じみぃべいつです。

 

 MLBではシカゴ・カブスの「今永昇太」投手が3勝目を挙げ、防御率0.84でナ・リーグトップで勝ち星もリーグトップタイと好調です。

 しかし日本のTVで話題独占のLAドジャースの二人はいかがでしょうか?

 「大谷翔平」選手は元NYヤンキースの「松井秀喜」選手の持つ、日本人選手のMLBホームラン通算最多記録を抜きました!

 しかし一方では「得点圏打率」の低さが話題となり、 かまいたち山内  「山本由伸」投手は防御率4.50でクオリティスタートも5登板中1のみと、”契約は失敗”との声が早くもあがっています。

 片やNPBでセ・リーグでは好調だった「中日」が21日に「阪神」に"松葉崩し"性交 成功させられて、首位の座をとうとう明け渡してしまいました。

 パ・リーグでは首位を走る「ソフトバンク」との差を詰めたい「オリックス」が19、20日と連続で酷い試合をしてしまい、四連覇などは絶望か…と思わせました。

 しかし!そんな中輝くのが”エース”との投球を、我が押し投手「宮城大弥」投手が魅せ付けてくれたのです!!

 

 

 この試合「近藤健介」選手にホームランを打たれましたが、最終回ではツーアウト一・三塁のピンチで近藤選手を三振に切って取り、開幕戦のリベンジを果たしました。

 FA加入の「西川龍馬」選手もダメ押しのタイムリーが飛び出し、「森友哉」捕手はまだまだ本調子と言えないバッティングですが、宮城投手に対しての素晴らしいリードは見事でした!

 同僚の「若月健矢」捕手は今季素晴らしい活躍を見せていますが、同い年のライバルとしてお互い切磋琢磨しながらチームと投手陣をグイグイと引っ張っていってもらいたいです!

 

 

 そんな盛り上がりを見せるMLBにNPBに負けないくらいエキサイティングな「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日4月22日に更新されていた「第103席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では3月23日発売の「17号」に掲載されていたものです。

 4週間の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 息が詰まる ―

 

 会場を飲み込む緊張感 ―

 

 これが、泰全師匠の高座 ―

 

 

息を呑んで泰全師匠の高座に集中するあかねと観客。

 

 

 

 「おい、長屋三十六軒そっくり集まってくれとさ」

 

すぐ噺に入る泰全師匠。

 

 「大家が家賃を取ろうってんだ」

 

 「家賃を取る … 大家なのに?」

 

 

 会場中が沸き立ち、その圧が舞台袖のあかねと今昔亭ちょう朝師匠にビリビリと伝わるのです。

 

 

 そして来賓席にいる“人間国宝”「柏屋三禄」師匠も感心するのです、“緊緩” ― かつて上方の大看板が提唱した、『緊張状態から解き放たれると人は笑う』という理論。

 

 

 ― 敢えて張り詰めた空気を作り、解き放つことで大きな笑いを生む ― それの加減の絶妙さに“阿良川四天王”は伊達ではないと感心するのです。

 

 

 高座上の泰全師匠は自分の師匠「阿良川全生」師匠を思い浮かべます。

 

『志ぐまの弟子に推薦を出すな。コレ師匠命令絶対だから』

 

 「繊細」

 

 「気まぐれ」

 

 「理不尽」

 

媚び諂うこともせず嫌われることすら厭わない ―

 

どこまでも“我が儘”、故に ―

 

 

 「噓がない」

 

本心から発するその言葉は痛烈なまでに聞き手に刺さる、と。

 

 

 

 

 修行とは不条理に耐えること、「足りない」 ―

 

苦しみが足りない と頭の中で考えるのです、その中で芸は磨かれたと。

 

 

 思い出すのは志ん太やちょう朝と過ごした日々ですが、『もういい…その道は』と思うのですが、ふとあかねの高座が頭に浮かぶのです。

 

そして会場入りする前の元志ん太「桜咲徹」の言葉も。

 

