建築家ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエの名言に
「神は細部に宿る」というものがあります。
家具デザイナーとしても多くの作品を残しています。
些細なこと一つにまでこだわるその作品は、
とてもシンプルと表現されるものです。
一見、シンプルに見えるものほど、
奥深いものを内蔵しているということです。
初期のセミナーではオーバークオリティーと言われるほど、
確かに当時はこんな些末なことまで
という程に細かく指導していました。
いまでは、間違いなくオーバークオリティーでしょう。
それを無駄と思うか、
贅沢と思うかは人それぞれですが、
その流派全体のクオリティーを表現しているはずです。
すべて画一され本来伝えるものを
知りえることは難しいこの時代。
つまり、いまでは経験が困難な
レアものというわけです。
もし、オリジナルにこだわるのであれば、
この功法を大切に扱ってほしいものです。