じみぃべいつです。
NPBも交流戦真っ盛り、各チーム2カードを終えて早くも1/3を消化いたしました。
しかし悲しい出来事が続いております。
パ・リーグ首位を独走するソフトバンクホークスのベテラン「柳田悠岐」選手が、5月31日の対広島カープ戦で走塁中に右脚を痛め途中退場し、翌日MRI検査にて「右半腱様筋損傷」で全治4ヶ月と診断されました。
昨年まで三連覇しながらも主力選手が軒並み故障で下位に低迷しているオリックスバファローズでも、同日の対中日ドラゴンズ戦で「森友哉」捕手が同じように走塁中に右脚を痛め途中退場し、翌日の検査の結果「右大腿二頭筋の筋損傷」で前半戦の出場は絶望となりました。
しかし!それを吹き飛ばすほどの出来事が昨日は続いたのです。
まずは中日ドラゴンズの「中田翔」選手が、対オリックス戦で延長12回に見事な決勝打を放ったのです!
その勝負強さは健在で、同じく貧打に悩むオリックスに彼のような頼れるベテランがいたら…と思いますね。
そして読売ジャイアンツの「菅野智之」投手が開幕以来負けなしの5連勝を、対西武ライオンズ戦で達成しました!
昨年は入団以来最低(4勝8敗)の勝ち星でしたが、今年はすでに昨年越えの勝ち星をあげており、チームも待望のセ・リーグ首位に立ちました!!
…しかし何といっても昨日の主役はこの人でしょう!!
ヤクルトスワローズの「石川雅規」投手が今季初勝利をあげ、入団以来23年連続勝利の記録を達成したのです!
23年連続勝利は元中日ドラゴンズの「山本昌」投手らに並ぶプロ野球記録で、新人年からの連続勝利記録では元阪急ブレーブス等の「米田哲也」投手を抜いての新記録なのです。
通算勝利数も186勝となり、名球会入りの資格となる200勝にまた一歩近づきました。
…冷静に考えれば年齢(44歳)的に不可能と思うのですが、少しでも記録を伸ばしてまだまだ若い選手たちのお手本になるような投球術で、我々プロ野球ファンを楽しませてほしいと思うのです!
そんな石川雅規投手の登板の様に期待に胸膨らむ「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日6月3日に更新されていた「第108席」の記事を書きたいと思います。
これは「週刊少年ジャンプ」本誌では4月30日発売の「22・23号合併号」に掲載されていたものです。
1ヶ月程の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。
“真打” ― 落語家の最上位の階級で寄席の主任(トリ)で出る資格を持つ(弟子を取ることも可能)
“落語家は真打になって一人前”と位置付ける落語連盟に対し、独自の昇進基準を持つ阿良川一門にとっては“芸を極めし者”を真打と認めるとしているので、他派に比べて真打の数は少ないのです。
昇進基準が厳しいから…でもあるけれど、例の“破門騒動”のおかげで「大看板クラスの腕前」が求められるようになったのです。
それをこぐま・享二両兄さんから聞くと、しり込みするどころか俄然やる気を見せるあかねでした。(呆れるこぐま兄さんと頼もし気に頷く享二兄さん)
ビビッて他所の一門に移る二ツ目も何人かいる中、その“高み”に挑むのが我らがまいける兄さんなのですが、本人はまったく気負いがなさそうで相変わらずチャラいのでしたw
そんなまいける兄さん「あかねるに頼みたいことがあったんだ」と、あかねに自分の仕事を手伝ってくれるように頼むのです。
あかねは稽古はつけてもらえたけれど、まいける兄さんの落語はまだ聞いたことがないと期待するのです。
審査員の「阿良川一生」師匠に認めさせなければならないこと。
そしてかつて“麒麟児”柏屋禄郎が“腕利きの二ツ目”としてまいける兄さんの名を挙げ、「意識はしている。近いところにはいるけれど…」真逆のタイプだからと言っていたことを思い出すのです。
老人ホームの入所者を前にその二ツ目随一の実力者がどんな落語を披露するのか期待するあかねでしたが、まいける兄さんが披露したのは昭和歌謡「愛狸~第七章~」だったのですw
「歌ァ!? 落語は!?」と騒ぐあかねに「ご高齢の方相手だとこっちの方がウケがいいんだ」と言って次の仕事場に移動します。
そこは小学校の体育館で、まいける兄さん得意の傘回しを披露します。
…で、あかねは「狸権」の着ぐるみを着せられ落語を披露させられるのです。
次は「月島水産株式会社」の決算慰労会で三味線に長唄を披露します。(あかねは太鼓を合わせるのです)
一日のスケジュールが終わってコンビニ前で一服する二人。
