資本主義社会の本性。 | 幸*★幸せ届け★秘密のたからばこ★*

今後、最も重要な予言記事

他人との競争に勝つためには、代わりに何かを犠牲にしなければならなかった。
資本主義社会の勝者と敗者。勝者とはほんの一握りのさらに一握りの人間だけで、それ以外のすべての人間が、勝者ではない者の側に属さなければならなかった。そして、勝者からのメッセージは非常に冷たいものだった。が、社会のルールとして人々に受け入れられている。いわく、働かざる者食うべからず......。これは常識であり金言である......でも、本当にそうなのだろうか?これでは奴隷と変わらない。......だが、誰もそうは思っていないようだ。一握りの勝者は......人々に対して、実は彼らが敗者であるということを知らさずに、中流であると信じ込ませることに成功していた。

一也はどこかに嘘が紛れ込んでる気がしていた。

(中略)

本当は......何も不足などしていない。足りない物など何もない。南の海にも北の海にも世界中の山や畑にも......人間が食料とするには、十分な程の恵みが与えられているのに違いない。

(中略)

だが......飢えている。子供たちは飢えや貧困のために死んでいる。

(中略)

人数分、椅子は用意されているのに......誰かがそれを隠してしまい、人々は、気でも狂ったように、椅子取りゲームに興じているように見えた......。





椅子に座り損ねた人間には、不幸だけが約束されている。だが、そのゲームが何度も繰り返されていく度に......一握りの勝者と、沢山の、おびただしい数の敗者ができる。

これでは、このゲームは最初から人間が不幸になることだけが約束されたゲームではないのかーーー?

それでも、人々は......このゲームを続ける。それは、このゲームが一見、簡単で易しいゲームに見えるからだ。
椅子は百脚も千脚もある......これなら、簡単に座れそうだ。だが、その千脚の椅子を目指して走り出す人間が、何十億人もいることに......人々は気づいていない。
一体どれほどの人間が、明日の糧に窮する不安を抱かずに、生きているのだろう?
今日は大丈夫だが、じゃあ来年は?それから、十年後、二十年後は?人間の寿命は六十年も七十年もあるというのに、社会は来年のことだって、本当には安心させてはくれない。......やはり、どこかに間違いか、嘘があるのに違いない。だから、やっぱり、人は不安に駆られ狂走するーーー。

このルールを、人々は資本主義と呼び......このルールを採用したゲームシステムの名を資本主義社会と呼ぶ。

(秘密のたからばこ文中より)




happy!秘密のたからばこhappy!