疼いた。マネキンの映像を見て当時のステージ・レイアウトが脳裏に浮かぶ。
MIKIKOさんやスタイリストの研さん、舞台監督の内山さんに囲まれてステージに向かう三人は、いささかハイテンションで心強い。
そしてLiveのオープニング。しかし・・・・BShiは本当に驚くほど画質が綺麗だ。これを観れる幸せ。感謝したい。
Liveのオープニングの映像を観ていくにつれて、なんだか違和感を感じ始める。オレの参加した11月7の "あの空間" と同じ映像には感じられなくなっていく・・・・・・。「これは本当に11月7日の "あの" Liveを収録した映像なのだろうか??・・・・・ 。」 なぜか別のLive映像を見ているような気分になってきた。なぜだろう・・・・・。
なぜだろう・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
うん ? ? ?
あっ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
そこでやっと気がついた・・・・・・・・・・。
このLiveオープニングのメインスクリーンに映し出された映像は、当日はオレはほとんど観ていない・・・・・・。そう ! ! ! オレの当日の席は "ステージサイド席" だったため、メインスクリーンは見切れていてのだ。あの有名になったフレーズの
「Welcome to Perfume World」
にしても、当日は見ていないのだ。会場で耳にしただけ。
放送の映像でメインスクリーンのLiveオープニング映像を見て、やっと当日の演出意図がわかり始めてきた。すごい・・・・・・。初見のLiveのように新鮮に感じる・・・ むしろ観る座席や角度によっては、もはや全く別のLiveのような光景に見えてくるのか・・・・・ 驚いた。
当日はこんなすごい演出だったのだ。
間にステージ直前の恒例の三人による "円陣による気合入れ" も差し込まれていて嬉しい。
カウントダウンが進んで、メインステージのケージ奥にフェイクの三人が出てきたのも、当日は観ていない。こういう演出だったのか・・・・・・・。そして、当日と同じように、
激しいレーザー光線の海の中、センターステージに、ワインレッドとシルバーのツートンカラーのマントを羽織った三人が 『コンピューターシティ』 のオープニングのフォーメーションで、奈落からポップアップしてきた・・・・・。
やはり、もう・・・・ もうそれだけで号泣。自宅にもかかわらず、知らず知らずのうちに拳を突き上げ、ジャンプしている自分がいた・・・・・・(笑)。
しばらくして我に返り、『コンピューターシティ』の映像に見入る。メインスクリーンの映像は流れていないので、ビジュアル的なアプローチは "ライティング演出とレーザー演出" のみ。したがって"ステージサイド席" と他の座席との演出的な条件は同じのはずである。
それにもかかわらず・・・・・ 正面から捕らえた映像のすばらしさは圧巻で、この上ない。
「当日に正面の座席から観ることができたのであれば、こんなにすごい演出と空間を体感できたのか。」
と、その光景を想像するだけで鳥肌が立った。そして「ステージから離れていてもいい。正面からこのLiveを観てみたかったなぁー・・・・・・」と残念にも思った。それと同時に、少し後悔する感情が沸き起こってくる。
「もう少し早くPerfumeを認識していれば・・・・・・。」
しかし贅沢を言ってはいけない。当日 "その空間" にいれただけでも幸運なのだ。
まぁ、たしかに "ステージサイド席" はメインスクリーンなどが見切れてしまう弊害のかわりに、数m先の彼女達と対峙できた。しかし今回Live参加後に放送の映像を見て、
「どうもオレは "何が何でも、彼女達を近くで観たい" というわけではないらしい。三人とそのスタッフが作り上げた、パフォーマンスとステージング。そしてライティング演出やレーザー演出、音響効果などの、Perfumeを構成している要素のすべて堪能したいという気持ちのほうが強いのだ」
とも思った。そして、
「Perfumeは彼女達三人だけで成立しているわけではない。三人とスタッフが作り上げた "それ" そのものがPerfumeなのだ」
ということを心の底から実感する。それと同時に、むしろこのようにも考えられると思った。
「座席が近くであれば、その楽しみと楽しみ方ががあるが、座席が遠くても落胆する必要は無い。むしろ三人とそのスタッフが作り上げた、パフォーマンスとステージングを堪能できるメリットがあり、そういう楽しみ方もある。」
そのように考えられるようになったのも武道館Liveに参加することができ、且つ高画質なBShiの『スーパーライブ Perfume in 武道館』を観れたことに他ならないと思う、今日この頃である。
この後も、この放送が進むにつれて、その当日にオレが目にした光景との差異に戸惑い、そして驚嘆していくことになるのであった。
○追記
11月3日の東京ドーム公演に参加予定の方で、今回の座席が遠くて落胆されている皆様。それだけで落胆する必要は無いと思います。なぜなら上記のとおり私の体験からも、離れていたほうがステージ演出やライティング演出、レーザー演出などは逆に堪能できると思います(ただし音響的には厳しいかもしれませんが・・・・)。
