じみぃべいつです。

 

 2024年初のブログですので、「あけましておめでとうございます!」と元気よくいきたかったのですが、そんな気分にはなれませんでした。

 元日早々の「能登半島地震」に翌日の「海保機と日航機の衝突炎上事故」と、気分の落ち込む出来事が続いてしまいましたので。

 特に前者は’11年の「3.11」(東日本大震災)を私は思い出してしまったのです。

 そうはいっても実際に被災された方々や救援に尽力されている方々の奮闘ぶりに、私も気を取り直して自分の今できることを頑張ろうと思いなおして、何とか立ち直れました。

 …改めて「能登半島地震」により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 暗い気分で始まった新年のうっ憤を吹き飛ばすためにも、駄文ではありますが記事を書かせていただきます。


 

 昨年から続く「あかね噺」のマンガアプリ「ゼブラック」で本日1月8日に更新されていた、「第89席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では昨年12月4日発売の「1号」に掲載されていたものです。

 約一か月の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 神保町駅の前で「柏屋禄郎」兄さんを迎えに来たのは「今昔亭朝がお」です。

 

 勉強会を観に来てくれるので、迎えに来たとは義理堅いですね。

 

 …そんな禄郎兄さんは「今昔亭ちょう朝」師匠の出した条件が無茶過ぎると呆れるのです。

 

 

 しかし「らくご喫茶」の客席を覗いて驚くのです、30人以上客が入り、しかも女子供が多くて客層が若すぎると。

 

 『コレは一体?』と思っていると、舞台に現れたのは「阿良川あかね」扮する「たぬ権」(狸の着ぐるみ)。

 

 「たぬ権ー」

 「たぬきだー」

 「かわいー」

 

 の声に戸惑う禄郎兄さんに、事の経緯を説明する朝がお。

 

 「集客に徹して舵を切った訳だ」と納得しかける禄郎兄さんに「それだけじゃない」と朝がお。

 

 

 舞台上では落語の「動物系」の説明をあかねがしています。

 

 そして始まる演目は「狸札」 ― 八五郎が助けた狸がお礼にやって来た、化ける狸の恩返し。

 

 

 「気持ちだけで嬉しいよ」という八五郎に対し、狸は

 

 「狸仲間から小言を言われちまう、アイツは受けた恩を返さない」

 

 「まるで人間みてぇなヤローだって!!」

 

 「ヒデェ言いようだなオイ!!」

 

 どっと歓声が沸く客席。

 

 

 禄郎は『動物系のイメージはなかったが』と思いながらも、熱演するあかねを観て『想像以上に』ハマっていると感心するのです。

 

 りゑんと揉めたはねっかえりのあの前座が、この前の「お茶汲み」等を経てここまで来たか、と。

 

 「そりゃ似合うか、アイツ狸っぽいし」

 

そういう禄郎兄さんの言葉に戸惑う朝がお、

 

 「よく“化ける”」

 

とは流石噺家、上手いことを言いますw

 

 

 

 高座後禄郎に挨拶するあかね、「兄弟子たちに負けられない」「私も早く追いつかないと」と話すのですが、「そーいうのは俺に勝ち越してから言えや」と「三明亭からし」にツッコまれるのですw

 

それはアンケートのことで、前回(第2回)はからしが勝って今回はあかねが勝った様子です。

 

 二人は言い争いをするので、座長の朝がおが一喝するのですが、そんな彼は二人が「いい刺激です」と認めている様子です。

 

 

 そんな朝がおに禄郎兄さん、“二ツ目御披露目のブッキング”の話題になります。

 

 ー「落語界の注目を一身に集める会になる」

 

そんな台詞を吐いた後、「手伝えることがあったら言ってくれ」と朝がおの肩をポンっと叩き、禄郎兄さんは「開口一番を誰に頼むか決めたのか?」と聞くのです。

 

 「今決めてるトコロです」

 

その言葉を言う朝がおの後ろには、からしとあかねの姿が。

 

 

 ところ変わって喫煙所で注文を受ける男に、話しかけるのは同僚でしょうね。

 

「聞いたぞ、年明けには東京本社に戻るんだって?」

 

単身赴任生活からおさらばでも、「なにも年始になぁ」という同僚に

 

「いやいやむしろちょうどいいです」

 

…その男の名は「桜咲徹」、昔の芸名は「阿良川志ん太」で、スマホにはあの「今昔亭ちょう朝」から着信が来たところなのです。

 

 

 

 

 あかねが示した「らくご動物園」ですが、マンガだから 上手くいったみたいですね。

 ちなみにどんな宣伝をしたのかが私は気になるのですが、そこは端折られていますねw

 …まあ、マンガ的にそこを観たい読者はそうそういないでしょうけどねw

 

 また「麒麟児」こと「柏屋禄郎」が出てきましたね。

 実力だけでなく人望もあるのですね、まあ例のりゑんとの一件で朝がおに対してこう言っていましたしね。

 (第5巻 第36席「扇子一本分」より)

 

 さて、着々と進みつつある「朝がお」の”二ツ目御披露目”ですが、気になる台詞を禄郎は言っていますね。

 ー「落語界の注目を一身に集める会になる」

ハードルが上がりますがどんな会になろうとしているのでしょうか?

 

 そして「開口一番」はからしとあかねのどちらかになると思うのですが、どうなるのでしょうか?

 

 また久しぶりに登場した「志ん太」こと朱音の父「桜咲徹」ですが、東京に戻ってくる様子ですね。

しかも「今昔亭ちょう朝」師匠からの着信アリですから、今後の展開にどう絡むのか?

 

 本当に、期待しかありません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Star Fleet Project   Star Fleet

 

 

 「阿良川志ん太」こと朱音の父「桜咲徹」が今の会社に勤めた第1巻です。

 

 

 「今昔亭朝がお」初登場の第4巻です。

 

 

 ”麒麟児”「柏屋禄郎」兄さん初登場の第5巻です。

 

 

 「今昔亭ちょう朝」師匠とあかねの邂逅が描かれた最新第9巻です。

 

 

 故Eddie Van Halenも参加している「Star Fleet Project」です。