じみぃべいつです。

 

 更新しなかったこの二週間の間に、NPB(特にパ・リーグ)に関してネガティブなニュースが結構私の耳に入ってきました。

 あのロッテの「佐々木朗希」投手はまだMLB挑戦を諦めていないのか、球団との日程が合わないのかいまだ今期の契約更改の合意に至ってはいません。

 前DeNAの「今永昇太」投手は「鈴木誠也」選手の在籍する「シカゴ・カブス」と大型契約を締結しましたが、前日本ハムの「上沢直之」投手はなんと!「タンパベイ・レイズ」とまさかのマイナー契約を結びました。

 このため現段階での日本ハムへの譲渡金は僅か92万円程度とのことで、これには私も呆れてしまいました。

 …しかし何といっても一番のネガティブなニュースは、「山川穂高」選手のFAに関する人的補償のゴタゴタでしょう!

 私もこの件に関しては多くは語りたくはないというか、口にもしたくない後味の悪さです。

 ちなみにこの件に関して、今年の「野球殿堂」に元中日の「岩瀬仁紀」投手が選ばれなかったというのは、まるっきり無関係とはいえないと、とばっちりを受けたなと思う所存です。

 

 

 

 

 

 …そうはいってもキャンプまであと10日を切り、徐々に新シーズンへの期待が膨らんできてはいます。

 こんなネガティブな出来事を吹き飛ばすような新シーズンで在ってほしいと、今から期待しております!

 

 

 そんな期待に胸膨らむNPBやMLBに負けないくらいワクワクする「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日1月22日に更新されていた、「第90席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では昨年12月11日発売の「2号」に掲載されていたものです。

 一か月以上の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今昔亭朝がおの回想です。

 

 りゑんを殴った一件で前座見習いから修行をやり直す羽目になり、同期や後輩に追い抜かれていった。

 

 下からは恐れられて距離を置かれたから、昔の様に仲間とつるんで風を切って走る日々はもう来ない、と。

 

 

 

 阿良川あかねの高座はバカ受け、それを見た三明亭からしは「分かり易いヤツ」と吐き捨てますが、朝がお兄さんは4回目にしての「満員札止め」に喜ぶのです。

 

 からしに礼を述べようとするのですが、意外とシャイな朝がお兄さんはお礼の言葉が出ません。

 

 

 高座に集中した方がいい、「主役だからって立てる気ないんで」と、からしは自分が師事する「三明亭円相」師匠の芸譲りの“深さ”を表現するのです。

 

 

 “本寸法” 

 

 ― 古典正統派の高座を魅せるからしに、大学時代の改作しまくっていた面影はありません。

 

 

 

 それを観て手ごたえを感じたあかねは、「次は100人入るトコでやりましょう」と朝がお兄さんに言って怒られますが、「もっともっといけるでしょ!!」と意に介しません。

 

 

 そんな二人に押されるように、“主役は俺だ!”とばかりに朝がお兄さんは演目「反対車」をノリノリで演じるのです。

 

 

 「えー昔はタクシー代わりに人力車が用いられていたようで」

 

 「反対車」


  ― 上野まで急いで行きたい男は、人力車に乗ることにした

 

 

 男に「速いか?」と聞かれた車屋がその速さを見せ付けるのですが、

 

 

 「…いや」

 

 「まだ乗ってねぇぞ!! 車屋ァ!!」

 

 

 

 爆笑するあかねと、「ヤンキー×スピード狂…合わねぇ訳ねぇわな」と朝がお兄さんと演目の組み合わせに感心するからし。

 

 

 舞台上の朝がお兄さんは、師匠「今昔亭ちょう朝」に「勉強会」を開くように言われたことを思い出すのです。

 

 

 最低二人は前座仲間を誘えと言われ、人選は任せるが“お前を慕うヤツ”“仕事ができるヤツ”と条件を付けられます。

 

 「俺は一人でも」という朝がおに、ちょう朝師匠は「仲間がいるのは存外悪くない」と言い含めます。

 

 

 

 …そして朝がおはその師匠の言葉の意味が分かるのです、「確かに、この風は心地いい」と。

 

 

 

 勉強会終了後朝がお兄さんはあかねに声を掛けます。

 

 それは朝顔兄さんの「二ツ目披露興行」の開口一番を、あかねに頼みたいということでした。

 

 

 それには朝がお兄さんの師匠ちょう朝師匠だけでなく、阿良川一門で現在唯一二ツ目昇進の推薦が貰える可能性のある「阿良川泰全」師匠も出演するのです。

 

 

 朝がお兄さんは世話になったからと言いますが、逆にあかねは楽屋入りした時からよくしてもらうばっかりでと、「兄さんの大事な会」の重圧を感じるのです。

 

 

 しかし朝がお兄さんは、「俺がお前に頼みてぇと思った、それだけだ」と言い切り、「自信がないのか?」と発破をかけるのです。

 

 

 それを受けたあかねは、「兄さんの大一番!!」「バッチリ盛り上げてみせます!!」と上気した顔で言い切るのです!

 

 

 

 …順風満帆、といった感じでしょうか?

 朝がお兄さんも昔の熱い気持ちを取り戻し、からしも”古典落語の権化”「三明亭円相」師匠の型を忠実に再現しての芸の深みを磨いている様子です。

 そしてあかねも念願かなっての朝がお兄さんのお披露目会の開口一番を任され、あの「阿良川泰全」師匠と同じ舞台に立てるのですからね!

 ただ、あまりにも上手く事が運びすぎていますよね?

 私が再三”俺Tueeeeeeeeeeeeeee!”臭が強いと述べていますが、今の若い読者にはこれが受けるのでしょうかね?

 それとも、”今はうまくいっているけれどここで試練が!?” …なんて展開になったりするのでしょうかね?

 今後の展開に目が離せなくなります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Deep  Purple  Speed King

 

 

 

 

 厳しくもあった朝がお兄さんの初登場の第4巻です。

 

 

 今昔亭ちょう朝師匠とあかねの邂逅、第9巻です。

 

 

 第10巻も発売が決まりました、3月4日発売予定です!

 

 

 Deep Purple黄金期の第2期が誇る名盤です!