11月3日は、お互いにPerfumeのすべてを堪能して完全燃焼しましょう ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
そして、とうとう2008年12月19日(金曜日)の放送当日を迎える。BS波は雨に弱いので、天候が気にかかっていたが、たしかその日は晴天。良かった。放送時間はPM8:00~9:29の "89分間" である。当日のスケジュールは、日中で仕事が終わる予定であった。
その日の朝は早起きし、録画機器のすべての異常が無いか確認を済ませて仕事に向かう。
「11月7日に目撃した "あの空間" がまた甦る」と考えるだけで胸いっぱい、頭がいっぱい。仕事に向かう車中でも、そのことで頭がいっぱい。仕事も手につかない状態だったと思う。
とりあえずその日の仕事は無難に終え(苦笑)、帰宅したのがPM5:00前だったと思う。
帰宅してから、再度、録画機材のチェックを行う。BS・CSアンテナのチェックし、録画機材の動作チェック。問題はない。
ふと "やはりデジタル・データは保存における信頼性の低さ" が頭をよぎり急遽、VHSのビデオデッキも動員してアナログ・データにおけるバックアップの実施も決断。そのセッティングも無事完了。
まとめるとこの日の録画仕様は、
HD録画用自作PC(ダブルチューナー) ・・・ HD録画データ × 2ヶ
BDレコーダー(ダブルチューナー) ・・・ HD録画データ × 2ヶ
VHSのビデオデッキ ・・・ SD録画データ × 1ヶ
となる。これだけやっておけば、大丈夫だろう(笑)。妻はオレの "殺気にも似たような雰囲気" を感じ取り、「放送が終了するまで、漫画喫茶に行って来るから」と出かけていった(苦笑)。
「放送前に身体を清めておこう」と入浴。PM6:00ぐらいになって、もう何もすることが無いことに落ち着かなくなっていく。「あっ・・・・そうそう、武道館Liveの当日のチケットとパンフレットを傍らにおいて観よう」とそれらを探して準備する。
PM7:00ぐらいになって、もう本当に落ち着かなくなってきた・・・・・ 武道館Liveの当日のチケットとパンフレットを眺めながら、11月7日の "あの空間" が脳裏に浮かぶ。それだけでじんわり涙。
放送30分前。なんか本格的に緊張してきた。TVの前で正座していないと、緊張感からか落ち着かない感情になっていく。
放送3分前。HD録画用自作PCが録画スタンバイに入る。もう心臓の拍動が強く、速くなっているのが自分でもわかる。11月7日の当日開演直前BGMとして会場に流れていた"4分打ち" の楽曲が頭の中に甦り、オレの興奮度を高め、それにつられてなおさら心臓の拍動が強く、速くなっていく。
放送1分前。突然のハプニング。BDレコーダーがBShiから他のチャンネルに切り替わる。非常にあせってパニック状態・・・・・・。
放送終了後に冷静になってわかったのだが、実はBDレコーダーの一つのチューナーは予約録画にしてあったのだが、安全性と確実性も考えて、もう一つのチューナーは手動で録画しようと思っていた。しかし、このBDレコーダーは以前にレンタルした人が "お気に入りのカテゴリーの番組が放送されると、自動的にそのチャンネルに切り替わる" という設定をしたらしく、その設定が残っていたみたいである。
放送1分前のこの状態では冷静になれるわけでもなく、原因を調べて設定を変更している時間は無い。もう一つのチューナーは正常に録画準備に入っていたので、もうこれでいくしかないと気持ちを切り替え、その正常な動作をしているチューナーに切り替えるとこの映像が出てきた。
そして、その次にこの画像がきた ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
武道館の全景や入場するオーディエンスの映像が流れると、オレも当日のことを思い出す。右の拇指が少し疼いた。マネキンの映像を見て当時のステージ・レイアウトが脳裏に浮かぶ。
MIKIKOさんやスタイリストの研さん、舞台監督の内山さんに囲まれてステージに向かう三人は、いささかハイテンションで心強い。
そしてLiveのオープニング。しかし・・・・BShiは本当に驚くほど画質が綺麗だ。これを観れる幸せ。感謝したい。
Liveのオープニングの映像を観ていくにつれて、なんだか違和感を感じ始める。オレの参加した11月7の "あの空間" と同じ映像には感じられなくなっていく・・・・・・。「これは本当に11月7日の "あの" Liveを収録した映像なのだろうか??・・・・・ 。」 なぜか別のLive映像を見ているような気分になってきた。なぜだろう・・・・・。
なぜだろう・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なぜだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
うん ? ? ?
