じみぃべいつです。

 

 NPBでは交流戦が順延された「阪神×日本ハム」戦一試合を除いて終了し、「東北楽天ゴールデンイーグルス」が創立20年目にして初優勝を果たしました!

 

 

 今年初めて指揮を執る「今江敏晃」監督にとっても、今後のペナントレースでの戦いについて大いに自信となったと思います。

 思えば’05年と’10年の日本シリーズで両方のMVPに選ばれたのは今江監督だったので、私が重要視している”勝ち運”というのを持っているのかもしれませんね。

 …とはいっても相変わらずソフトバンクホークスは強く、柳田悠岐選手の不在を感じさせないのですが、楽天はじめ他のチームもこの勢いのままペナントレースを面白くしてほしいと思います!

 

 

 そんなドラマチックな内容てんこ盛りだった交流戦以上にワクワクさせられる「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日6月17日に更新されていた「第110席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では5月20日発売の「25号」に掲載されていたものです。

 4週間の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  阿良川まいけるの真打昇進試験がとうとう始まりました!

 

 司会は阿良川一剣師匠の弟子の阿良川剣びしで、審査員の紹介をするのです。

 

 ・怒髪天 阿良川泰全師匠

 

 ・享楽  阿良川一剣師匠

 

 ・喜劇王 阿良川全生師匠

 

 ・当代一 阿良川一生師匠

 

 

 湧き立つ観客になぜか得意げになる「月刊落語」の樫尾記者。

 

ついでに審査の説明をするのですが、週刊誌の記者らしい男は「前回あんな様だったクセに」と皮肉るのです。

 

 

 剣びしが高座に入ろうとする刹那、それを遮って全生師匠が「何年かぶりの昇進試験だから党首の一生兄さんから一言頂くのが筋」と言い放ちます。

 

 

阿良川四天王であり、審査員でもある全生師匠の提案を断れず、剣びしは一生師匠に一言頂こうとします。

 

 

 「…一言も何も」

 

「やることは前と変わらん ―以上だ」

 

 …途端に会場の空気が重苦しくなり、凄まじい緊張感に包まれてしまうのです。

 

そして「あの事件」を会場中の誰もが思い出してしまうのです。

 

 

 そんななか全生師匠が場を盛り上げようと(わざと)色々と言うのですが、それがかえって火に油を注ぐのです。

 

 「結果まで前回とおなじだったら」

 

と志ぐま師匠の力量にまで口を挟もうとした途端、泰全師匠から凄まじい形相で睨まれたので、「ハイハイ。ホラ台本通り進めなさい」

 

とそれ以上を口にするのは止めたのです。

 

 

 

 鋭い眼差しで一剣師匠は一生師匠のことを見つめるのです。

 

党首であり自分の師匠が何を思っているのか?

 

その心の内を読み取ろうとするかのように。

 

 

 「えーそれでは、高座に参りましょう」

 

 

 

 舞台に上がろうとするまいける兄さんに、志ぐま師匠はこう呼びかかるのです。

 

 「―お前なら楽しめるさ」

 

 モロチンモチロン」

 

「最初からそのつもりですよ」

 

 

 

舞台の上でたくさんの目を感じるまいける兄さん、さきほどの週刊誌の記者らしい男はこう思います。

 

 

 『人が笑える空間じゃねぇ』

 

 

かえって記事にしやすいからと、派手に散れと頭の中で思うのです。

 

 

 

 まいける兄さんは、全生師匠がやったことがこの為かと思いながら舞台に立つのです。

 

 

『回りくどいのがお好きなようで』

 

 

 …肝心の全生師匠は指でハートマークを作り、まいける兄さんに『ふさわしい舞台は整えておいたよ?』と言わんばかりに満面の笑みを浮かべるのです。

 

 

 『前回以上のやり辛さ』と思い舞台を見つめる樫尾記者に、『…頑張れ』と心から祈るあかね。

 

 

 

 「えー今の時代趣味…“遊び”なんてのは様々でございますが」

 

そんな中、いよいよまいける兄さんの運命を左右する高座が始まったのです!

 

 

 

 

 まいける兄さんの昇進試験が始まるわけなのですが、せっかく「阿良川一門」の党首と志ぐま師匠を除く「四天王」揃い踏みで沸き上がった会場を、党首「一生師匠」に振って雰囲気を壊してしまうとは全生師匠は悪役に徹していますね!

 そしてそんな師匠を視線で咎める泰全師匠は良かったですね。

 あと相変わらず肚の内が読めない一生師匠と、彼の様子を探るように見つめる一剣師匠の対比も今回の見どころでしたね。

 このシリーズでは敵役に徹するであろうとは読めていた全生師匠もムカつきますが、ゲスな記事を書きたいと思ってやってきている週刊誌やゴシップ誌でしょうか?の記者の男もイラっとさせますね。

 純粋にこの昇進試験でまいける兄さんがどんな高座をみせるのか?期待して取材をしている「月刊落語」の樫尾記者とは雲泥の差ですね。

 そんな舞台にでもまいける兄さんを送り出さなければならない志ぐま師匠の、一言に込めた期待と信頼のエールは私の心に染みわたりました。

 弟妹弟子たちを代表してのあかねのエールも良かったです。

そしてそれを受けて全生師匠の”遊び”に真っ向勝負を挑むまいける兄さん、どんな高座になるのか?楽しみでなりません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Iron Maiden Tailgunner

 

 

 

 ベースの Steve Harrisが中心となり'75年に結成され ’80年に「NWOBHM」の波に乗りデビューした「Iron Maiden」は、メンバーチェンジを繰り返しながらも徐々に人気を増し精力的な活動をおこない、’80年代の英国を代表するHMバンドとして君臨したのです。

 しかし ’80年代終盤には、ギタリスト Adrian Smithのソロアルバム発売からの脱退という出来事がありました。

 それでも同じくソロアルバムを発売したボーカルの Bruce Dickinsonと活動を共にした Janick Gersを、 Adrianの代わりに加入させると’90年にアルバム「No Prayer For The Dying」をリリースします。

 このアルバムは全英2位を記録し、シングル「Bring Your Daughter… To The Slaughter」を全英1位にするなど以前と変わらぬ活躍ぶりを見せたのです。

 このまま以前以上の活躍をみせるのか?と多くのファンから思われたのですが、アルバム「Fear Of The Dark」リリース後のツアー終了後にあっと驚く出来事が起こったのです。

 そうです、バンドの顔であった Bruce Dickinsonがいきなりバンドを脱退してしまったのです!

 

 

 

 「あの事件」が収録されている第1巻です。

 

 

 まいける兄さんの若いころの回想が出ている第7巻です。

 

 

 まいける兄さんが「真打昇進」に挑もうと決意する第9巻です。

 

 

 全生師匠が志ぐま一門を良く思っていないのが分かる第11巻です。

 

 

 最新巻の第12巻は7月4日発売予定です!

 

 

 「Tailgunner」収録のIron Maidenの’90年発売の8thアルバムです。