じみぃべいつです。

 

 今週の月曜日3月4日はジャンプコミックスの発売日で、私は劇場版アニメも上映された「SPY×FAMILY」第13巻とTVアニメ放送中の「姫様“拷問”の時間です」第14巻、そして毎週記事を書いている「あかね噺」第10巻を購入いたしました。


 

 どれも読みごたえがありましたが、今回は記事の絡みで「あかね噺」の第10巻のご紹介をさせていただきます。

 




 

 観客の熱狂で迎えられた大看板「今昔亭ちょう朝」師匠でしたが、高座前に振った賽子で演目を決めたため、トリには相応しくない「看板の一(ピン)」だったため会場の空気が凪いでいるのです。

 

 しかしそこは大看板の実力です、見る見るうちに観客を自分の噺の世界に引き込んでしまったのです。


 

 その芸風に魅了された「阿良川あかね」は、打ち上げの席でちょう朝師匠に本来の願い(泰全師匠に繋いでほしい)と違う『稽古をつけて欲しい』と言ってしまうのです。

 それを聞いた「三明亭からし」も稽古をつけて欲しいと言ったため、ちょう朝師匠は「丁半」で勝負して勝ったら稽古をつけることになりました。


 場の流れを読みきったからしと度胸だけの一本勝負のあかねは、イカサマをしかけたちょう朝師匠から勝ちを拾い稽古の約束を取り付けます。

 

 しかしそれには条件があり、来年2月に二ツ目昇進のお披露目がかかった弟子の「今昔亭朝がお」の勉強会で、会場の「らくご喫茶」を50人の満員札止めしろと言われるのです。

 

 前座だけの勉強会なので第一回の観客は朝がお兄さんの知り合いの4人のみ。

 

しかし手ごたえを感じ取ったあかねに対し、からしは厳しいことを言うのです。


 

 そんな折、阿良川四天王の一人「阿良川泰全」師匠のもとにちょう朝師匠が出向くのですが、泰全師匠はちょう朝師匠を拒絶するのです。


 かたくなな泰全師匠でしたが、「志の字んトコの嬢ちゃん(あかね)に会った」というと締め切った楽屋の扉を開くのです。


 

 そしてあかねが落語をきいてもらうためには、を考えてのアイディアはこれでした!w



 一方選考会を勝ち抜いた「阿良川ひかる」は、「阿良川魁生」や「阿良川遊全」に「阿良川こぐま」の出る「阿良川新風会」に出向くのです。


 

 遊全の高座のあとに舞台に立ったこぐまは、楽屋での姿と別人で他の出演者は圧倒されるのですが、さらに驚かせたのは演目です。



 それは古典落語からこぐまが掘り起こした「擬宝珠」(注:柳家喬太郎師匠が掘り起こしたネタです)で、選考会で審査員をやっていた「齊藤学問」先生も舌を巻きます。



 こぐまを見くびっていた遊全やひかるを見返しはしたのですが、やっぱりこの日の主役は…。

 

 

 そして朝がおの三回目の勉強会に出向いたのは「柏屋禄郎」兄さんで、客層や着ぐるみを来たあかねに驚きつつも、あかねの演目「狸札」に感心するのです。




 …といった内容です。

 

 また、あかねの兄弟子「阿良川ぐりこ」が上方(大阪)に出向き修行をやり直すといったエピソードもこの巻には描かれております。



 

 この第10巻「“陽”の芸」には第81席「大看板・今昔亭ちょう朝②」から第89席「狸の噺」の9話が収録されております。

 

 なおこの巻収録の話は全て過去の記事に書いていますので、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Aerosmith  Same Old Song And Dance

 

 Aerosmithの日本デビュー作「飛べ!エアロスミス」(Get Your Wings)の頭を飾るナンバーです。

 ’73年にレーベルから期待されて「野獣生誕」(Aerosmith)でデビューを果たすも、結果は期待通りにいかずに早くもレーベルからは契約を打ち切ろうか…という意見も出たそうです。

 そんな崖っぷちの彼らを救ったのは、”6人目のAerosmith”と呼ばれたプロデューサー「Jack Douglas」でした。

 彼でダメならAerosmithとの契約を打ち切る決意で送り込まれた Douglasは、メンバーとのミーティングで目指すべき目標を定めました。

 それは彼らのフェイバリット・バンドだった”故Jeff Beck在籍時”の「The Yardbirds」だったのです。

 ライブに強かったバンドの持ち味を生かすべく、ぜい肉をそぎ落とし無駄のない音作りをしたこの2ndアルバムは1年以上「Billboard 200」のチャートにランクインされ、バンドに自信をもたらしたのです。

 そして続く「闇夜のヘヴィ・ロック」(Toys In The Attic)が全米最高位11位を記録、彼ら初のプラチナムアルバムとなり彼らは大きな存在となっていったのです。

 

 

 

 今回ご紹介した最新の第10巻です!

 

 

 Aerosmithの栄光への足掛かりとなった2ndアルバムです。

 

 

 Aerosmithの歴史を知るには必見の書です!