クリニックである程度腫瘍の数などは聞いていました。内容は、肝臓の中に腫瘍が5つ、そのうちの1つは大きい。想像していたよりも厳しい状況でした。
紹介病院を受診するまでの間に、クリニックで 胃カメラ と 大腸内視鏡検査 を受けていました。結果は、胃や大腸への転移はありませんでした。
紹介病院の初診では、肝臓に腫瘍があり状況はあまり良くなさそうだと…。
治療については、
「できることはすべてやりたい」
という家族の意向を担当の先生に伝えました。先生はその気持ちを理解してくださり、手術を目指す方針となりました。そのため、 5日間の検査入院 が1週間後に決まりました。
その日のうちに入院のオリエンテーションなどを受け、帰宅後は入院の準備を進めました。必要なものを買いそろえたり、生活の準備をしたりと慌ただしい日々でした。
この頃は仕事を休む日も増え、出勤した日はたまった仕事をこなすために帰宅が遅くなることも多くありました。
本当は、入院前の親との時間をゆっくり過ごしたい。そう思いながらも、なかなか思うように時間を作ることができませんでした。
当時はちょうどコロナの時期で、職場では感染患者の受け入れもありました。
自分が感染すると親の入院や手術に影響するかもしれないというプレッシャーもあり、かなり神経を使う毎日でした。
そして、5日間の検査入院の日を迎えました。入院中は CT検査 や PET検査、呼吸器や循環器など、さまざまな検査が行われました。
毎日、夜に親から電話でその日の検査の様子を聞きながら、
「どうか転移していませんように」
と祈るような気持ちで過ごしていました。
コロナの影響で面会もできず、初めて大きな病院に入院するため、慣れない環境で過ごす親のことがとても心配でした。
同時に、最初のクリニックで採血結果が出たときに、自分がエコー検査をお願いできなかったことを何度も思い出し、自分を責める気持ちも続いていました。
検査結果は 転移なし。
手術が可能という判断でした。
そして検査入院から12日後、手術の日程が決まりました。