じみぃべいつです。

 

 国連総会に我が国の高市早苗首相が出席されましたが、敵国条項の撤廃要求の発言をして予想通り中国からの反発がありました。

 ネット上では国連からの脱退まで言及している支持者の意見も見られ、戦前の二の舞になるのでは?と個人的に不安になりました。

 イスラエルのネタニアフの件もありまだまだ世界情勢は緊迫していますが、米国の’80年代には故ロナルド・レーガン大統領の熱狂的な支持者でタカ派の俳優の代名詞だったこの方のニュースに私は注目しました!

 

 

 

 …思い起こせば小説「一人だけの軍隊」を映画化した「ランボー」の1作目は名作でした!

 ベトナム帰還兵(元特殊部隊隊員)の男の、かつての上司に泣きながら言った台詞の「俺はこの国を愛しているのに、この国は俺を愛してはくれなかった」には、深く感銘を受けたものです。

 あまりにもこの作品が素晴らしすぎたために、商業主義とプロパガンダ色の強くなった2作目以降を観てはいないのです。

 そんな彼が今頃になってこんなことを言うなんて…という驚きもありつつも、誰もが戦争はくだらない、戦争反対!と言える世の中でいて欲しいです。

 

 

 

 そんなかつてのタカ派俳優の代名詞的存在だったシルベスター・スタローン氏の発言のように素晴らしい展開をみせる「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日9月28日に更新されていた「第219席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では8月24日発売の「39号」に掲載されていたものです。

 約1ヶ月の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 阿良川相剋会で阿良川全生師匠が披露する演目は「たちきり」

 

 

喜劇王の二つ名を持つ全生師匠がこの人情噺を演じるので驚愕する阿良川あかねに対し、我成晶子女史は唯一無二の様式美を刮目せよとあかねに告げるのです。

 

 

 

「こっちだ、おいでおいで」

 

 

若旦那が丁稚の定吉を手招きして、たいそう履物が揃っている理由を尋ねるのです。

 

 

なんでも親戚中が集まっており、大旦那が「ウチのバカ息子のコトで―」と言っていたというのです。

 

 

バカ息子と言われて怒る若旦那に更に火に油を注ぐ定吉、

 

 

「バカバカバカバカバカ~略~バカァ‼―ん何度もっ‼言う事ァないだろォ‼」

 

 

 

 その全生師匠の演じ方を観て、あかねは落語は想像の演芸、情景を想像して楽しむモノ。

 

 

見えてるモノと見えているモノは案外違う。

 

 

でも、まんま過ぎる若旦那の顔が—

 

 

「このお店の跡継ぎである私を、乞食にするってェ?」

 

 

全生の顔で頭に浮かぶ

 

 

「番頭‼」

 

 

「…では、このボロの着物に着替えて下さい」

 

・

・

 

「…成って頂きますよ、乞食にねぇ…」

 

 

番頭も全生っぽい…!?

 

 

いやっ違う、全部だ‼

 

 

定吉も

 

 

「この私が待っているのに何故会いに来て下さらないの…若旦那」

 

 

若旦那と恋仲の芸者も

 

 

出てくる人物全員、犬ですら

 

 

『何コレ…、噺の情景が全生に塗り潰されてく…‼』

 

 

…!?

 

 

 

 それに驚愕するあかねをしり目に、我成女史は思うのです。

 

 

役を演じて尚色濃く際立つ生来のアクの強さ、何を演じても全生に成る‼

 

 

『―となれば、観客の目は演じている全生自身に向く』

 

 

 

「嫌だァ…‼ 乞食っ…乞食になんか成りたくないぃいい‼」

 

 

役が全生のイメージにハマればインパクトは増し増し

 

 

逆に―

 

 

「若旦那、今日で蔵でお過ごしになって100日が経ちました。乞食にせぬ代わりに蔵で過ごせなど…使用人如きが出過ぎた申し出を―」

 

 

「私を想ってのことでしょう? ありがとう、心が洗われたよ」

 

 

「自分勝手な私はもう死んだ。貴方のお陰で私は…生まれ変わった」

 

 

改心した若旦那を演じる全生師匠を観て、会場中の観客は沸き返るのです!

