日本ナショナリズムから見たアメリカの自動車市場と実態 | パワカンのブログ(輸入車個人輸入代行)

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日本 アメリカ 人と車。日本の将来を考えます。

08年12月、つい先月の上旬から年末にかけて、アメリカに行ってきました。

自動車市場の悪さは予想の範囲ですが、なんといっても新車が売れなくて困っています。


しかし私が一番疑問に思うのは、日本の記事とアメリカの状況を照らし合わせてみると、思った以上に日本車が売れていない状況です。

日本では「米国ビッグ3」の危機と常に報じられていますが、日本車企業の危機が話に出てこない点が気になります。


今まで気になっているのは、日本車はアメリカで人気があり、その理由は壊れない、燃費が良いと言った通念です。古い観念というか、誤解というか、ご都合の良い解釈というか。

それに伴いアメリカを悪い観念で捕らえ過ぎている点も気になります。

故障する、燃費が悪いと言うのは、故障したアメリカ車が輸入されていることが大きな原因と考えているからです。そしてその割りに高い。確かにまともな車に思えないかもしれませんね。


だからこそ、アメリカの市場に話を戻してみましょう。

「ビッグ3倒産の危機」ではなく、GMが倒産の危機に陥っていると言うのは事実ですが、

私はまだまだスリム化できるのではないかと思っています。GMにはサターン、ビュイック、ポンティアック

などまだあるの?的なブランドも持っています。もっとスリムにできないのかな?と思えます。

現にFORDは、リンカーン、マツダ、ボルボ、マーキュリーと絞込みを行い

ジャガー、レンジローバー、アストンマーチンなどを傘下から外し、アメリカが苦手、日本車が得意だったコンパクトカーやミッドサイズセダンに力を入れてきました。また日本のメーカーも見切りをつけたクーペ市場にも力を入れたのです。今では、コンパクトカーはフォーカス、ミッドサイズはフュージョン、コンパクトSUVはエスケープ、クロスオーバーではエッジなど、今では随分浸透しています。それに引き換え、日本車の得意とされたミッドサイズのマーケットが下がりつつあります。日本のフルサイズはなかな受け入れられず、あまり美味しい所がなくなるつつあります。


アメリカメーカーの自動車の品質や燃費が悪いを言えるでしょうか?

先日、ロスのディーラーのマネージャーと話をしてきました。

彼はディーラー間で中古車を主に取り扱うマネージャーですが、良く売れるのは欧州車。FORDも良い。しかし、日本車は十分注意しないとならない。と言っています。


今までのバブリーなアメリカもこの経済不安となれば、ユーザーも今までに無い慎重な車選びをしています。


アメリカでは「トヨタの魔法」と言って、何故売れるかわからない。と言う現地の感想を良く耳にしていました。

広告では「燃費(MPG)」を前面に詠っているものの、燃費はホンダじゃないか?と言う、消費者とメーカー側の温度差がはっきりしていた事や、JD POWERなどの消費者意見ではアメリカの車の満足度が日本車を上回ったり、ニーズが多様化してきています。


みなそれぞれ、好みが分かれてきています。


故障やエラーなどを考えると、ずば抜けて欧州車の頻度が多いにも関わらず、これだけ売れているのですから

壊れるかとか、燃費が悪いとか、観念は捨てて、ワールドワイドに車選びをしてみては如何でしょうか?

壊れれば直せば良い事で、無駄に壊れる車に手を出さないで良い知識を身に付ければ、きっと楽しい車探しができます。


自分の好みにあった選択ができる国にしていきたいですね。