グレちゃんを保護したのは10年前の1月下旬、真冬の厳しい寒さの中でした。
当時、私たちは2階建ての一軒家に住んでいて、2階の窓辺に座って外を眺めながら、スマホやパソコンを見て過ごすのが私の日課でした。
ある日のこと、白黒の大きな猫が反対側の歩道をのそのそと歩いているのを見つけました。
詳細は割愛しますが、
保護に至るまでの一週間、私の日常はグレちゃんを中心に回り始めます。
当時のことを思い返すと今でも涙が込み上げる。
それから、はじめて近くで見た時に、白黒だと思った毛色はグレー。
その時、思わず「グレちゃん」と呼んだのが、今の名前の由来です。
そんなグレちゃんなのですが、
最近、グレちゃんの老化を実感して切なくなります。推定年齢は18歳。
見た目は丸々としているのに、背中を触ると驚くほど背骨がゴツゴツと手に当たる。
7年来の持病である便秘で、入院や緊急病院のお世話になることもありました。現在は療養食でなんとか過ごせているが、常に気が抜けない状態が続いています。
加えて最近は、片足をかばうように歩く仕草を見せることもあり、日増しに募る不安と向き合う毎日です。
そのフレンドリーさから、ご近所さんたちの間でもちょっとした人気者です。
タイトルの「ミスター・グレ」という呼び名も、実は近所の男性が親愛を込めて名付けてくれたもの。
ある時は、隙を見てご近所さんのお宅へお邪魔してしまったこともありました。
「グレちゃんが、うちの寝室で犬用のおもちゃをケリケリして遊んでたよ」と、住人の方に抱えられて帰ってきた時は、その物怖じしない姿に大爆笑でした。
グレちゃんはとにかく人のそばにいたい寂しがり屋さん。知らぬ間に足元にいるので、私たちが動くたびに蹴飛ばされることも(笑)
夫の部屋からも、あー、ごめんごめんと聞こえてくると、あ、またグレちゃんの足元トラップにハマってるなと笑ってしまう。