 

 

…そのギャップの面白さに。

 

 

 

「イメージにハマらな過ぎればそのギャップが笑いになる」

 

 

あかねに告げる我成女史。

 

 

しかしあかねは

 

 

「…でもこれって」

 

 

と疑問を持つのです。

 

 

「その通り、本人はいたって真剣。お客さんが演じてる全生にツッコミを入れながら楽しんでる状態」

 

 

「その証拠にこの爆笑の渦中でただ一人、本人だけが困惑してる」

 

 

 

 !?

 

 

何故笑う…、おかしいだろ。

 

 

ここは胸が“じん…”とくるところだろォが‼

 

 

全生師匠は憎き阿良川まいける(兄さん)の映像まで見て研究し、稽古用に取った自分の映像で4度は涙した場面だと憤るのです。

 

 

―何故こうもうまくいかない

 

 

『くそっ…何故だ。何故―』

 

 

貴様のようにできない

 

 

全生師匠の脳裏に浮かぶのはあかねの師匠の阿良川志ぐま師匠。

 

 

人情噺の名手“泣きの志ぐま”と若いころから絶賛されていたのです。

 

 

『―なのに何故』

 

 

若き日の全勝師匠が高座を終え、上手く人情噺が出来なかったことに悔しがっていると志ぐま師匠が舞台袖で待っていたのです。

 

 

『何故っ‼』

 

 

『貴様は、あんな世迷言を吐き捨てたのだ…‼』

 

 

そのことを思い出して憤る全生師匠。

 

 

その時若き日の志ぐま師匠が行った言葉は—

 

 

「全生…俺ァお前が—」

 

 

 

 

 

 喜劇王の二つ名をもつ阿良川全生師匠が、かつて真打昇進試験で阿良川まいける兄さんが演じた人情噺の「たちきり」を演じることに阿良川あかねは驚愕するのです。

 

 その異名からすれば得意の噺で勝負をかけるのでしょうが、前回兄弟子であり阿良川一門の党主である阿良川一生師匠に対抗しての全生師匠の意地が伺えますね。

 

 …まあ個人的には弟子の阿良川ぜんまい兄さんや遊全兄さんが演じたような爆笑噺で、その喜劇王の二つ名は伊達ではないというところを見て観たかったですがw

 

 そんな全生師匠の演目におあつらえ向きだと言ったのは我成晶子女史、唯一無二の様式美を観ろとあかねに告げるのです。

 

 ここで疑問に感じるのは、人情噺で何が出来るのか?唯一無二の様式美とは?という疑問があかねだけでなく私や読者も持つと思います。

 

 それは後から分かるわけなのですが、ここからは全生師匠の演じるたちきりの世界が続くのです。

 

 そこで浮かんだ登場人物がなんと!若旦那だけでなく、番頭も定吉も恋仲の芸者も犬ですら全生師匠の姿だったというのは笑っていいのか分からなくなるほど、私は最初困惑しました。

 

 しかしそのことがどういった効果をもたらすのか?それを観客の反応や我成女史の説明で分からせる演出は見事でした!

 

 ギャップが笑いにつながる演出はかつてあかねが蘭彩歌うらら師匠から教わった「お茶汲み」で魅せた技法ですね。

 

 (第6巻   第47席 「お茶汲み」より)

 

 

 それはあかねの技量と実際の年齢からくるギャップであり、それも後から噺の説得力を増すためのピースの一つなので狙った演出なのです。

 

 しかし全生師匠のそれは違った様子です。

 

 観客はすべて全生師匠らしい高座を愉しんでいるのですが、肝心の本人は何故観客は感動しないのか?と戸惑っているのです。

 

 観客を楽しませ笑わせる力は流石喜劇王なのでしょうが、この高座が始まる前に全生師匠は本格派で勝負すると言っていますし、その為に憎らしく思っているまいける兄さんのたちきりを研究したのですから。

 

 その出来事すら笑いを感じるというのも、何か笑えるというより悲しい気持ちになってきます。

 

 …もっともそれは私達読者が全生師匠の心理が分かるからであって、もし目の前で全生師匠のこの高座を見ていたとしたら、作中の観客の様に大いに笑い沸き返ることでしょうね。

 

 ここからの回想は若き日の全生師匠が、すでに”泣きの志ぐま”の異名を取っていた阿良川志ぐま師匠(先代ではなくあかねの師匠の方です)とのやり取りが描かれています。

 

 何故全生師匠が志ぐま師匠をこれほどまでに嫌うのか? 