あっ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
そこでやっと気がついた・・・・・・・・・・。
このLiveオープニングのメインスクリーンに映し出された映像は、当日はオレはほとんど観ていない・・・・・・。そう ! ! ! オレの当日の席は "ステージサイド席" だったため、メインスクリーンは見切れていてのだ。あの有名になったフレーズの
「Welcome to Perfume World」
にしても、当日は見ていないのだ。会場で耳にしただけ。
放送の映像でメインスクリーンのLiveオープニング映像を見て、やっと当日の演出意図がわかり始めてきた。すごい・・・・・・。初見のLiveのように新鮮に感じる・・・ むしろ観る座席や角度によっては、もはや全く別のLiveのような光景に見えてくるのか・・・・・ 驚いた。
当日はこんなすごい演出だったのだ。
間にステージ直前の恒例の三人による "円陣による気合入れ" も差し込まれていて嬉しい。
カウントダウンが進んで、メインステージのケージ奥にフェイクの三人が出てきたのも、当日は観ていない。こういう演出だったのか・・・・・・・。そして、当日と同じように、
激しいレーザー光線の海の中、センターステージに、ワインレッドとシルバーのツートンカラーのマントを羽織った三人が 『コンピューターシティ』 のオープニングのフォーメーションで、奈落からポップアップしてきた・・・・・。
やはり、もう・・・・ もうそれだけで号泣。自宅にもかかわらず、知らず知らずのうちに拳を突き上げ、ジャンプしている自分がいた・・・・・・(笑)。
しばらくして我に返り、『コンピューターシティ』の映像に見入る。メインスクリーンの映像は流れていないので、ビジュアル的なアプローチは "ライティング演出とレーザー演出" のみ。したがって"ステージサイド席" と他の座席との演出的な条件は同じのはずである。
それにもかかわらず・・・・・ 正面から捕らえた映像のすばらしさは圧巻で、この上ない。
「当日に正面の座席から観ることができたのであれば、こんなにすごい演出と空間を体感できたのか。」
と、その光景を想像するだけで鳥肌が立った。そして「ステージから離れていてもいい。正面からこのLiveを観てみたかったなぁー・・・・・・」と残念にも思った。それと同時に、少し後悔する感情が沸き起こってくる。
「もう少し早くPerfumeを認識していれば・・・・・・。」
しかし贅沢を言ってはいけない。当日 "その空間" にいれただけでも幸運なのだ。
まぁ、たしかに "ステージサイド席" はメインスクリーンなどが見切れてしまう弊害のかわりに、数m先の彼女達と対峙できた。しかし今回Live参加後に放送の映像を見て、
「どうもオレは "何が何でも、彼女達を近くで観たい" というわけではないらしい。三人とそのスタッフが作り上げた、パフォーマンスとステージング。そしてライティング演出やレーザー演出、音響効果などの、Perfumeを構成している要素のすべて堪能したいという気持ちのほうが強いのだ」
とも思った。そして、
「Perfumeは彼女達三人だけで成立しているわけではない。三人とスタッフが作り上げた "それ" そのものがPerfumeなのだ」
ということを心の底から実感する。それと同時に、むしろこのようにも考えられると思った。
「座席が近くであれば、その楽しみと楽しみ方ががあるが、座席が遠くても落胆する必要は無い。むしろ三人とそのスタッフが作り上げた、パフォーマンスとステージングを堪能できるメリットがあり、そういう楽しみ方もある。」
そのように考えられるようになったのも武道館Liveに参加することができ、且つ高画質なBShiの『スーパーライブ Perfume in 武道館』を観れたことに他ならないと思う、今日この頃である。
この後も、この放送が進むにつれて、その当日にオレが目にした光景との差異に戸惑い、そして驚嘆していくことになるのであった。
○追記
11月3日の東京ドーム公演に参加予定の方で、今回の座席が遠くて落胆されている皆様。それだけで落胆する必要は無いと思います。なぜなら上記のとおり私の体験からも、離れていたほうがステージ演出やライティング演出、レーザー演出などは逆に堪能できると思います(ただし音響的には厳しいかもしれませんが・・・・)。
11月3日は、お互いにPerfumeのすべてを堪能して完全燃焼しましょう ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !