じみぃべいつです。

 

 鳥山 明先生に「ちびまる子ちゃん」役声優のTARAKOさんが相次いで亡くなったのに、私はショックを受けております。

 

 

 

 

 お二方の功績を私が改めて語るのもなんなので、ただご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

 

 気を取り直して、「あかね噺」のマンガアプリ「ゼブラック」で本日3月11日に更新されていた「第97席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では2月13日発売の「11号」に掲載されていたものです。

 4週間の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「圧勝しかねぇぞ」

 

 今昔亭ちょう朝師匠があかねに“阿良川泰全師匠”が勝負を降りるつもりだったから、事情があったんだろうと注意を促します。

 

 しかしあかねは意に介しません、「そもそも無茶な挑戦ですから」と、あの怪物「阿良川魁生」を思い浮かべながら。

 

 覚悟を決めたあかねの登場を今か今かと待ちわびる「月刊落語」の樫尾記者と古味記者。

 

 「人間国宝」柏屋三禄師匠、「阿良川四天王」阿良川泰全師匠、そして「大看板」今昔亭ちょう朝師匠といった大物と、父「桜咲徹」に母「真幸」に大勢の観客の前に出囃子に乗って登場するあかね。

 

 

 「阿良川あかねと申します」

 

 

 「今昔亭朝がお」の“二ツ目昇進披露興業”の開始の挨拶と、朝がお兄さんとの出会いを面白おかしく話すのです。

 

 

 それを聞いていた樫尾記者は初めて「可楽杯」で見てから1年半たって“微笑ましい”と思うのですが、そこで違和感を感じるのです。

 

 『微笑ましい?』

 

 『あの、阿良川あかねが!?』

 

 そんなことを思っているとあかねが言います、「化ける狸の噺にお付き合い下さい」と。

 

 

 すんなりと演目に入ったあかねを、お手並み拝見とばかりに見る「ちょう朝師匠」。

 

 泰全師匠にも訳アリなんだろうがと前置きしつつ、「勝負は勝負腹ァ括れよ」と言い含めるのです。

 

 

 「演目 狸賽」

 

 

 助けられた狸が恩返しに来るのですが、男が狸に聞くのです。

 

 「お前、何で子供に捕まってたんだ?」

 

メンコ遊びをしていた子供たちを羨まし気に眺めていたら子供が一人抜けたから、その子の代わりに入ろうとしたら“化けるのを忘れてて”と。

 

 「そりゃ捕まるよ!! ドジだねぇ!!」

 

 

 

 ところ変わってこの間のカラオケ屋でのイツメン会での回想です。

 

 リサが言います、「落語になるとカッコつけ過ぎじゃね」と。

 

それに同意する由佳に尾崎君。

 

 言い過ぎだと反論する朱音でしたが、リサは「フツーでいいんじゃない?」というのです。

 

朱音を「せっかちで」「喧嘩っ早くて」「怖い系全然ダメ」

 

「意外と乗り物弱いし」「甘え上手だけど」「義理堅い」

 

カッコよくなんかない、そんな朱音だから「友達になったんだぞ!!」とありがたいことを言うのです。

 

 

 そんなあかねの高座を観ているちょう朝師匠は、二ツ目からは『コイツの噺を聴きたい!!』と思わせてナンボの世界。

 

鍛えた“芸”にどれだけ“仁”を乗せられるか。

 

 

 らしさを出せるだけでは序の口だから、

 

 

「本番はこっからだぜ、嬢ちゃん!!」

 

と、高座の行方を見守るのです。

 

 

 

 いよいよ始まった朝がお兄さんの御披露目での開口一番のあかねの高座です!

 あかねの演目前の朝がお兄さんとの出会いの話が、いかにあかねが朝がお兄さんを慕っているかがよく分かりますね。

 …ただそこはあかねのことですから主役を食ってやろう、あわよくば四天王に大看板も…なんて考えているのかもしれませんがねw

 人間国宝や両親(特に父親)の前でどのような成長をあかねが魅せるのか、それが楽しみでなりません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  Thunder  She's  So  Fine

 

 

 Thunderは’89年に「TERRAPLANE」というバンドが行き詰まり、そのメンバーの「Danny Bowes」(Vocal)と「Luke Morley」(Guitar)が中心となり結成されました。

 彼らの実力に目を付けた元Duran Duranの Andy Taylerの尽力でEMIと契約、彼のプロデュースで’90年アルバム「Backstreet Symphony」でデビューいたします。

 全英21位とチャートアクションも好調で、前年の GN'Rの事故で開催が危ぶまれた「Monstars Of Rock」のオープニングアクトに抜擢されます。

 ここでのライブパフォーマンスは素晴らしいもので、辛口で有名な英国の音楽メディアが「史上最高のオープニングアクト」と褒めたたえます。

 このことがきっかけで日本の知名度が上がったので、デビューアルバムにLIVE CDを付けた新装盤が発売され、また米国でもレーベルを Capitolから Geffinに移します。

 この曲は”英国魂”あふれるこのアルバムの、オープニングを飾る素晴らしいナンバーです。

 

 

 

 朝がお兄さんとあかねの出会いが描かれた第4巻です。

 

 

 ちょう朝師匠とあかねの出会いが描かれた第9巻です。

 

 

 阿良川四天王最後の男、泰全師匠登場の最新第10巻です。

 

 

 この時代の「British Hard Rock」を体現した、Thunderのデビューアルバムです!

 

 

 私も買った、日本での新装盤です!