 

 その弟子にあらゆる嫌がらせをするほど憎むのか?

 

 それが志ぐま師匠が全生師匠にかけた言葉なのでしょうが、残念ながら次回に持ち越しになってしまいます。

 

 …まったく毎度のことながら次回に期待を持たせる演出は、悔しいけれど認めざるを得ません。

 

 本当に、続きが気になって仕方ないですよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 AKB48    チームK くるくるぱー

 

 

 

 AKB48はそれぞれチームごとにAKB劇場での公演の演目が違うのですが、1stステージだけがチームAと同じ演目で2ndステージからそのチームごとの個性にあったオリジナルのセットリストを与えられるのです。

 以前紹介したチームKもそうで、2ndステージ「青春ガールズ」から自分たちの演目の曲を与えられ、チームAとは違ったセットリストの公演を行ったのです。

 この2ndステージで自分たちらしさを打ち出し、続く3rdステージ「脳内パラダイス」で更なる人気を得ます。

 その中の一曲がこのふざけたタイトルのこの曲で、おバカキャラで売っていた小林香菜をフューチャーした楽曲となっております。

 6人組のユニットで思わず笑いを誘うようなコスチュームに身を包み、センター扱いの小林香菜に至っては王様の格好にネギを片手に持ってのいでたちなのです。

 その格好や振り付けもですがメロディーや歌詞は前向きで、この辺のさじ加減は悔しいけれど秋元康は上手いと思いました。

 しかしこの曲の真価は劇場公演もさることながら、 ’08年から続く「AKB48リクエストアワー」での出来事であると言えるでしょう!

 第1回目は93位とあまり人気とは言えなかったのですが、第2回目は最終日に小林香菜が最終日のラスト近くにこの曲のコスチュームで待機をしていることが話題となりました。

 この回では本命視されていた「大声ダイヤモンド」が2位だったために、1位を期待した小林香菜が面白いゼスチャーをしたことが話題となりました。(結果1位はチームBの「初日」でこの曲は圏外でしたがw)

 3回目は80位とランクインするも、4回目はやはり圏外でしたがこの回でも小林香菜は王様の恰好で待機し会場を沸かせたのです。

 そしてハイライトは5回目のリクエストアワーで、なんと!この曲は14位にランクインし最終日に披露することが出来たのです。

 その後も39位、58位、63位ときて、 ’16年のリクエストアワーでは26位にランクインし、この時小林香菜はAKB48からの卒業を発表するのです。

 ちなみにおバカキャラの称号を小林香菜が後輩の木﨑ゆりあに譲ると発表した時に、木﨑ゆりあのくるくるぱーも譲って欲しいとの申し出を小林香菜は断ったそうです。

 理由は「この曲は私のだから」

 ふざけた曲名にもかかわらず、彼女と彼女を応援していたファンにとっては本当に特別な曲だったのです。

 

 

 

 

 

 

 阿良川あかねが自身とのギャップを効果的な演じ方として魅せた第6巻です。

 

 

 阿良川全生師匠が弟子の阿良川泰全師匠にあかねを昇進させるなと命令した第11巻です。

 

 

 全生師匠が阿良川まいける兄さんの真打昇進試験に小細工をした第13巻です。

 

 

 全生師匠が死神双宴を台無しにしようとした第23巻です。

 

 

 最新巻の第24巻はいよいよ今週の金曜日に発売しますよ!

 

 

 くるくるぱー収録のAKB48 チームK 3rdステージのスタジオアルバムです。

 

 

 3rdステージも映像化されていますね! 小林香菜の王様姿が観れます。

 

 

 この回から伝説が始まった! 最終日に出番を待つ王様が話題になりました。

 

 

 小林香菜とAKB48ファンの想いが起こした奇跡! 14位にランクインした時の映像です。

 

 

  未だ色あせぬ名作だと私が自信をもってお勧めいたします!

 

 

 映画「ランボー」の原作の小説です。