じみぃべいつです。

 

 早くも2月、NPB各球団は「埼玉西武ライオンズ」を除きキャンプインしております。(西武は2月6日からキャンプインです)

 各チーム新戦力や各選手が開幕スタメン入りを目指し、各自しのぎを削っております。

 さて私の推し選手であるオリックスの「宮城大弥」投手も、「山本由伸」投手の抜けた穴を埋めるべくキャンプで汗を流しております。

 

 

 一人の力ではチームの優勝は無理なのですが、宮城投手は頼れるエースとなるようさらなる飛躍を遂げて欲しいと、今年こそ何かしらの投手タイトルを取って欲しいと願っております!

 

 

 

 そんな話題豊富なNPBのキャンプインの記事に負けないくらいワクワクさせる「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日2月5日に更新されていた、「第92席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では昨年12月25日発売の「4・5合併号」に掲載されていたものです。

 一か月以上の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かつて4人会の「選考会」でしのぎを削った「阿良川ぜんまい」兄さんが電話であかねに言ったのです、阿良川泰全」師匠からの推薦をもらうのは難しい、と。

 

 あかねの師匠の「志ぐま師匠」嫌いの「全生師匠」の弟子だし、四天王になってから“誰にも二ツ目の推薦を与えていない”からだと。

 

 

 そんな泰全師匠が出て行ったあと、今昔亭ちょう朝師匠が泰全師匠の印象を聞くのです。

 

 「めっちゃ怖かったです」との感想をいうあかねですが、あの泰全師匠の雰囲気が自分の師匠や兄さんたちと同じ匂いがしたとも。

 

 そして「他の誰でもない泰全師匠から推薦をもらいたいです」と。

 

 

 そんな見得を切るあかねに三明亭からしも朝がお兄さんもちゃちゃを入れるのですw

 

 

 そんなやりとりの後、ちょう朝師匠がからしとあかねに「噺の稽古を始めんぞ」と。

 

 

 

 そして二人の師匠に許可を得ているのを確認した後、からしには「看板の一(ピン)」を教えるというのです。

 

 あかねには「狸賽」を教えると。

 

 

 

 「狸賽」 ―  恩返しに来た狸を賽子に化けさせ博打で大勝ちを狙う動物系の前座噺

 

 

 

 そんなあかねは『どうぜ師匠から教わるなら』と思っていると、「“看板の一(ピン)”がよかった!てツラだな」とちょう朝師匠に心を読まれますw

 

 

 

 「“十八番(おはこ)”って知っているか?」

 

 蘭彩歌うらら師匠の廓噺のようなその落語家の“代名詞”となる演目

 

 「“必殺技”みてぇなもんだ

 

 

 ちょう朝師匠はあかねの“動物系”が得意なのと“丁半で見せた気性”が自分に似ていると、「嬢ちゃんなら俺の演り方がきっとハマる」と太鼓判を押すのです。

 

 

 あかねも自分の“十八番”(おはこ)になると、それはお前次第だと言われてがぜんやる気を見せるのです!

 

 

 

 動物園で狸を凝視したり賽子を手に取って目を瞑ってもイメージできるようにと、“芸を高める”工夫をするのです。

 

 

 「お茶汲み」の時と違い、得意な系統なので芸がどんどん馴染んでいくと自信を持ったあかね。

 

 

 

 ちょう朝師匠の前で狸賽を演じてみるのですが、

 

「お前…全ッ然俺に似てねぇじゃん」

 

と意外な感想が。

 

 

 高座の外ではぶっ飛んでるが落語になると真面目なあかねに、ちょう朝師匠は

 

 「まだ自分の実力の半分も出せてねぇぞ」

 

と言って発破をかけるのです。

 

 

 

 ところ変わって、泰全師匠に声をかける人が。

 

それは志ぐま師匠の兄弟弟子で、泰全師匠の師匠でもある「阿良川全生」師匠でした。

 

 

 朝がおのお披露目に師匠に無断でちょう朝師匠と出るのを軽く皮肉り、末席でも四天王だからと気味が悪いくらい泰全師匠を持ち上げます。

 

 

 後進(ぜんまいと遊全)がだらしがない、真打一人育てられない無能(志ぐま)の弟子に遅れを取って自分が劣っているみたいじゃないかと本心を見せるのです。

 

 

 そしてそのお披露目会の開口一番があかねで、泰全師匠からの推薦が狙いだろうからと、

 

 「何があっても志ぐまの弟子に推薦を出すな」

 

 

とそのお披露目会のチラシを床にわざと落とすのです。

 

 お灸をすえるといった後、こう念を押すのです。

 

 

 「コレ師匠命令 絶対だから」

 

 

 

 久しぶりに出てきた阿良川ぜんまいですが、あかねには一目置いている様子ですね。

 全生師匠が志ぐま師匠を嫌っているからと、あかねに推薦が出せないことを気の毒がっていましたからね。

 そんな全生師匠の弟子だった泰全師匠ですが、ちょう朝師匠のみならず父志ん太とも交流があったのだけでなく、直接会った印象で認めてもらって推薦をもらいたいとあかねは思ったのですね。

 さて、あかねの印象に残ったちょう朝師匠の演目「看板の一(ピン)」はからしに取られてしまいましたが、「狸賽」を教えてもらえる様子ですね。

 しかも「十八番(おはこ)」になるかもしれないと。

 …まあ、前途多難みたいですが簡単では面白くはないですからねw

 それでも最後には私もショックを受けました、まさか全生師匠がこんな力技を使って圧力をかけてくるとは思いませんでした。

 まったく、安心して読める展開ではないですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Rainbow  I Surrender

 

 

 全生師匠の登場した第1巻です。

 

 ぜんまいの登場した選考会収録の第7巻です。

 

 ちょう朝師匠が弥栄亭にやってきた第9巻です。

 

 「看板の一(ピン)」が収録されるだろう第10巻は3月4日発売予定です。

 

 

 Joe Lynn Turnerの名を知らしめたRainbowのアルバムです。