 

『重く考え過ぎだよ』

 

『たかが落語だ』

 

 

 

 高座は続きます、ため込んだ家賃の話になります。

 

 「ウチは…一つだな」

 

 ・

 

 ・

 

 「この長屋に越した時に払ったっきりだから」

 

 「かれこれ18年」

 

 「溜め込み過ぎだよ!!」

 

 

 …どっと沸く会場を尻目に、泰全師匠は左手の舞台袖が気になるのです。

 

 

そこには“理不尽の塊”、「阿良川全生」師匠の姿がありました。

 

 

 『揺れた私が愚かでした』

 

振り切ったかのように

 

『此度の件師匠に倣い、我を通させて頂く!!』

 

 

 そんな泰全師匠の高座を見守るちょう朝師匠は、昔の三人での集まりを思いだすのです。

 

 

 『約束だぜ!! 志の字 泰の字、俺達が真打になったらよォ』

 

 

 

 

 あかねの会心の高座の後を受けて、”阿良川四天王”の一人「阿良川泰全」師匠の高座が始まりました!

 

 会場の雰囲気をがらりと変えたその存在感は、その芸風と相まって”人間国宝”「柏屋三禄」師匠も舌を巻くものだったのです。

 

 そんな泰全師匠の頭の中に浮かんだのは自分の師匠「阿良川全生」師匠のことだったのですが、”理不尽の塊”ってアンタw

 

 …なんで弟子入りしたんですか?とも思ったのですが、口下手な泰全師匠と違い”噓がない”そのストレートな物言いが琴線に触れたのかな?とも思いました。

 

 結構弟子が多いから落語の世界では一目置かれているのでしょうね、それには今後の掘り下げに期待したいです。

 

 そして最後の「今昔亭ちょう朝」師匠の回想で次回につながる引きは見事!でした。

 

 また次回も気になりますね、楽しみです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Van  Halen  Black And Blue

 

 

  アメリカを代表した?偉大なHR/HM(そういうと彼らは嫌がったw)バンド Van Halenの’88年発表の8枚目(Sammy加入後2作目)のアルバム「OU812」からの最初のシングルカット曲です。

 変なタイトルですが、元ボーカルの David Lee Rothのアルバムのタイトル「Eat’  Em and Smile」(奴らを食って笑え)に対する彼らなりの皮肉を込めた返しなのだそうです。(※「Oh, you ate one, too」(ああ、お前も同じものを食ったのか)…どっちもどっちだな、人間性がw)

 そのアルバムは Davidを尻目に前作「5150」に続き全米一位を獲得しますが、これが出たときは前作の華やかさと打って変わった作風だったためファン離れが起きたと思われます。(渋谷○一氏は当時のライナーノートで「地味に見えて派手なアルバム」と述べてはいますが…)

 実際’89年に彼らは三度目の来日公演を「東京ドーム」で行いますが、バブル期で外タレやバンドの来日ラッシュだったとはいえ、客席はかなり空席が目立ちました。

 …しかし今では信じられないでしょうが、地上波全国ネットで深夜枠とはいえ彼らのライブがTV放送されたのですよ!(夜中に観たっけな…)

 TVとはいえはじめて見た彼らのライブは私にとって衝撃でしたが、少し物足りなさも感じました。

 このアルバムが好きでなかったのと同時に、すでに彼らが全盛期を過ぎたと、私なりに感じ取ったのかもしれません。

 なお、この曲はBillboard Hot100の最高位第32位を記録しています。

 

 

  

 理不尽の塊と称された「阿良川全生」師匠も登場の第1巻です!

 

 

 「阿良川泰全」師匠が本格参戦した第10巻です!

 

 

 最新巻の第11巻は5月2日発売予定ですよ!!

 

 

 Sammy期第二弾で来日公演も果たした「OU812」です。

 

 

 Sammy期の全盛期は意外と短かった!? 胸躍るLIVE映像作品です。(注:プレミア価格です)