結局一回も落語を演じていないことを心配するあかね、まいける兄さんにそのことを伝えると
「確かに…勝負ネタを試すチャンスだったか」と我関せずです。
そしてこう言い切ります、「決めてるんだ、“見せたい”より“見たい”を選ぶってね」と。
気を付けて帰るように言われ別れるあかねですが、まいける兄さんのことが心配で仕方がないのです。
さて、阿良川志ぐま師匠の家で仕事で頂いた鰆を見せて宴会を企画するまいける兄さん。
そんな一番弟子に「…我慢出来てるか?」と尋ねる志ぐま師匠。
「モロチン モチロン」と言って今日は落語すらしていないというまいける兄さん。
…ただ昇進試験の為とはいえストレスが溜まるとこぼすのです。
そんなまいける兄さんに、そんな台詞が聞けるとはなと入門したての頃を思い出す志ぐま師匠。
「そりゃああの頃とは違いますよ」
まいける兄さんの頭に浮かぶのは落語界から破門され去っていった兄弟子「志ん太」と、自分たち志ぐま一門に立ちはだかる「阿良川全生」師匠の顔。
「これでも本気なんでね」
…普段の軽薄さとは無縁の、真剣な顔をして。
いよいよ今回から新シリーズに移行しました。
待ちに待った「阿良川まいける」兄さんの「阿良川一門真打昇進試験」編です。
現実にも「落語立川流」は独自の昇進基準があるらしく、(B!誌のコラムでおなじみの立川談四楼師匠が「落語立川流真打」の第一号だとか)基準が阿良川一門と同じかどうかは分かりかねますが、落語協会とは別になっているらしいですね。
そんな阿良川一門での真打の難しさをあかねに説明することで、我々読者にも知らせるというのも分かりやすい演出でした。
その難しさを聞いてのあかねの表情は、やがて来るであろうあかねの真打挑戦に対する伏線となるのでしょうね!
主役のまいける兄さんの「落語をやらない」というのも意味があるのはいい演出だと思いました。
そして兄弟子志ん太と宿敵全生師匠の対比は、まいける兄さんの決意と本気度を示すのに効果的だと感心させられました。
次はどのような展開になるのか?まったく続きが気になって仕方がありません!
Guns N’ Roses Patience
大谷翔平選手や山本由伸投手の在籍する「ロサンゼルスドジャース」の本拠地のあるLAは、かつてはHR/HMシーンの一大拠点でした。
'78年デビューの「Van Halen」を筆頭に’80年代前半には「Motley Crue」「Quiet Riot」「RATT」「Dokken」などを輩出し「LAメタル」の名のもとに一大ムーブメントを巻き起こします。
’80年代中ごろになると「Poison」の登場により、メタルからグラム・ロック寄りにシーンが変貌します。
「LAグラム」 ー ’87年以降デビューしたバンド「Faster Pussy Cat」「LA Guns」などのバンドを指してそう呼ばれたのを私は記憶しております。
「Guns N’ Roses」もその中から登場してきたバンドで、当時LAでは一番ホットなバンドと呼ばれておりました。
’87年7月に「Appetite For Destruction」で華々しくデビューを果たしましたが、チャートアクションが期待どおりではなく、しばらくは何も起こらなかったのです。
物事が動いたのは翌’88年にシングル「Sweet Child O’ Mine」が、映画「悪夢の惨劇」のサントラに使用されて火が付いたのです。(全米最高位1位!)
当時「Aerosmith」の前座をやっていた彼らが、徐々に自分たち目当ての観客が増えていったと振り返っております。
そのためアルバム「Appetite For Destruction」は最高位1位を記録し、全米で1800万枚以上を売り上げ、「史上最強のデビューアルバム」と言っても過言ではないと思います。
この曲「Patience」は翌’89年の全米最高位4位を記録する大ヒット曲です。
収録されているのはデビュー前に出した「Live?!★@ Like a Suicide」がプレミア価格が付いたので、それに新録の曲を加えたミニアルバム「GN'R Lies」で、このアルバムも全米最高位2位を記録しております。
まさに頂点に立った彼らだったのですが、その後は順風満帆にはいかなかったのです。
あかねの父志ん太が破門された審査会収録の第1巻です。
兄弟子まいけるがあかねに稽古をつける第7巻です。
まいける兄さんが「真打昇進」を決意した第9巻です。
第12巻も発売決定!7月4日発売予定です。
「史上最強のデビューアルバム」、GN'Rのデビュー作です。
Patience収録のミニアルバム「GN’R Lies」です。